トーホウアラン

日本の競走馬

トーホウアラン(欧字名:Toho Alan2003年4月16日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2006年京都新聞杯中日新聞杯2008年京都大賞典

トーホウアラン
第44回京都大賞典パドック(2009年10月11日)
欧字表記 Toho Alan[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2003年4月16日(21歳)[1]
登録日 2005年4月27日
抹消日 2011年8月4日
ダンスインザダーク[1]
ヒドゥンダンス[1]
母の父 Nureyev[1]
生国 日本の旗 日本北海道三石町[1]
生産者 前川正美[1]
馬主 東豊物産(株)[1]
調教師 藤原英昭栗東[1]
競走成績
生涯成績 19戦5勝[1]
獲得賞金 2億1417万2000円[1]
勝ち鞍
GII 京都新聞杯 2006年
GII 京都大賞典 2008年
GIII 中日新聞杯 2006年
テンプレートを表示

馬名の由来は、冠名+人名。

経歴

編集

競走馬時代

編集

2006年1月京都競馬場にてデビュー。新馬・条件特別を連勝、重賞初挑戦となるスプリングステークスでは10着に敗れたが、京都新聞杯では4角先頭に立つとそのまま押し切り重賞タイトルを手にする。

ダービー9着後は厩舎にて調整していたが6月に右第3中手骨骨折を発症、そのため秋のトライアルを使えずぶっつけで菊花賞に挑むが調整不足により8着に終わった。12月の中日新聞杯にて重賞2勝目をあげた後は1年2ヶ月の長期休養に入る。

2008年2月に戦線復帰。休養明け2走目は中京記念に出走も9着に終わる。続くオーストラリアトロフィーは3着だった。エプソムカップでも7着であった。

10月12日の第43回京都大賞典に出走、鮫島良太の好騎乗もあり、アドマイヤジュピタアイポッパーらの人気馬を抑えて堂々の重賞3勝目を飾った。そして11月30日の第28回ジャパンカップに出走したが、10着に終わった。

2009年9月12日の第60回朝日チャレンジカップで戦線復帰。中団追走から追い込んで3着に入った。連覇がかかった10月11日の第44回京都大賞典では好位追走も伸び切れず8着に終わった。続く第47回アルゼンチン共和国杯ではいいところなく9着に敗れた。

2010年は1走もせず全休。2011年4月3日の第55回大阪杯で戦線復帰したが12着、7月31日の第47回小倉記念では16着に敗れた。8月4日付で競走馬登録を抹消され現役を引退。

引退後

編集

岡山県真庭市の蒜山ホースパークで乗馬となる[2]2020年頃にクレイン加古川へ移動し、2024年現在も在籍している[3]

競走成績

編集
年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2006 1. 8 京都 3歳新馬 10 005.2 0(2人) 01着 藤田伸二 56 2000m(良) 2:05.8 (34.4) -0.4 (マイネルスパーダ)
2. 11 東京 セントポーリア賞 500万下 10 002.5 0(1人) 01着 藤田伸二 56 2000m(良) 2:01.4 (34.5) -0.6 マイネルキッツ
3. 19 中山 スプリングS GII 16 008.1 0(3人) 10着 藤田伸二 56 1800m(良) 1:50.0 (36.7) -1.1 メイショウサムソン
5. 6 京都 京都新聞杯 GII 10 014.1 0(3人) 01着 藤田伸二 56 2200m(良) 2:14.8 (33.4) -0.0 (アペリティフ)
5. 28 東京 東京優駿 GI 18 034.2 0(9人) 09着 藤田伸二 57 2400m(良) 2:29.2 (36.3) -1.3 メイショウサムソン
10. 22 京都 菊花賞 GI 18 024.9 0(6人) 08着 藤田伸二 57 3000m(良) 3:03.8 (35.2) -1.1 ソングオブウインド
12. 3 中京 中日新聞杯 GIII 13 004.5 0(3人) 01着 C.ルメール 55 2000m(良) 1:57.8 (34.9) -0.0 インティライミ
2008 2. 9 東京 白富士S OP 14 006.0 0(2人) 05着 藤田伸二 56 2000m(良) 2:00.9 (34.8) -0.3 ヨイチサウス
3. 9 中京 中京記念 GIII 18 005.5 0(2人) 09着 小牧太 57 2000m(良) 1:58.8 (35.3) -0.4 タスカータソルテ
4. 26 京都 オーストラリアT OP 15 007.1 0(3人) 03着 藤田伸二 56 1800m(良) 1:47.7 (33.6) -0.3 オーシャンエイプス
6. 15 東京 エプソムC GIII 18 006.5 0(3人) 07着 藤田伸二 56 1800m(良) 1:46.5 (35.7) -0.6 サンライズマックス
9. 15 阪神 朝日チャレンジC GIII 13 008.5 0(4人) 02着 岩田康誠 56 2000m(良) 1:58.6 (34.9) -0.1 ドリームジャーニー
10. 12 京都 京都大賞典 GII 10 009.1 0(4人) 01着 鮫島良太 57 2400m(良) 2:26.9 (34.0) -0.1 アドマイヤモナーク
11. 30 東京 ジャパンC GI 17 033.8 0(8人) 10着 藤田伸二 57 2400m(良) 2:26.2 (34.2) -0.7 スクリーンヒーロー
2009 9. 12 阪神 朝日チャレンジC GIII 16 016.1 0(6人) 03着 鮫島良太 57 2000m(稍) 2:00.3 (34.1) -0.3 キャプテントゥーレ
10. 11 京都 京都大賞典 GII 14 004.7 0(2人) 08着 鮫島良太 58 2400m(良) 2:25.1 (35.4) -0.8 オウケンブルースリ
11. 08 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 18 022.1 0(8人) 09着 鮫島良太 57.5 2500m(良) 2:31.7 (34.3) -0.8 ミヤビランベリ
2011 4. 03 阪神 産経大阪杯 GII 15 157.0 (11人) 12着 岩田康誠 57 2000m(良) 1:59.5 (36.8) -1.7 ヒルノダムール
7. 31 小倉 小倉記念 GIII 18 096.0 (17人) 16着 鮫島良太 57 2000m(良) 1:59.1 (36.9) -1.8 イタリアンレッド

血統表

編集
トーホウアラン血統サンデーサイレンス系 / Northern Dancer 4×3=18.75%Nantallah 5×4=9.38%、Almahmoud 5×5=6.25%、Raise a Native 5×5=6.25%) (血統表の出典)

ダンスインザダーク
1993 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ダンシングキイ
Dancing Key
1983 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Key Partner Key to the Mint
Native Partner

*ヒドゥンダンス
Hidden Dance
1993 黒鹿毛
Nureyev
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
母の母
Hidden Light
1983 鹿毛
Majestic Light Majestic Prince
Irradiate
Tallahto Nantallah
Legato F-No.13-c


脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o トーホウアラン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年6月27日閲覧。
  2. ^ トーホウアラン引退、乗馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ トーホウアラン - クレイン所属の元競走馬たち、2022年6月27日閲覧。

外部リンク

編集