サチノスイーティー

サチノスイーティー
	2008年10月25日京都競馬場
欧字表記	Sachino Sweetie
品種	サラブレッド
性別	牝
毛色	鹿毛
生誕	2003年4月4日（21歳）
登録日	2005年4月14日
抹消日	2010年3月10日（JRA）; 2010年12月7日（NAR）
父	カリスタグローリ
母	ペルファヴォーレ
母の父	アフリート
生国	日本（北海道門別町）
生産者	信育成牧場
馬主	佐藤幸彦
調教師	平井雄二（美浦）; →中尾正（栗東）; →畠山吉宏（美浦）; →宇都宮徳一（荒尾）;
競走成績
生涯成績	29戦6勝
獲得賞金	1億5764万8000円
勝ち鞍
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サチノスイーティー（欧字名:Sachino Sweetie、2003年 4月4日 - ）は、日本の競走馬、繁殖牝馬^[1]。主な勝ち鞍に2006年のアイビスサマーダッシュ。

馬名の意味は、冠名＋果物のスウィーティーより。

経歴

2005年10月にデビューし、阪神ジュベナイルフィリーズへの出走もしたが、その後は距離適性から桜花賞などの牝馬クラシック戦線には向かわず1200mのレースを主体にレースを使われ、2006年には現役前半の主戦騎手を務めた鈴来直人を背にアイビスサマーダッシュにて重賞勝利を挙げる。

この勝利はサチノスイーティー自身にとって初のオープン・重賞勝ちである他、騎乗した鈴来直人・生産者の信育成牧場にとっても初のオープン・重賞勝ち、さらに同馬を管理する調教師の平井雄二にとって、1987年の菊花賞（サクラスターオー）以来となる19年ぶりの重賞勝ち、カリスタグローリの産駒初の中央重賞勝ちと記録ずくめの1勝となった。

重賞ウィナーに名を連ねた同馬はそのままサマースプリントシリーズに参戦となるも、北九州記念・セントウルステークス両レース共に着外と内容を残せず同シリーズ3位という結果に終わっている。

古馬となった2007年、勝ち鞍はオープン特別1勝を加えるにとどまるもガーネットステークス・シルクロードステークス5着など芝・ダート双方の重賞にて勝てないながらも入着を確保し続ける堅実駆けを見せ、連覇を狙ったアイビスサマーダッシュ5着後に放牧休養へと入る。

休養中の2007年9月にオーナーの都合により栗東・中尾正厩舎へと転厩、関西馬として3走したのち同調教師の定年に伴い美浦・畠山吉宏厩舎に再転厩となったが両厩舎管理馬として勝ち鞍を挙げるには至らず2010年3月10日付けでJRA競走馬登録を抹消し公営・荒尾競馬へ移籍^[2]、荒尾･佐賀で4戦1勝という成績を残し2010年12月に現役を引退した。

