東海道線 (静岡地区)

東海道本線のうち東海旅客鉄道が運営する静岡県熱海市から愛知県豊橋市までの区間
するがシャトルから転送)
東海道本線 > 東海道線 (静岡地区)

本項では、東海旅客鉄道(JR東海)が管轄する東海道線東海道本線)のうち、静岡県熱海市熱海駅から愛知県豊橋市豊橋駅までの区間についての詳細を記述する。

東海道線(静岡地区)
シンボルマーク
国道1号と並走する 薩埵(さった)峠付近 (2021年2月 由比駅 - 興津駅間)
国道1号と並走する 薩埵(さった)峠付近
(2021年2月 由比駅 - 興津駅間)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 静岡県愛知県
起点 熱海駅
終点 豊橋駅
駅数 44駅
経由路線 東海道本線
路線記号 CA
開業 1888年9月1日(浜松駅 - 大府駅間)[1]
所有者 東海旅客鉄道(JR東海)
運営者 東海旅客鉄道(JR東海)
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線距離 189.0 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 ATS-PT
最高速度 110 km/h
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概要

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静岡地区の東海道本線は、並行する東海道新幹線国道1号東名高速道路新東名高速道路とともに県内を東西に横断する動脈として機能している。

かつては東京名古屋京阪神西日本各地を結ぶ優等列車が多数経由していたが、1964年東海道新幹線開業後は遠距離輸送が新幹線にシフトされ、東海道本線は普通列車による地域旅客輸送が中心となっている。JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)末期の1984年2月1日のダイヤ改正以降では「するがシャトル」を中心とした普通列車の短編成化・高頻度化による都市型ダイヤ(シティ電車)が形成され、現在までその流れを受け継いだ運行形態となっている。このほかに日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車が運行されている。

また、他地区の東海道本線には料金不要の快速(快速・新快速・特別快速など)が走るが、静岡地区の熱海駅 - 浜松駅間には自社車両による料金不要の快速はごく一部を除いてなく[注 1]、運賃のほかに乗車整理券330円(2019年10月1日改定)を要するホームライナーなどの有料の快速のみが走る。

路線の特徴

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熱海市から静岡県東部の函南町三島市沼津市富士市、中部の静岡市焼津市藤枝市島田市、西部の菊川市掛川市袋井市磐田市浜松市湖西市などの県内の主要都市を経由し、愛知県豊橋市に至る。

静岡県東部地区では1889年の路線開業時、箱根山を迂回して現在の御殿場線の経路である御殿場市裾野市を経由していたが、開業から45年後の1934年から、伊豆半島に連なる山地を丹那トンネルで抜ける現在のルートとなった。この丹那トンネルを含む熱海駅 - 三島駅間と、県中部地区と西部地区の境目に位置する牧之原台地を越える島田駅 - 掛川駅間は山間部を通り、蒲原駅 - 興津駅間と用宗駅付近では駿河湾沿岸を通る。それ以外の区間ではほとんど平野部であり、この平野部に前述の各都市が点在している。また富士川安倍川大井川天竜川の各河川が太平洋に向かって流れており、東海道本線はこれらを鉄橋で横断している。舞阪駅 - 鷲津駅間では浜名湖湖畔近くを通る。

静岡地区都市型ダイヤの沿革

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運行当初に使用されていた「するがシャトル」用ヘッドマーク
 
211系の「するがシャトル」用方向幕

現在の静岡地区普通列車のダイヤの基礎となったのは、1984年(昭和59年)2月1日ダイヤ改正において設定された「するがシャトル」である。これに先立つ1982年(昭和57年)11月15日改正で、国鉄は広島地区で従来の普通列車の編成を短くして等時間隔・高頻度のダイヤを設定した。この「ひろしまシティ電車」の成功を受け、1984年2月改正では札幌・岡山・北九州・福岡の各都市圏と合わせて静岡都市圏においても高頻度ダイヤが設定され、このときに「するがシャトル」の運行が開始された。フリークエントサービスのアピールのため、“シャトル”の名が使われた。富士山をモチーフにしたシンボルマークが制定され、ヘッドマークやサボ(行先標)などに標記された[2]。このダイヤ改正の結果、静岡都市圏での近距離普通乗車券の発売実績(1984年2・3・4月)は前年と比較して7.6%の増加となった[3]

