アラクサラネットワークス
アラクサラネットワークス株式会社(英文社名:ALAXALA Networks Corporation)は、神奈川県川崎市幸区に本社を置くネットワーク機器の開発、製造、販売を行う企業である。
本社が入居する新川崎三井ビルディング | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 未上場 |
略称 | アラクサラ |
本社所在地 |
日本 〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田1丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟13階 |
設立 | 2004年10月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4020001077949 |
事業内容 | ネットワーク機器の開発、製造、販売 |
代表者 | 代表取締役社長 南川 育穂 |
資本金 | 20億円 |
売上高 |
191億6600万円 (2023年12月期)[1] |
営業利益 |
14億2400万円 (2023年12月期)[1] |
経常利益 |
13億9400万円 (2023年12月期)[1] |
純利益 |
8億7100万円 (2023年12月期)[1] |
純資産 |
57億5200万円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
135億3500万円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 230名(2019年3月末時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
Fortinet(75%) 日本電気株式会社(25%) |
関係する人物 |
浜田 俊 (エクストリーム・ネットワークス代表取締役社長)[2] |
外部リンク | http://www.alaxala.com/jp/index.html |
この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。 (2024年11月) |
沿革
編集- 2004年(平成16年)
- 6月25日 - 日立製作所及び日本電気がルータ及びL3/L2スイッチの開発、設計、製造、販売、保守を行う合弁会社の設立に合意。
- 10月1日 - アラクサラネットワークス株式会社を設立。
- 12月20日 - アライドテレシスホールディングとの業務締結を発表。
- 2005年(平成17年)
- 7月11日 - アラクサラコラボレーションセンターを開設。
- 9月29日 - マイクロソフト社のNAP技術への対応を表明。
- 2007年(平成19年)11月26日 - 大阪府大阪市北区に関西・中部オフィスを開設。
- 2012年(平成24年)8月24日 - 当社製品内ソフトウエアのバグにより、東証システムの基幹システムがダウン[3]。
- 2016年(平成28年)6月2日 - トーテックアメニティ、FFRI、当社がサイバー攻撃自動防御ソリューションを製品化。
- 2017年(平成29年)6月5日 - ブレインズテクノロジーとアラクサラネットワークスが機械学習を活用したセキュリティ異常/ITシステム障害検知ソリューションを共同検証。
- 2018年(平成30年)
- 1月16日 - 日立製作所は所有する当社の全株式(132,000株)を、投資ファンドである日本産業パートナーズ(JIP)に2018年3月付けで譲渡する株式譲渡契約を締結[4]。なお、日本電気は40%の株式保有を維持する。
- 3月31日 - JIP傘下の特別目的会社であるAJホールディングス2株式会社に株式譲渡完了[5]。
社名の由来
編集「ALA」はラテン語で「翼」を意味し、2つの翼が「X(エックス)」で強く結ばれていることを意味する。それぞれの「翼」は、顧客とアラクサラネットワークスを表し、両者を繋ぐ「X」は、ルータやスイッチの基本性能を表すエクスチェンジの意味もあり、製品を通じて両者を結び、共に未来へ羽ばたく意味が込められている。(ちなみに、AlaxalAは前から読んでも後ろから読んでもAlaxalAになる)
事業所
編集製品
編集- L3/L2スイッチ
- AX8600Sシリーズ
- AX8300Sシリーズ
- AX7800Sシリーズ (販売終了)
- AX6700Sシリーズ
- AX6600Sシリーズ
- AX6300Sシリーズ
- AX5400Sシリーズ (2013年1月31日販売終了)
- AX4600Sシリーズ
- AX3800Sシリーズ
- AX3600Sシリーズ
- AX2500Sシリーズ
- AX2400Sシリーズ (販売終了)
- AX2200Sシリーズ
- AX2100Sシリーズ
- AX1200Sシリーズ
- ルータ
- AX8600Rシリーズ
- AX7800Rシリーズ (販売終了)
- AX7700Rシリーズ (2013年1月31日販売終了)
- AX2000Rシリーズ (2009年1月30日販売終了)
- AX620Rシリーズ
- マネジメント製品
- Open Autonomic Networking (OAN)
- 製造は、自社工場を持たないファブレスを実施している。開発した機器の製造は、日立製作所の旧・神奈川工場(神奈川県秦野市)、現在の日立製作所エンタープライズサーバ事業部に委託生産している[6]。
- 製品の多くはNetBSDにて動作するため、UI上で一部のUNIXコマンドが許可されており、柔軟なチューニングを行うことが可能とされる。
資格認定制度
編集- アラクサラネットワークスもシスコシステムズやジュニパーネットワークス同様、技術者の資格認定制度を設けている。資格認定試験合格者には認定証が送付される。有効期限は3年で、再試験の合格、または上位試験に合格することにより更新することができる。資格認定試験の実施、運営は、京西クリエイト株式会社(東京都多摩市)に委託されている。
認定クラス 名称 対象 備考 Alaxala Certified Network Sales Coordinator アラクサラ認定ネットワークセールスコーディネータ AXシリーズを取り扱う営業担当者向け 2012年3月試験終了 Alaxala Certified Network Engineer アラクサラ認定ネットワークエンジニア AXシリーズを取り扱う初級システムエンジニア向け Alaxala Certified Network Professional アラクサラ認定ネットワークプロフェッショナル AXシリーズを取り扱う中級システムエンジニア向け Alaxala Certified Network Expert アラクサラ認定ネットワークエキスパート AXシリーズを取り扱う上級システムエンジニア向け
販売代理店
編集- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- NECネッツエスアイ株式会社
- NECフィールディング株式会社
- エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
- 株式会社オービス
- 住商情報システム株式会社
- テクマトリックス株式会社
- 株式会社ネットマークス
- ネットワンシステムズ株式会社
- 株式会社日立ソリューションズ
- 株式会社日立システムズ
- 日立情報通信エンジニアリング株式会社
- エイチ・シー・ネットワークス株式会社
- 三井情報株式会社
- ユニアデックス株式会社
免許
編集関連項目
編集外部リンク
編集脚注
編集- ^ a b c d e f アラクサラネットワークス株式会社 第20期決算公告
- ^ アラクサラネットワークス(株)で営業本部担当本部長を務め、2009年2月1日、エクストリーム・ネットワークス株式会社代表取締役社長に就任した。
- ^ 東証システム障害の原因はL3スイッチのバグ、金融庁が業務改善命令
- ^ 日立保有のアラクサラネットワークス株式譲渡に関するお知らせ
- ^ Hitachi IR Day 2018 プレゼンテーション資料 システム&サービス事業戦略
- ^ 株式会社BCN 『BCN vol.1067』(2004/12/6) 掲載記事 「日立、NECのリソースを統合 海外勢に対抗できるブランドへ」