オオノ開發株式会社(オオノかいはつ)は、愛媛県松山市北梅本町に本社を置く企業。主要事業である産業廃棄物処理の他、温泉ホテルモータースポーツ活動なども手がける。

オオノ開發株式会社
OONO DEVELOPMENT CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
791-0242
愛媛県松山市北梅本町甲184番地
北緯33度48分23.1秒 東経132度50分54.1秒 / 北緯33.806417度 東経132.848361度 / 33.806417; 132.848361座標: 北緯33度48分23.1秒 東経132度50分54.1秒 / 北緯33.806417度 東経132.848361度 / 33.806417; 132.848361
設立 1973年
業種 建設業
法人番号 7500001001080 ウィキデータを編集
事業内容
  • 土木工事解体工事の請負・施工
  • 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の収集運搬
  • 一般廃棄物の収集運搬・中間処分・最終処分など
代表者 代表取締役 大野照旺
資本金 70,000千円
売上高 152億16百万円(2018年8月期)
営業利益 4,419百万円(2018年8月期)
経常利益 4,565百万円(2018年8月期)
純利益 2,792百万円(2018年8月期)
純資産 15,197百万円(2018年8月期)
総資産 42,076百万円(2018年8月期)
従業員数 530名(2020年4月現在)
決算期 8月
外部リンク https://www.ohno-as.jp/
テンプレートを表示

事業所

編集
  • 本社 - 愛媛県松山市北梅本町甲184番地
  • 東京支店 - 東京都千代田区丸の内東京都千代田区丸の内1丁目6番1号 丸の内センタービルディング4F
  • 名古屋支店 - 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目6番17号 名古屋ビルディング13F 1301
  • 大阪支店 - 大阪府大阪市中央区南本町3丁目6-6 船場エコービル2F
  • 九州支店 - 福岡市博多区店屋町8番17号 いちご博多明治通りビル3F 303
  • 水泥事務所 - 愛媛県松山市水泥町1282番地1
  • 東予営業所 - 愛媛県新居浜市船木甲2203番地4
  • 太山寺事務所 - 愛媛県松山市太山寺町1574番地1
  • POPs対策事業部 - 愛媛県松山市北梅本町甲184番地
  • フレップとうおん(東温事業所) - 愛媛県東温市河之内乙825番地3
  • フレップ知多(知多事業所) - 愛知県知多市北浜町11番地1
  • オオノ・ラボ(環境科学研究センター) - 愛媛県東温市河之内乙858番地2
  • 培土事業所 - 愛媛県西条市楠甲846番地1
  • 今治事務所 - 愛媛県今治市天保山町6丁目7番地2
  • 大洲残土処理場 - 愛媛県大洲市高山字ベッソウ甲1038
  • たかのこのホテル - 愛媛県松山市鷹子町737番地2
  • たかのこの湯(鷹の子温泉) - 愛媛県松山市鷹子町736番地4
  • 媛彦温泉 - 愛媛県松山市畑寺3丁目4番5号
  • マテラの森 - 愛媛県松山市水泥町1263番地1

沿革

編集
  • 1966年8月 - 大野照旺によって創業。
  • 1973年11月 - 「大野開発株式会社」に改組。
  • 1975年3月 - 建設業許可。
  • 1980年
    • 2月 - 「オオノ開發株式会社」に商号変更。
    • 5月 - 産業廃棄物処理業許可。
  • 1982年11月 - 安定型埋立処分場開始。
  • 1985年2月 - 管理型埋立処分場開始。
  • 1986年2月 - 一般廃棄物処理業許可。
  • 1993年7月 - 特別管理産業廃棄物処理業許可。
  • 2009年10月 - 環境科学研究センター(オオノ・ラボ)を設立。
  • 2011年7月 - 汚染土壌処理業許可(県内第1号)。
  • 2012年5月 - 東京支店開設。
  • 2015年7月 - 大阪支店開設。
  • 2016年7月 - 大型800tクレーンLTM1800NX納入稼働(西日本初の大型クレーン導入[1])。
  • 2016年8月 - 大野剛嗣取締役が代表取締役社長に就任。創業者の大野照旺は会長となる。
  • 2019年7月 - 福岡営業所開設。
  • 2020年
    • 4月 - リチウムイオンバッテリー処理開始。
    • 9月 - 九州支店開設。
  • 2021年
    • 6月 - 名古屋支店開設。
    • 11月 - 知多事業所開設。
  • 2022年3月 - 代表の大野剛嗣が50歳で急逝。創業者の大野照旺が代表取締役社長に復帰。
  • 2024年11月25日 - 日本郵船と共同で船舶の解体、リサイクルの事業化に着手することを発表[2]