引退後

引退後は競優牧場で繁殖牝馬となる。のちに笠松牧場へ移動している。

競走成績

年月日			競馬場	競走名	格	頭数	オッズ（人気）		着順	騎手	斤量	距離（馬場）	タイム（上り3F）	時計差	勝ち馬/（2着馬）
2005	10.	1	中山	2歳新馬		16	100.2	（13人）	04着	鈴来直人	54	ダ1200m（良）	1:15.0 (39.9)	0.7	フィールドオアシス
	10.	22	福島	2歳未勝利		12	3.7	0（1人）	01着	中舘英二	54	ダ1150m（良）	1:09.6 (38.1)	-0.4	（トップディアマンテ）
	11.	12	東京	2歳500万下		12	35.5	0（8人）	04着	鈴来直人	54	ダ1300m（良）	1:20.8 (38.6)	1.5	タガノエクリプス
	12.	4	阪神	阪神JF	GI	18	197.6	（17人）	13着	中舘英二	54	芝1600m（良）	1:38.5 (37.8)	1.2	テイエムプリキュア
2006	2.	18	東京	3歳500万下		16	38.2	0（9人）	06着	鈴来直人	54	ダ1400m（良）	1:27.4 (37.7)	0.7	ヤマタケゴールデン
	3.	11	中山	3歳500万下		16	11.9	0（4人）	03着	鈴来直人	54	ダ1200m（良）	1:13.5 (38.1)	1.1	ブラックシャドウ
	3.	26	中山	3歳500万下		14	21.1	0（6人）	02着	鈴来直人	54	芝1200m（良）	1:10.0 (35.2)	0.2	スピンオフ
	4.	15	中山	桜草特別	500万下	7	7.7	0（4人）	01着	鈴来直人	54	芝1200m（良）	1:09.2 (35.4)	-0.2	（クリムゾンルージュ）
	7.	2	福島	白河特別	1000万下	15	22.6	0（8人）	01着	吉田隼人	52	芝1200m（重）	1:11.0 (36.4)	-0.2	（ジョイントスターズ）
	7.	16	新潟	アイビスSD	GIII	16	16.9	0（7人）	01着	鈴来直人	51	芝1000m（良）	0:55.7 (33.7)	-0.5	（マリンフェスタ）
	8.	13	小倉	北九州記念	GIII	14	7.0	0（3人）	13着	鈴来直人	52	芝1200m（良）	1:09.1 (36.2)	1.1	コスモフォーチュン
	9.	10	阪神	セントウルS	GII	18	18.6	0（9人）	06着	鈴来直人	53	芝1200m（稍）	1:09.4 (35.1)	0.8	シーイズトウショウ
	12.	24	中京	尾張S	OP	16	27.2	0（9人）	03着	芹沢純一	52	芝1200m（良）	1:08.1 (34.6)	0.1	スピニングノアール
2007	1.	7	中山	ガーネットS	GIII	16	20.5	0（7人）	05着	村田一誠	52	ダ1200m（不）	1:10.4 (37.2)	0.4	スリーアベニュー
	2.	4	京都	シルクロードS	GIII	16	10.7	0（6人）	05着	吉田隼人	52	芝1200m（良）	1:08.1 (34.1)	0.3	エムオーウイナー
	3.	3	中山	オーシャンS	JpnIII	16	25.5	（10人）	02着	吉田隼人	55	芝1200m（良）	1:08.3 (34.5)	0.1	アイルラヴァゲイン
	3.	25	中京	高松宮記念	GI	18	22.5	0（9人）	14着	吉田隼人	55	芝1200m（重）	1:10.1 (35.9)	1.2	スズカフェニックス
	4.	14	中山	京葉S	OP	14	13.7	0（6人）	01着	吉田豊	53	芝1200m（重）	1:10.1 (36.8)	-0.3	（ニシノコンサフォス）
	5.	3	名古屋	かきつばた記念	JpnIII	11	-	0（3人）	02着	吉田豊	55	ダ1400m（良）	1:28.1 (39.3)	0.3	メイショウバトラー
	7.	15	新潟	アイビスSD	JpnIII	18	7.0	0（4人）	05着	吉田豊	54	芝1000m（重）	0:55.4 (33.6)	0.3	サンアディユ
2008	9.	27	阪神	エニフS	OP	16	13.4	0（6人）	02着	秋山真一郎	54	ダ1400m（良）	1:23.6 (37.6)	0.1	アイスドール
	10.	25	京都	室町S	OP	16	4.5	0（2人）	05着	秋山真一郎	54	ダ1200m（稍）	1:10.4 (36.6)	0.3	カルナバリート
	11.	8	京都	京洛S	OP	18	8.7	0（4人）	10着	秋山真一郎	54	芝1200m（稍）	1:08.4 (34.5)	0.6	スプリングソング
2009	6.	28	福島	バーデンバーデンC	OP	16	12.2	0（8人）	12着	柴山雄一	54	芝1200m（良）	1:09.5 (35.8)	0.8	シャウトライン
	7.	19	新潟	アイビスSD	GIII	18	28.3	（11人）	17着	吉田豊	54	芝1000m（重）	0:58.0 (35.9)	1.8	カノヤザクラ
2010	6.	4	荒尾	らくのうマザーズ特別		9	1.7	0（1人）	01着	杉村一樹	54	ダ1500m（良)	1:36.6 (38.8)	-0.3	セントバニヤン
	10.	8	荒尾	有明海特別		9	2.7	0（2人）	08着	吉田隆二	54	ダ1500m（稍)	1:39.2 (42.1)	2.7	ペプチドジャスパー
	10.	29	荒尾	荒尾スプリント		10	2.1	0（1人）	05着	吉田隆二	54	ダ950m（良)	0:59.8 (37.7)	1.1	ギオンゴールド
	12.	5	佐賀	佐賀スプリント		10	6.6	0（3人）	02着	吉田隆二	54	ダ900m（稍)	0:53.2 (35.3)	0.6	セントバニヤン

