キャリー』(英語: Carrie)は、2013年アメリカ合衆国ホラー映画である。スティーヴン・キングの1974年の同名の小説を原作としており、その3度目の映画化にしてそのリブート作品[4]である。

キャリー
Carrie
監督 キンバリー・ピアース
脚本 ロバート・アギーレ=サカサ英語版
ローレンス・D・コーエン英語版
原作 スティーヴン・キング
製作 ケヴィン・ミッシャー英語版
製作総指揮 J・マイルズ・デイル
出演者 クロエ・グレース・モレッツ
ジュリアン・ムーア
ジュディ・グリア
ポーシャ・ダブルデイ
アレックス・ラッセル
ガブリエラ・ワイルド
アンセル・エルゴート
音楽 マルコ・ベルトラミ
撮影 スティーヴ・イェドリン
編集 リー・パーシー
ナンシー・リチャードソン
配給 アメリカ合衆国の旗 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー/スクリーン ジェムズ
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年10月18日
日本の旗 2013年11月8日
上映時間 99分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $30,000,000[2]
興行収入 日本の旗 $84,790,678[2]
2億5200万円[3]
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キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
キャリー・ホワイト英語版 クロエ・グレース・モレッツ 潘めぐみ[5]
マーガレット・ホワイト英語版 ジュリアン・ムーア 潘恵子[5]
リタ・デジャルダン先生英語版 ジュディ・グリア 弓場沙織
クリス・ハーゲンセン ポーシャ・ダブルデイ 田村睦心
スー・スネル英語版 ガブリエラ・ワイルド 早見沙織
トミー・ロス アンセル・エルゴート 細谷佳正
ビリー・ノーラン アレックス・ラッセル 安元洋貴
ヘンリー・モートン校長 バリー・シャバカ・ヘンリー 石丸博也
ティナ・ブレイク ゾーイ・ベルキン 御沓優子
ヘザー サマンサ・ワインスタイン英語版 小林未沙
ニッキ カリッサ・ストレイン英語版 寿美菜子
リジー ケイティー・ストレイン英語版
ジョン デレク・マクグラス 森功至
ケニー・ガーソン カイル・マック 烏丸祐一
ジャッキー・タルボット マックス・トンプソン 小林親弘
エレノア・スネル シンシア・プレストン 入江純
エドウィン・ウルマン先生 ジェファーソン・ブラウン 後藤ヒロキ
ジョージ・ドーソン デメトリウス・ジョイッテ英語版 北村謙次
エリカ・ゴーガン モーナ・トラーレ英語版 合田絵利
アーニー・ピーターソン フィリップ・ノズカ 近藤浩徳

製作

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2011年5月、『キャリー』の新作映画を作ることが公式に発表された[6]。MGMとスクリーン・ジェムズは『Spider-Man: Turn Off the Dark』の脚本家のロバート・アギーレ=サカサ英語版を雇った。アギーレ=サカサは2008年にキングの『ザ・スタンド』のコミック版の脚本も執筆していた。

監督には『ボーイズ・ドント・クライ』のキンバリー・ピアースが起用された[7]

キャリー・ホワイト役にはリンジー・ローハンの名が挙がっていたが[8][9]、2012年3月、クロエ・グレース・モレッツにオファーされた[10]。モレッツと並んでジュリアン・ムーアがキャリーの母親のマーガレット・ホワイトに決まり、ガブリエラ・ワイルドがスー・スネルを務める[11]アレックス・ラッセルブロードウェイ俳優のアンセル・エルゴートもまた主要キャストを担う[12]ジュディ・グリアは体育教師のリタ・デジャルダンを演じる[13]

公開

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ソニー・ピクチャーズは2012年10月13日にニューヨーク・コミコンで「ファースト・ルック」イベントを開催した。そこでは、キャストとスタッフ数人によるパネルセッションが行われた[14]

アメリカ合衆国での公開は2013年3月15日を予定していたが[15]、10月18日に延期された[16]

