ソラニジン
ソラニジン (solanidine) は、主にジャガイモの表皮や芽、ホオズキなどに含まれるステロイドアルカロイドの一種で、配糖体のソラニンのアグリコンである。ソラニンを加水分解すると、グルコース、ガラクトース、ラムノースとともに得られる。分子式は C27H43NO、分子量 397.64、CAS登録番号は80-78-4。
ソラニジン | |
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ソラニダ-5-エン-3β-オール | |
別称 ソラツビン、solatubine | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 80-78-4 |
PubChem | 65727 |
日化辞番号 | J4.255B |
EC番号 | 2013095 |
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特性 | |
化学式 | C27H43NO |
モル質量 | 397.64 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
構造
編集母核にステロイド骨格を持ち、分子中に窒素原子を含む。この窒素原子は、コレステロール分子にアンモニアが二次的に取り込まれたものと考えられている。
出典
編集- 『生化学辞典 第4版』東京化学同人、2007年 ISBN 9784807906703
関連項目
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