国鉄最終年度の1986年(昭和61年)11月1日にはさらに増発が行われ、興津駅 - 島田駅間では現在まで続く10分ヘッドダイヤが構築され、それ以外の区間でも20分間隔となった[4]。また国鉄末期からJR東海発足直後にかけて新駅の設置も相次いだ。「するがシャトル」の愛称は1990年代以降使用されなくなったが、1991年(平成3年)3月16日には三島・沼津都市圏と浜松都市圏でも1時間あたり4本が基本となり[5]、2007年3月17日までこの体制が続いた。また国鉄末期から日本各地の都市圏で相次いで登場した、朝夜のホームライナー(通勤ライナー)も1991年3月16日に静岡地区に登場し、増発が行われてきた。

2007年(平成19年)3月18日には約20年ぶりとなる白紙ダイヤ改正が行われた。この改正では静岡都市圏以外に三島・沼津都市圏および浜松都市圏での区間列車が増加し、一方で熱海駅・三島駅 - 浜松駅・豊橋駅間などの長距離運用の列車が削減され、富士駅 - 興津駅間および島田駅 - 掛川駅間は減便となった[6]。以降はこの改正ダイヤを継承しつつ、三島・沼津地区での御殿場線直通列車の増便などが行われて現行ダイヤに至っている。

2024年3月16日ダイヤ改正までは、以下のような運行パターンであった。基本的には1時間に3 - 6本程度の運行である。熱海駅・三島駅 - 島田駅間の列車(下図B)と興津駅 - 浜松駅間の列車 (C) がそれぞれ1時間に3本(約20分間隔)運行されており、静岡市とその近郊の興津駅 - 静岡駅 - 島田駅間ではBとCが交互に運行される形で1時間に6本(約10分間隔)のダイヤとなっている。富士・沼津・熱海地区では熱海駅・三島駅 - 沼津駅間の区間列車 (A) が1時間に1 - 3本、Aを富士駅まで延長した形の区間列車 (A') が2時間に1 - 2本ほど運行されており、三島駅 - 沼津駅の1駅間ではA・A'・Bを合わせて1時間に5本となっている。浜松・掛川地区では掛川駅 - 豊橋駅間の列車 (D) が1時間に1本設定されており、これとCをあわせて掛川駅 - 浜松駅間では1時間に4本でとなっている。浜松駅 - 豊橋駅間ではこの区間のみの列車 (E) とDを合わせて1時間に3本(約20分間隔)となっている。

以下に日中の列車の主な運行パターンを図で示す。

区間\駅名 熱海 豊橋
運行本数
(1時間当たり)
3 5 3-4 3 6 3 4 3
A 熱海駅・三島駅 - 沼津駅間 <―― <>              
A' 熱海駅・三島駅 - 富士駅間 <―― <―――>            
B 熱海駅・三島駅・沼津駅 - 静岡駅・島田駅間 <―― <― <―――――――――――> ―――>      
C 興津駅・静岡駅 - 島田駅・浜松駅間         <――― <――> ――――――>  
D 掛川駅 - 浜松駅間               <――>  
E 浜松駅 - 豊橋駅間                 <――>
  • Bは静岡駅、Dは浜松駅で乗り換えを要する場合あり
  • Cは、下り興津発は島田又は浜松行き、上り浜松発は静岡又は興津行き、稀に興津駅 - 静岡駅間、静岡駅 - 島田駅間の列車あり。
  • Dは下りのみ豊橋駅まで直通する列車あり
  • DEは一部、名古屋方面との直通列車あり

2024年(令和6年)3月16日のダイヤ改正では、これまでの日中の運行形態を見直すことになった。これまで日中に運行されてきた熱海駅・三島駅・沼津駅 - 静岡駅・島田駅間、興津駅・静岡駅 - 島田駅・浜松駅間、熱海駅 - 沼津駅間の列車を、熱海駅 - 浜松駅間と興津駅 - 島田駅間の2パターンに再編し、それぞれ毎時3本ずつ運行する。三島駅 - 沼津駅間、掛川駅 - 浜松駅間、浜松駅 - 豊橋駅間の区間列車は維持し、これまでの各駅間運行本数を維持する[7]