批評家の反応

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本作に対する賛否は分かれた。映画批評サイトRotten Tomatoesには、2013年10月18日現在で、51件のレビューがあり、批評家支持率は51%、平均点は10点満点中5.4点となっている[17]。また、Metacriticには23件のレビューがあり、加重平均値は53/100となっている[18]

『ニューズデイ』のレイファー・ガズマンは「ブライアン・デ・パルマ監督版の素晴らしい演出を焼き直しただけの映画だ。」と批判した[19]

その一方、『サンフランシスコ・クロニクル』のミック・ラッサールは「新鮮さはないものの、大いに満足できる映画となっている。」と評した[20]

日本の映画雑誌『映画秘宝』が発表した2013年度の映画に対するワーストランキング「HIHOはくさいアワード」では、5位の評価だった[21]

参考文献

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  1. ^ CARRIE (15)”. Columbia Pictures. British Board of Film Classification (October 14, 2013). October 14, 2013閲覧。
  2. ^ a b Carrie”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年10月20日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報」2014年2月下旬決算特別号 208頁
  4. ^ 日本在住経験アリ!『キャリー』リブート版監督が明かすデ・パルマ版との違い - シネマトゥデイ
  5. ^ a b クロエ・モレッツ『キャリー』声優に潘恵子&潘めぐみ ハリウッド映画で親子初共演!”. シネマトゥデイ. 2013年10月11日閲覧。
  6. ^ Kit, Borys (May 19, 2011). “MGM, Screen Gems Team for 'Carrie' Remake”. The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/mgm-screen-gems-team-carrie-190369 
  7. ^ Fleming, Mike (January 4, 2012). “MGM/Screen Gems Eye Kimberly Peirce To Direct Remake Of Stephen King’s ‘Carrie’”. Deadline.com. March 29, 2012閲覧。
  8. ^ Labrecque, Jeff (May 20, 2011). “Stephen King sounds off on new 'Carrie' remake -- EXCLUSIVE”. ew.com. Entertainment Weekly. 2012年11月13日閲覧。
  9. ^ “LiLo in 'Carrie' remake? Sissy Spacek can see it”. CNN. (July 12, 2011). https://marquee.blogs.cnn.com/2011/07/12/lilo-in-carrie-remake-sissy-spacek-can-see-it/ 
  10. ^ Fleming, Mike (March 27, 2012). “MGM Formally Offers Lead Remake Of Stephen King’s ‘Carrie’ To Chloe Moretz”. Deadline.com. 29 March 2012閲覧。
  11. ^ Julianne Moore And Gabriella Wilde Board Carrie Remake”. CinemaBlend.com (2012年5月14日). 2012年8月19日閲覧。
  12. ^ “Chronicle” star Alex Russell and Broadway actor Ansel Elgort join “Carrie” remake opposite Chloe Moretz”. Up and Comers. 2012年8月19日閲覧。
  13. ^ Leave her alone! Judy Greer and Portia Doubleday row over the telekinetic Carrie as filming continues on the horror film remake”. The Daily Telegraph (2012年6月30日). 2012年8月27日閲覧。
  14. ^ Sony to Debut First Looks at Carrie and Evil Dead at NYCC”. ComingSoon. 2012年11月13日閲覧。
  15. ^ Sitterson, Aubrey (April 13, 2012). ““Carrie” remake gets Spring 2013 release date”. IFC. July 30, 2012閲覧。
  16. ^ 澤田理沙 (2013年1月5日). “クロエ・グレース・モレッツの『キャリー』 公開が7か月延期に”. シネマトゥデイ. 2013年2月28日閲覧。
  17. ^ Carrie (2013)”. 2013年10月18日閲覧。
  18. ^ Carrie”. 2013年10月18日閲覧。
  19. ^ 'Carrie' review: Remake more of a lackluster repeat”. Newsday. 2013年10月18日閲覧。
  20. ^ 'Carrie' review: less searing than the original”. 2013年10月18日閲覧。
  21. ^ 『映画秘宝』2014年3月号、および2013年最もガッカリしたトホホなダメ映画が決定!映画秘宝はくさいアワード発表!(2014年1月21日)、シネマトゥデイ、2014年1月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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