アドマイヤモナーク (Admire Monarch) とは日本競走馬である。馬名冠名+君主。主な勝ち鞍は日経新春杯ダイヤモンドステークス

アドマイヤモナーク
2008年2月17日 東京競馬場
欧字表記 Admire Monarch
品種 サラブレッド
性別 (現在は
毛色 鹿毛
生誕 2001年2月27日(23歳)
登録日 2003年4月30日
抹消日 2009年1月30日[1]
ドリームウェル
スプリットザナイト
母の父 トニービン
生国 日本の旗 日本北海道早来町
生産者 ノーザンファーム
馬主 近藤利一
調教師 松田博資栗東
競走成績
生涯成績 46戦8勝
獲得賞金 4億1383万1000円
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経歴

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誘導馬となったアドマイヤモナーク

デビューから初勝利を上げるまでに9戦、1年弱の時間を要しその間降着1回を含む4連続2桁着順を喫するなど、デビュー当初は特筆すべき実績は無く5歳春頃までは条件馬として過ごす。

未勝利脱出後、守備範囲の距離を徐々に伸ばし始めオープン昇級後も天皇賞(春)目黒記念等の長距離重賞を中心に出走、時折掲示板を確保し長距離レースへの適性を発揮した。

2008年には日経新春杯を制し重賞ホルダーの仲間入り、続くダイヤモンドステークスを1番人気で優勝し、重賞2連勝を決める。

迎えた同年12月有馬記念。重賞戦線の常連馬ながらGI競走においては苦戦が続き、ここまで5戦し入着実績なし。前走・前々走の天皇賞(秋)・ジャパンカップ共に12着敗退と精彩を欠いていたアドマイヤモナークは出走馬中最低人気の14番人気と評価を下げていた。

しかし第3コーナーまで最後方で待機すると、直線で大外からの驚異的な追い込みでダイワスカーレットに次ぐ2着に入線。有馬記念史上最高配当を生み出す波乱の立役者となった。

モナークは翌2009年も現役を続けたが、年明け初戦となった日経新春杯後に右第1指節種子骨の骨折が判明、競走能力喪失と診断され現役引退となった[2][3]

引退後は種牡馬のオファーは無く、去勢され阪神競馬場で2010年から2019年7月まで誘導馬を務めた[4][5]。その後は三木ホースランドパークで乗馬となったが、2020年4月に馬房にてを骨折し、安楽死した[要出典]