国鉄時代

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  • 1950年昭和25年)
  • 1951年(昭和26年)2月15日 : “湘南電車”の運転区間が浜松駅まで延伸される
  • 1960年代の普通列車は1時間あたり1本ほどの運行であった[11]
  • 1964年9月の時点では、東京駅 - 沼津駅/静岡駅/浜松駅/豊橋駅/名古屋駅間や、沼津駅 - 豊橋駅/岡崎駅/米原駅間、静岡駅 - 米原駅間、浜松駅 - 大垣駅/京都駅間などを運行する長距普通列車が毎時1〜2本程度、東京発着の優等列車が毎時3本程度運行されていた[12]
  • 1972年(昭和47年)3月15日 :日中に快速が設定され、普通と合わせて1時間あたり2本ほどの運行となる[13]。また、東京駅発着の昼行普通列車は最遠で浜松駅までの運転となる[14]
  • 1978年(昭和53年)10月2日 : 快速が廃止され、熱海駅 - 浜松駅間では普通1時間あたり2本(30分間隔)となる。浜松駅 - 豊橋駅間は普通が1時間あたり1本の運行[15]
  • 1984年(昭和59年)2月1日 : 日中に「するがシャトル」の運行を開始。興津駅 - 島田駅間を対象に、従来からの中距離電車を含めて1時間あたり4本(15分間隔)で運行。使用車両は静岡運転所(現在の静岡車両区)の111・113系電車で、原則として4両編成。このほか浜松駅 - 豊橋駅間は日中1時間あたり2本(30分間隔)に増発される[16][3]
  • 1985年(昭和60年)3月14日三島駅 - 沼津駅富士駅間に「α列車[注 2]」として区間列車が1時間あたり1本ほど設定される[17]
  • 1986年(昭和61年)11月1日国鉄最後のダイヤ改正。興津駅 - 島田駅間では1時間あたり6本(10分間隔)に増発。島田駅 - 興津駅折り返し列車専用車両として、飯田線で運用されていた119系2両編成8本を豊橋電車区(現在の豊橋運輸区)から転用して専用塗装に変更し、冷房改造も実施。所要本数が揃う1987年3月末までは廃車直前の111系も使用された。三島駅 - 興津駅間と島田駅 - 浜松駅間・浜松駅 - 豊橋駅間は1時間あたり3本(20分間隔)となり、名古屋地区の快速が1時間あたり1本浜松駅発着で運行されるようになる[4]