繁殖成績


	生年	馬名	性	毛色	父	馬主	厩舎	戦績
初仔	2012年	アーススカイ	牡	鹿毛	リンカーン	松山増男	栗東・加藤敬二 →北海道・岡島玉一 →浦和・小林真治 →浦和・小澤宏次 →大井・市村誠 →美浦・根本康広 →北海道・岡島玉一	119戦11勝（現役）
2番仔	2013年	エレガントビーナス	牝	鹿毛	ダノンシャンティ	澤田新吾 →松永要一	美浦・小桧山悟 →北海道・小国博行 →北海道・佐久間雅貴	32戦1勝（引退・繁殖）
3番仔	2015年	シトリカ	牝	鹿毛	ヨハネスブルグ	水上行雄	栗東・牧浦充徳 →栗東・今野貞一	12戦1勝（引退・繁殖）
4番仔	2016年	コンカラー	牡	鹿毛	ネオユニヴァース	江口雄一郎 →奥正之	栗東・石坂正 →栗東・石坂公一 →佐賀・中川竜馬	50戦8勝（現役）
5番仔	2017年	ペイダート	牡	栗毛	ディープスカイ	水上行雄	栗東・石坂正 →西脇・高馬元紘	16戦2勝（引退）
6番仔	2018年	ティーストーク	牝	栗毛	ジャスタウェイ		栗東・安達昭夫 →川崎・佐々木仁	26戦6勝（現役）
7番仔	2019年	ライトモティーフ	牡	黒鹿毛	ミッキーアイル		美浦・萩原清 →北海道・小野望	11戦2勝（引退）
8番仔	2021年	ベルウッドワン	牡	鹿毛	キンシャサノキセキ	鈴木照雄	美浦・中舘英二	9戦1勝（現役）
9番仔	2022年	サチノスイーティーの2022	牡	鹿毛	ドレフォン			（デビュー前）
10番仔	2024年	サチノスイーティーの2024	牡	鹿毛	サトノアラジン

2024年10月7日現在

血統表

サチノスイーティーの血統ネヴァーベンド系 / Nasrullah4×5=9.38% (父内)			（血統表の出典）
父カリスタグローリ 1988 鹿毛	父の父 *ブレイヴェストローマン Bravest Roman 1972 鹿毛	Never Bend	Nasrullah
			Lalun
		Roman Song	Roman
			Quiz Song
	父の母ロッチテスコ 1975 鹿毛	*テスコボーイ Tesco Boy	Princely Gift
			Suncourt
		スターロツチ	*ハロウェー
			コロナ
母ペルファヴォーレ 1997 栃栗毛	母の父 *アフリート Afleet 1984 栗毛	Mr. Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		Polite Lady	Venetian Jester
			Friendly Ways
	母の母コンアモール 1992 栗毛	*アサティス Assatis	Topsider
			Secret Asset
		ブロケード	*イエローゴッド
			マリンエクスプレス F-No.7-c

曾祖母（母の母の母）ブロケードは1981年の桜花賞馬。さらに牝系を遡ると、小岩井農場の基礎輸入牝馬の一頭であるアストニシメントにたどり着く。
半弟のナニハトモアレ（2006年生、父・ブラックホーク）は2010年マーチステークス2着、アンタレスステークス2着の実績を挙げている。
姪に2023年のエーデルワイス賞を制したモズミギカタアガリがいる。

脚注

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o “サチノスイーティー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月7日閲覧。
^ サチノスイーティー荒尾競馬へ移籍

外部リンク

競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
サチノスイーティー - 競走馬のふるさと案内所

[jbis-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o “サチノスイーティー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月7日閲覧。

[2] サチノスイーティー荒尾競馬へ移籍

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