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2003 10. 26 京都 2歳新馬 11 24.3 (7人) 6着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:07.3(35.5) 1.2 ミスズブライト
11. 9 京都 2歳未勝利 18 26.6 (9人) 6着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:03.7(35.6) 0.8 グレートベースン
12. 6 阪神 2歳未勝利 11 13.0 (6人) 11降 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:04.9(36.8) 2.0 ピエナオンリーワン
2004 1. 11 京都 3歳未勝利 12 11.6 (5人) 11着 高田潤 56 ダ1400m(良) 1:29.1(40.0) 1.7 マイネルエリジオン
1. 31 京都 3歳未勝利 16 40.8 (11人) 13着 高田潤 56 芝2200m(良) 2:19.4(36.3) 1.2 ミヤタイセン
7. 3 阪神 3歳未勝利 14 9.6 (4人) 10着 安藤勝己 56 ダ1400m(良) 1:26.9(38.0) 1.8 スズノグランプリ
8. 8 小倉 3歳未勝利 18 71.6 (11人) 3着 高田潤 56 芝2000m(良) 2:01.6(35.7) 0.4 ツルマルハート
8. 22 小倉 3歳未勝利 17 6.6 (4人) 2着 高田潤 56 芝2000m(良) 2:01.0(35.9) 0.0 ヤマカツアカギ
9. 5 小倉 3歳未勝利 16 2.0 (1人) 1着 高田潤 56 芝2000m(良) 2:02.3(35.8) -0.2 (チョウミラクル)
10. 10 京都 3歳上500万下 18 17.5 (8人) 2着 高田潤 55 芝1800m(良) 1:48.6(34.1) 0.3 エイシンランタナ
10. 31 京都 3歳上500万下 15 13.9 (7人) 9着 高田潤 55 芝2000m(稍) 2:03.4(36.5) 1.0 スペースリーダー
11. 21 京都 3歳上500万下 18 41.2 (11人) 7着 高田潤 55 芝2400m(良) 2:28.4(35.4) 0.5 クラクエンチーフ
12. 12 中京 揖斐川特別 500万下 16 10.4 (6人) 1着 村田一誠 55 芝2500m(良) 2:33.7(35.5) -0.1 (トウスイ)
2005 1. 10 京都 稲荷特別 1000万下 9 8.4 (5人) 5着 安藤勝己 56 芝2200m(良) 2:15.2(35.6) 0.8 トウカイラブ
1. 23 京都 睦月賞 1000万下 8 19.9 (5人) 1着 安藤勝己 56 芝2400m(良) 2:28.1(34.6) -0.1 (トリリオンカット)
2. 13 東京 ダイヤモンドS GIII 14 17.1 (6人) 7着 横山典弘 52 芝3400m(良) 3:34.2(36.1) 0.7 ウイングランツ
3. 13 中山 サンシャインS 1600万下 12 8.8 (5人) 3着 横山典弘 56 芝2200m(良) 2:16.1(34.1) 0.2 キーボランチ
4. 3 中山 湾岸S 1600万下 13 5.5 (2人) 2着 四位洋文 56 芝2500m(良) 2:35.5(33.5) 0.1 ブリットレーン
5. 1 京都 烏丸S 1600万下 13 5.3 (3人) 6着 横山典弘 57 芝2400m(良) 2:23.9(35.3) 0.5 ダディーズドリーム
6. 4 中京 関ケ原S 1600万下 10 4.2 (2人) 3着 高田潤 57 芝2000m(稍) 2:04.2(36.6) 0.2 クラクエンチーフ
10. 8 京都 鳴滝特別 1000万下 10 6.8 (3人) 1着 安藤勝己 57 芝2400m(良) 2:27.3(33.9) -0.2 (ゼンスピリッツ)
10. 29 京都 比叡S 1600万下 7 2.2 (1人) 3着 安藤勝己 57 芝2400m(重) 2:28.5(34.9) 0.2 トウカイトリック
11. 19 京都 八瀬特別 1000万下 18 2.3 (1人) 1着 安藤勝己 57 芝2400m(良) 2:25.0(34.8) -0.3 (ストラタジェム)
12. 11 中山 冬至S 1600万下 10 1.4 (1人) 2着 武豊 57 芝2200m(良) 2:13.9(34.2) 0.0 ファイトクラブ
2006 1. 7 京都 万葉S OP 10 2.5 (1人) 2着 安藤勝己 54 芝3000m(良) 3:05.7(35.7) 0.1 ファストタテヤマ
1. 29 京都 松籟S 1600万下 11 3.5 (2人) 2着 四位洋文 57.5 芝2400m(良) 2:25.9(34.3) 0.0 オースミグラスワン
3. 12 中山 サンシャインS 1600万下 9 1.6 (1人) 1着 横山典弘 57 芝2200m(良) 2:14.8(34.5) -0.1 (フレンチクルーラー)
4. 30 京都 天皇賞(春) GI 17 106.1 (12人) 14着 四位洋文 58 芝3200m(良) 3:16.5(35.5) 3.1 ディープインパクト
5. 28 東京 目黒記念 GII 17 20.3 (8人) 5着 四位洋文 55 芝2500m(稍) 2:34.3(36.6) 1.2 ポップロック