分割民営化後

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  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により静岡地区の東海道線は東海旅客鉄道(JR東海)による経営となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日 : 「するがシャトル」運行区間を富士駅 - 島田駅間に拡大し、この区間は日中1時間あたり6本となる[18]。この改正で神領電車区(現在の神領車両区)から転属した115系電車や、身延線御殿場線で使用していた115系も一部運用に加わる。JR東日本東海道線東京口からの直通列車(夜行列車を除く)の浜松駅乗り入れが廃止され、下り3本・上り2本のうち上り1本が島田駅発に、ほかはすべて静岡駅発着に短縮[19]。これにより、東京駅 - 静岡地区間直通の昼行普通列車の運行区間が最長で島田駅までとなる。上り富士駅 - 東京駅間の普通列車が静岡駅始発に延長され、静岡駅の上り始発が20分繰り上げ。また、静岡地区から名古屋地区(岐阜大垣方面)への直通列車も減少。
  • 1989年平成元年)
    • 3月11日 : 119系電車は車両性能が高速運転に向かないことから使用を打ち切り、飯田線での運用に戻される。代わって新製の211系電車が投入されるが、落成までは廃車予定の115系が使用された。211系は3両編成で、編成記号はするがシャトルを示す「SS」である。
    • 7月 : 静岡駅 - 浜松駅間に311系電車による週末深夜の座席定員制列車「花の木金号」を設定[20]
  • 1990年(平成2年)3月10日 : これまで日中は富士駅 - 島田駅間の折り返し列車と沼津方面 - 浜松駅間の列車が10分毎交互に運行されてきたが、この日の改正からは運用形態が変更され、富士駅 - 浜松駅間で運行される列車が増加。このため一部の「するがシャトル」の始発・終着駅が浜松駅に変更され、島田駅 - 浜松駅間が1時間あたり4本の運行となる[21]
  • 1991年(平成3年)3月16日 : 富士駅 - 島田駅間の列車の一部が沼津駅・三島駅発着に延長される。このため一部の「するがシャトル」の始発・終着駅が沼津駅・三島駅に変更され、三島駅 - 富士駅間も1時間あたり4本の体制となる。また特急「あさぎり」に接続する沼津駅 - 富士駅間無停車の身延線直通列車を新設。通勤時間帯には静岡地区初のホームライナーが新設され、車両は「あさぎり」用371系を使用[22][5]。211系使用列車の一部で最高速度110km/h運転を開始、スピードアップが行われる。
  • 1992年(平成4年)3月14日 : この改正から休日ダイヤを導入。東京駅から静岡駅までの直通列車1往復が沼津駅までに短縮。
  • 1993年(平成5年)3月18日 : 土曜・休日ダイヤを導入。静岡駅以西で平日ラッシュ時に通勤快速を1日1往復設定[23][24]
  • 1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)3月16日 : 東京駅 - 静岡駅間で運行されていた急行「東海」に代わり、特急「東海」が運行開始。ホームライナーに特急「ふじかわ」「東海」用の373系が投入され、上り・下り各2本ずつが新たに設定される。沼津駅 - 富士駅間無停車の身延線直通列車の一部が各駅停車となる。沼津駅 - 静岡駅間の金曜深夜の普通列車が座席定員制の「花金号」となる[20][27]
  • 1997年(平成9年)3月22日 : 「花の木金号」・「花金号」がそれぞれ「ホームライナー浜松」・「ホームライナー静岡」に変更[28]
  • 1998年(平成10年)3月14日 : 身延線直通列車がすべて各駅停車化される[29]。東京駅から静岡駅までの直通列車1往復が沼津駅までに短縮。
  • 1999年(平成11年)
    • この年 : 御殿場線・身延線への313系投入に伴い、両路線で使用されていた115系の一部編成が東海道本線列車で運用されるようになる。
    • 12月6日:函南駅 - 新所原駅間がCTC化およびPRC[30]
  • 2004年(平成16年)10月16日 : JR東日本直通列車が大幅縮小。従来1時間に1本ほど沼津駅まで運行されていた日中の直通列車が廃止。朝・夜時間帯に残った列車も、373系による1往復が静岡駅までであるほかは沼津駅までに短縮[31]。東京駅 - 静岡地区間直通の昼行普通列車の最長運行区間が静岡駅までとなる。
  • 2007年(平成19年)3月18日 : 静岡地区の白紙ダイヤ改正。三島・沼津都市圏・浜松都市圏での区間列車を増発。新たに富士駅で沼津方面へ、掛川駅で浜松方面へ折り返す列車を設定。富士駅 - 興津駅間および島田駅 - 掛川駅間では減便。この改正までに313系103両が新製配置され、113系・115系の運用が前日で終了。一部を除き211系・313系による運行となり、最高速度が110km/hに統一。また、ホームライナーを1往復増発。特急「東海」と通勤快速は廃止[6]
  • 2009年(平成21年)3月 : 三島・沼津地区において、東海道新幹線接続のための御殿場線 - 三島駅間の直通列車が上下合わせて16本に増発。三島発のホームライナーを沼津発に見直し[32]。また、ムーンライトながらの定期運行終了により、東京駅 - 静岡地区間直通の定期運行の非優等列車の運行区間も最長で静岡駅までとなる。
  • 2011年(平成23年)3月14日-6月5日 : 同年3月11日の東日本大震災による電力不足の影響で東京電力エリアにおいて計画停電が行われることとなったため、該当エリア(富士駅以東)を中心に列車の運休や間引き運転、区間内折返し運転が行われる。6月6日より通常ダイヤに戻る[33]
  • 2012年(平成24年)3月17日 : 最後まで残っていた東京駅 - 静岡駅間直通の普通列車が廃止[34]。東京駅 - 静岡地区間直通の非優等列車の定期運行区間も最長で沼津駅までとなる。
  • 2013年(平成25年)3月16日 : 夜間の「ホームライナー沼津」を時刻変更し身延線・御殿場線との接続を改善。三島駅 - 御殿場線間直通列車を日中に1往復増発[35]
  • 2014年(平成26年)3月15日 : 夜間の「ホームライナー沼津」を1本増発[36]
  • 2015年(平成27年)3月14日 : 夜間の「ホームライナー沼津」をさらに1往復増発[37]。またJR東日本上野東京ライン運行開始[38]に伴う運用変更で、東京方面との直通列車が1往復減便[39]
  • 2017年(平成29年)
    • 3月4日 : 夜間の「ホームライナー沼津6号」「ホームライナー静岡3号」の土曜・休日運転取りやめ。前日まで金曜日に運転していた「ホームライナー静岡21号」に代わり、ほぼ同一時刻で一般車による快速列車を金・土曜日のみに運転開始(詳細は「運用形態」の節で後述)
    • 11月8日 : 運行管理システム更新[40](22日から駅の案内表示を順次充実[40])。
  • 2018年(平成30年)3月17日 : 駅ナンバリング及びラインカラーを導入。当路線の路線コードは「CA」、ラインカラーはオレンジ。ただし「CA30」は導入時点では欠番で、袋井駅 - 磐田駅間の御厨駅(2020年3月14日開業)に割り当てられた[41]
  • 2020年(令和2年)3月29日 : ムーンライトながらの臨時運行終了により、東京駅 - 静岡地区間直通の全ての非優等列車の運行区間が最長で沼津駅までとなる。
  • 2022年(令和4年)3月12日 : 土休日運転のホームライナーを全便廃止。
  • 2024年(令和6年)3月16日 : 日中の運行形態を見直し。これまで日中に運行されてきた各主要駅間発着の列車を熱海駅 - 浜松駅間と興津駅 - 島田駅間の2パターンに再編し、それぞれ1時間に3本ずつ運行する[7]。また、沼津駅を発着するJR東日本管内との直通普通列車のうち、2往復が減便(熱海駅発着に変更)、1往復が国府津駅 - 沼津駅間の運行へ変更し5両編成へ短縮する(同時に、東京駅方面 - 国府津駅間運行の列車との接続も図る)[7]。これにより、東京駅 - 沼津駅間直通列車としては3往復減便となり、また夕方・夜の時間帯の沼津駅発の直通列車は、東京駅直通が全廃となり、国府津行き1本のみとなる。