モータースポーツ活動

編集

若者に車を好きになってもらいたい・夢を持って欲しいという想いから、同社を母体とするレーシングチーム「Max Racing」を設立し、スーパー耐久で戦った後、2020年からSUPER GTのGT300クラスに参戦した。2021年にGT300でトヨタ・GRスープラを運用し、初優勝を挙げている。また代表の大野剛嗣も「GO MAX」という登録名でアマチュアドライバーとしてワンメイクレースなどで活動していた。

「若者は損して得取れ」という意味で"浪費癖"という大きなステッカーを貼ったり、スポンサーのポンジュースえひめ飲料)のステッカーを誤って逆さに貼ったレースで勝利して以降、験担ぎで逆さに貼るなど、ステッカーにまつわるエピソードの多いチームでもある[3]

スポンサー活動にも積極的であり、2020年のSUPER GTでは富士スピードウェイ戦のラウンドパートナーとなり『たかのこのホテル Fuji GT 300km RACE』として開催された[4]2021年のSUPER GT岡山国際サーキット戦でも『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』として大会に協賛している[5]

2023年8月6日のSUPER GT第4戦決勝レースで火災が発生。8月23日、修復を断念して廃車とし、チームもシリーズ途中ながら撤退[6]2024年シーズンも参戦しない。

SUPER GT

編集
エントラント名 使用車両 ドライバー クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 順位 ポイント
2020年 Max Racing レクサス・RC F GT3   久保凜太郎(Rd.1-7)
  三宅淳詞
  堤優威(Rd.8)
GT300 FSW
16
FSW
13
SUZ
20
TRM
26
FSW
19
SUZ
DNR
TRM
15
FSW
24
NC 0
2021年 トヨタ・GRスープラ GT   三宅淳詞
  堤優威
OKA
5
FSW
11
SUZ
1
TRM
5
SUG
9
AUT
17
TRM
7
FSW
7
5位 44
2022年   佐藤公哉
  三宅淳詞
OKA
WD
FSW
19
SUZ
22
FSW
DNS
SUZ
Ret
SUG
14
AUT
10
TRM
17
35位 1
2023年   佐藤公哉
  三宅淳詞
OKA
3
FSW
16
SUZ
16
FSW
Ret
SUZ
SUG
AUT
TRM
19位 11

グループ会社

編集
  • 四國生コン株式会社(生コンクリート製造・販売)
  • 株式会社千照運輸(産業廃棄物収集運搬・汚染土壌等収集運搬・重機車輌運搬など)
  • 株式会社トーヨー砕石(コンクリート用骨材・道路用路盤材・ほ場整備用盛土材他の製造・販売)
  • 株式会社日景生コン(生コンクリート製造・販売)
  • 株式会社マテラ(化粧品・健康食品の販売、機能繊維・化粧品原料・飼料添加剤・工業原料の製造・販売)

馬主として

編集
 
大野の勝負服を着用した吉田隼人

創業者の大野照旺、代表だった大野剛嗣は馬主としても知られ、剛嗣の代表的な所有馬として2018年プロキオンステークス勝利馬のマテラスカイ、2021年神戸新聞杯勝利馬のステラヴェローチェがある[7]。ステラヴェローチェは剛嗣の死後照旺の所有に変わっている。

主な所有馬

編集

(太字はG1レース)

大野剛嗣名義
大野照旺名義

脚注

編集
  1. ^ “西日本初の大型クレーン導入 オオノ開発”. 愛媛新聞. (2016年7月19日). http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20160719/news20160719679.html 2019年7月11日閲覧。 
  2. ^ 世界一の「船の墓場」を日本に作ります!? 造船所が異例の転身 国際的ブラック労働の解決だけじゃない“今っぽいビジネス”とは”. 乗りものニュース (2024年12月2日). 2024年12月4日閲覧。
  3. ^ スーパーGT:いったいなぜ? たかのこの湯 RC F GT3の“逆さポンジュース”の理由とは
  4. ^ “7月のスーパーGT第1戦富士の大会名が「AUTOBACS たかのこのホテル Fuji GT 300km RACE」に決定”. オートスポーツ web. 株式会社三栄. (2020年7月1日). https://www.as-web.jp/supergt/595146?all 2020年7月20日閲覧。 
  5. ^ “2021スーパーGT第1戦岡山・TV放送&タイムスケジュール”. オートスポーツ web. 株式会社三栄. (2021年4月10日). https://www.as-web.jp/supergt/685148 2021年4月13日閲覧。 
  6. ^ GT300に衝撃。Max Racingが火災からの復帰ならずスーパーGTからの撤退を発表”. autosport web. 2023年8月23日閲覧。
  7. ^ JRA 今月急死「レースを愛した」個性派オーナーがドバイで3頭出し! 寵愛受けたM.デムーロが「Wヴェローチェ」で弔い星へ,GJ,2022年3月24日

外部リンク

編集