ダイハツコメディ やりくりアパート』は、1958年4月6日から1960年2月28日まで大阪テレビ放送1959年3月より朝日放送となる)にて、毎週日曜18時30分から30分枠で放送されていたコメディドラマ[1]。関東地区ではラジオ東京(現・TBSテレビ)へネットされていた。全100回。

ダイハツコメディ
やりくりアパート
ジャンル テレビドラマ
脚本 花登筺
出演者 大村崑
佐々十郎
茶川一郎
製作
制作 大阪テレビ放送 → 朝日放送
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1958年4月6日 - 1960年2月28日
放送時間日曜 18:30 - 19:00
放送枠朝日放送制作・TBS日曜6時30分枠の連続ドラマ
放送分30分
回数100

特記事項:
ダイハツ工業一社提供
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その後、『やりくり天国』(1960年3月6日 - 8月28日)、『やりくり三代記』(1960年9月4日 - 1962年2月25日)、『やりくりシリーズ 青春タックル』(1962年3月4日 - 10月28日)とシリーズ化して放送された。

このドラマを元にした映画作品が2本製作されている。⇒ #映画版

少女雑誌「りぼん」には花登筺・作、藤木輝美・画による漫画作品も連載されていた。

概要

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大阪の下町にあるアパート「なにわ荘」を舞台に、住人である青年3人組や管理人一家が巻き起こすドタバタを描くコメディである。

タイトルの通りダイハツ工業一社提供番組である。番組最後には、当時の主力商品である小型オート三輪ミゼット」の生コマーシャル(CM)が放送され、主演の大村崑が「ミゼット!」と連呼するCMは評判となった。

脚本は花登筺。それまで北野劇場や南街ミュージックホールなど東宝系の劇場で上演されるコントの台本を書いていた花登の脚本家デビュー作で、この番組で一躍人気脚本家となった。また、多くの若手上方コメディアンにとっての出世作であり、上方コメディを全国に知らしめるきっかけとなった番組でもある。最高視聴率は50.6%に達した。

出演

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ほか

スタッフ

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  • 企画:東宝テレビ部
  • 作:花登筺
  • 音楽:加納光記、溝口堯
  • 演奏:東宝ビデオ・ハーモニー
  • 演出:澤田隆治多田尊夫
  • 制作:東宝テレビ部、大阪テレビ放送(-1959.2)→朝日放送大阪テレビ(1959.3-5)→朝日放送(1959.6-)

ネット局

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特筆の無い限り全て同時ネット。

南日本放送を始め、既に開局していたが『光子の窓』(日本テレビ)をネット受けしていたので当番組は未放映だったTBS系列局が存在した。

映画版

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2作とも、製作は宝塚映画、配給は東宝。

スタッフ

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2作共通である。

その後のダイハツ工業提供枠

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「やりくりシリーズ」全4作終了後も、ダイハツ工業は朝日放送制作・TBS日曜6時30分枠の連続ドラマを一社提供した。

ドラマ放映枠としてはこの後、タイガー魔法瓶に提供が代わり、『白頭巾参上』を放送して終了した。

CD化された主題歌

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本シリーズの主題歌の一部が混載CDに収録されている。

  • 「やりくりアパート」
    • 想い出のテレビ番組主題歌 VOL.1(1990年、CBS・ソニー
      このテーマソングは、同じダイハツコメディーの第3作「やりくり三代記」でも使われている。
  • 「黒い編笠」
    • TV時代劇グレイティスト・ヒッツ(2002年、テイチク
    • TV時代劇グレイテスト・ヒッツ(2)〜歌うチャンバラ・パラダイス〜(2003年、テイチク)

脚注

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注釈

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  1. ^ 北海道放送は『光子の窓』(日本テレビ)をネットしていたため、札幌テレビで放送。途中でキー局変更による枠交換がお互いに行われた

出典

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  1. ^ 『朝日放送の50年 III 資料集』p.176
  2. ^ 『新潟放送四十年のあゆみ』(1992年10月15日、新潟放送発行)69p「テレビ初期のプログラム(復元)1959年(昭34)2月」より。
  3. ^ 北日本新聞』1959年12月11日付朝刊、テレビ欄。
  4. ^ 『北日本新聞』1959年4月19日付朝刊、テレビ欄。

関連事項

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外部リンク

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大阪テレビ放送ABCをはじめとするKRT(現:TBS)系列 日曜18:30 - 19:00枠
【当番組より大阪テレビ放送→朝日放送制作およびダイハツ工業一社提供枠】
前番組 番組名 次番組
名犬ラッシー
(18:15 - 18:50)
※15分繰上げ
KRTテレビ夕刊
(18:50 - 19:00)
※17:50へ移動
【以上 KRT制作】
やりくりアパート