運行形態

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本節では、2024年3月16日ダイヤ改正時点の運行形態の詳細を示す[42]

静岡地区の列車は各駅に停車する普通列車が中心であり、東海道本線の他地区に見られるような定期運行の快速列車は設定されていない(例外は後述)。浜松駅 - 豊橋駅間では名古屋地区からの快速列車の直通があるが、同区間では全種別とも各駅に停車する[注 3]。このほか一部区間では他線に直通する特急列車、朝晩のラッシュ時にはホームライナー、夜間には寝台特急列車の運行がある。

優等列車

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2024年3月の改正時点で静岡地区で運行されている優等列車は、昼行では、富士駅から身延線に直通する特急「ふじかわ」が富士駅 - 静岡駅間で7往復、東京方面から三島駅経由で伊豆箱根鉄道駿豆線に直通する特急「踊り子」が平日2往復・土休日3往復設定されている。かつては東京駅 - 静岡駅間の「東海」(1996年3月15日までは急行、翌16日以降は特急)が運行されていたが、2007年3月18日の改正で廃止された。

夜行列車は2009年3月13日(始発駅基準)をもってブルートレインが全廃され、定期列車は1998年7月10日から運行されている寝台列車の「サンライズ瀬戸出雲」1往復を残すのみとなっている。快速「ムーンライトながら」も臨時列車化されて運行していたが、2020年3月29日の大垣発を最後に運行がなくなり[43]、2021年1月22日に運行終了が発表された[44]

ホームライナー

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ホームライナーは、乗車整理券を別途要する列車であり、特急形車両間合い運用として沼津駅 - 静岡駅 - 浜松駅間で主に朝・夕の時間帯に設定されている。1991年3月16日のダイヤ改正にて特急「あさぎり」用の371系で運行が開始され[5]、後に1996年3月改正からは特急「ふじかわ」用の373系も運用に加わった[20]2012年3月改正以降は373系のみが使用されている。

いずれも一部の駅(主に市・区の代表駅)以外は通過し速達運転を行っている。現在の停車駅は沼津駅・富士駅・清水駅・静岡駅・藤枝駅島田駅菊川駅掛川駅袋井駅磐田駅・浜松駅となっている。かつては[いつ?]吉原駅蒲原駅に停車する列車や、深夜には各駅に停車する列車も存在した。