2007 3. 24 中山 日経賞 GII 14 204.2 (11人) 5着 村田一誠 57 芝2500m(良) 2:32.7(36.8) 0.9 ネヴァブション
4. 29 京都 天皇賞(春) GI 16 144.9 (16人) 9着 村田一誠 58 芝3200m(良) 3:14.9(35.0) 0.8 メイショウサムソン
5. 27 東京 目黒記念 JpnII 18 24.6 (8人) 4着 岩田康誠 55 芝2500m(良) 2:32.0(34.9) 0.6 ポップロック
7. 8 福島 七夕賞 GIII 16 4.8 (2人) 2着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:00.5(35.7) 0.2 サンバレンティン
8. 26 新潟 新潟記念 GIII 18 2.7 (1人) 6着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 1:58.3(33.9) 0.5 ユメノシルシ
9. 2 札幌 札幌記念 JpnII 16 24.5 (9人) 13着 川島信二 57 芝2000m(良) 2:01.1(34.7) 1.0 フサイチパンドラ
12. 1 中山 ステイヤーズS JpnII 13 22.7 (5人) 3着 村田一誠 57 芝3600m(良) 3:45.2(35.7) 0.3 マキハタサイボーグ
2008 1. 5 京都 万葉S OP 13 3.4 (2人) 3着 安藤勝己 56 芝3000m(良) 3:07.7(33.9) 0.1 トウカイトリック
1. 20 京都 日経新春杯 GII 16 7.0 (3人) 1着 安藤勝己 56 芝2400m(良) 2:27.4(36.7) -0.2 (ダークメッセージ)
2. 17 東京 ダイヤモンドS JpnIII 14 3.6 (1人) 1着 安藤勝己 57.5 芝3400m(良) 3:33.6(35.2) -0.4 (コンラッド)
3. 29 中山 日経賞 GII 13 4.6 (2人) 3着 村田一誠 58 芝2500m(良) 2:33.5(34.6) 0.8 マツリダゴッホ
5. 4 京都 天皇賞(春) GI 14 13.2 (7人) 6着 安藤勝己 58 芝3200m(良) 3:16.0(35.2) 0.9 アドマイヤジュピタ
10. 12 京都 京都大賞典 GII 10 16.3 (6人) 2着 安藤勝己 58 芝2400m(良) 2:27.0(33.9) 0.1 トーホウアラン
11. 2 東京 天皇賞(秋) GI 17 69.4 (13人) 12着 岩田康誠 58 芝2000m(良) 1:58.2(35.0) 1.0 ウオッカ
11. 30 東京 ジャパンC GI 17 119.1 (16人) 12着 安藤勝己 57 芝2400m(良) 2:26.3(34.0) 0.8 スクリーンヒーロー
12. 28 中山 有馬記念 GI 14 90.2 (14人) 2着 川田将雅 57 芝2500m(良) 2:31.8(35.8) 0.3 ダイワスカーレット
2009 1. 18 京都 日経新春杯 GII 16 4.7 (2人) 5着 川田将雅 58 芝2400m(良) 2:27.4(35.7) 0.8 テイエムプリキュア

血統表

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アドマイヤモナーク血統サドラーズウェルズ系/Northern Dancer3×4×5=21.88% (血統表の出典)

*ドリームウェル
Dream Well
1995 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Soul Dream
1990 鹿毛
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Normia Northfields
Mia Pola

スプリットザナイト
1995 鹿毛
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
*サウンド
Sound
1984 芦毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Din Drone
Durga F-No.1-l

脚注

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  1. ^ アドマイヤモナーク引退、阪神競馬場で乗馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年4月16日閲覧。
  2. ^ アドマイヤモナーク骨折”. 競馬ブック. 2022年4月17日閲覧。
  3. ^ モナーク引退、右前脚骨折で競争能力喪失 - 競馬ニュース : nikkansports.com”. www.nikkansports.com. 2022年4月17日閲覧。
  4. ^ 誘導馬紹介:阪神競馬場 JRA”. web.archive.org (2019年7月19日). 2022年4月17日閲覧。
  5. ^ 三木ホースランドパーク”. www.facebook.com. 2022年4月17日閲覧。

外部リンク

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