列車名は朝・夜の列車とも行先の駅名をとって「ホームライナー沼津」・「ホームライナー静岡」・「ホームライナー浜松」となっている。静岡駅・浜松駅で東海道新幹線との接続が取られている列車も存在する。夜間の下り方面の列車は1時間間隔で運行されている。

運用上の関係で「ホームライナー沼津2号」は沼津駅で普通列車熱海行きになるため、沼津駅 - 熱海駅間は乗車整理券が不要になる。また、「ホームライナー浜松3号」も、2022年3月のダイヤ改正まで浜松駅で普通列車豊橋行きとなって運行していた。

かつて運用されていた371系は1編成のみの在籍のため、同編成が定期検査の際は、普通列車用の車両で快速列車として運用され、この場合は乗車整理券不要となった[45]

 
373系によるホームライナー

2022年3月改正時点の設定列車には以下のものがある。なお、土休日は全列車運休となる。

  • 下り
    • ホームライナー静岡(沼津発静岡行き) - 1号(朝)・3号(夜)
    • ホームライナー浜松(沼津発浜松行き) - 3号(夜)・5号(夜)
    • ホームライナー浜松(静岡発浜松行き) - 1号(夜)・7号(夜)
  • 上り
    • ホームライナー沼津(静岡発沼津行き) - 2号(朝・沼津から普通熱海行)・4号(夜)・6号(夜)・8号(夜)・10号(夜)
    • ホームライナー静岡(浜松発静岡行き) - 2号(朝)・4号(朝)・6号(夜)・8号(夜)

「ホームライナー浜松」は2009年3月13日まで三島発の列車(371系使用)があったが、翌14日以降は沼津発に変更された[32]

2022年3月12日のダイヤ改正まで土休日に「ホームライナー静岡31号(朝)」、「ホームライナー浜松3号(夜)」、「ホームライナー沼津2号(朝)・8号(夜)」、「ホームライナー静岡34号(朝)・36号(朝)」が運転されていた[46]

快速・特別快速・新快速・区間快速

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名古屋地区で設定されているこれらの種別は一部列車が浜松駅まで乗り入れるが、浜松駅 - 豊橋駅間は各駅に停車する。

快速(臨時列車)

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2017年3月3日まで運転されていた「ホームライナー静岡21号」の後継として設定された乗車整理券不要の列車である。夜23時台の三島発沼津行きの下り定期列車を金曜日、土曜日および休前日に限り静岡行きとして延長運転する形で設定されている。このため、延長運転区間は臨時列車扱いとなり、JR東海公式サイトの時刻表には表記されていない。なお、三島駅 - 沼津駅間は普通列車として運転し、沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅間の延長運転区間のみが快速の扱いである。途中停車駅は富士駅までの各駅と清水駅である。三島駅で東海道新幹線の下り最終列車「こだま」815号から接続している。

普通

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2024年(令和6年)3月16日ダイヤ改正までの普通列車のダイヤは、2007年(平成19年)3月18日ダイヤ改正時のものをほぼ継承している。2024年3月16日現在、熱海駅 - 豊橋駅間を通して運行する列車は平日に下り4本・上り1本、休日に下り3本・上り1本が設定されている。

普通列車の日中(おおむね10時台から15時台まで)のダイヤはほぼ1時間ごとにパターン化されているが、完全なパターン化がなされているわけではなく、時間帯によって運行間隔や区間が異なる場合もある。

基本的には1時間に3 - 6本程度の運行である。熱海駅 - 浜松駅間の列車(下図B)と興津駅 - 島田駅間の列車 (C) がそれぞれ1時間に3本(約20分間隔)運行されており、静岡市とその近郊の興津駅 - 静岡駅 - 島田駅間ではBとCが交互に運行される形で1時間に6本(約10分間隔)のダイヤとなっている。富士・沼津・三島地区では三島駅 - 沼津駅間の区間列車 (A) が1時間に平均2本、Aを富士駅まで延長した形の区間列車 (A') が稀に運行されており、三島駅 - 沼津駅の1駅間ではA・A'・Bを合わせて1時間に平均5本となっている。浜松・掛川地区では掛川駅 - 浜松駅間の列車 (D) が1時間に1本設定されており、これとBをあわせて掛川駅 - 浜松駅間では1時間に4本でとなっている。浜松駅 - 豊橋駅間ではこの区間のみの列車 (E) が1時間に3本(約20分間隔)となっている。

以下に日中の列車の主な運行パターンを図で示す。

区間\駅名 熱海 豊橋
運行本数
(1時間当たり)
3 5 3-4 3 6 3 4 3
A 三島駅 - 沼津駅間 2本
A' 三島駅 - 富士駅間
B 熱海駅 - 浜松駅間 3本
C 興津駅 - 島田駅 3本
D 掛川駅 - 浜松駅間 1本
E 浜松駅 - 豊橋駅間 3本
特急ふじかわ 身延線(甲府駅) ← 0.5本

朝および夕方以降では熱海駅 - 浜松駅間など長距離の運用が多くなるが、運行本数に関しては日中よりも少なくなる区間も存在する。

三島駅 - 沼津駅間では、三島駅で東海道新幹線に接続するための御殿場線直通列車が設定されている。本数は1日あたり、御殿場線から三島方面が8本(全て三島行き)、三島発御殿場線方面行きが7本の合計15本である。このほか御殿場線から富士方面へ1日あたり2本、富士方面から御殿場線へ3本運行される。身延線からは沼津方面へ2本と静岡行きが1本運行されるが、東海道線から身延線への直通普通列車は存在しない。

熱海駅 - 沼津駅間には朝夕夜に東日本旅客鉄道(JR東日本)の東海道線小田原・東京方面との直通普通列車が7往復乗り入れており、その多くは東京駅から先東北本線宇都宮線)との直通となっているほか、夕夜間の沼津駅終着のみ高崎線からの直通列車も存在する。2012年3月改正以前は東京方面と沼津駅以西(富士駅・静岡駅・島田駅など)とを結ぶ普通列車も運行されていた[注 4]

また、浜松駅 - 豊橋駅間では朝夕夜を中心に名古屋方面からの直通列車があり、朝を中心に静岡・菊川・掛川発で名古屋方面行きの列車も存在する。

1日1本のみ朝時間帯に静岡発岐阜行きの下り長距離列車も設定されている。

編成は3ドア5両または6両が多く、一部列車は3両や4両の短い編成で運転。東京方面からの乗り入れ編成は4ドア10両編成(4・5号車の2両はグリーン車)である。

臨時・増結列車

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花火臨
  • 毎年8月中旬に実施されるふくろい遠州の花火では、14時〜23時台に上下合わせて約35本程度の臨時列車の運転と、同時間帯の一部定期列車の増結が行われる。17時・18時台には浜松発袋井行の列車が数本設定される他、20時台以降に愛野駅・袋井駅始発の列車が多数設定される。静岡車両区所属の車両では賄い切れないため、大垣車両区所属の車両も充当される。
  • 熱海海上花火開催時は上下2本ずつが8両編成に増結される。

過去の列車

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通勤快速
快速
1972年3月15日から1978年10月1日まで、日中に毎時1本運行されていた。快速運転区間は沼津駅 - 浜松駅間だが、静岡駅以東または以西どちらかのみで快速運転をする列車もあった。設定当初の沼津駅 - 浜松駅間の途中の停車駅は吉原駅・富士駅・蒲原駅・清水駅・静岡駅・焼津駅・藤枝駅・島田駅・金谷駅・掛川駅・磐田駅となっていた[注 5][13][15]。後に菊川駅と袋井駅が停車駅に追加され、廃止直前の頃の停車駅は焼津駅から磐田駅まで8駅連続停車、静岡駅 - 浜松駅間の通過駅は用宗駅と天竜川駅の2駅のみであった。
大井川鉄道線直通列車
1984年2月の改正まで、金谷駅から大井川鉄道大井川本線に直通する臨時列車が休日に設定されていた。静岡駅発着の快速「奥大井」は静岡駅 - 金谷駅間で焼津駅と藤枝駅の2駅に停車、浜松駅発着の「すまた」は東海道本線内各駅停車であった[13]
「あさぎり」連絡身延線直通列車
1991年3月16日改正から、沼津駅で小田急小田原線直通特急「あさぎり」に接続し、富士駅から身延線に直通する普通列車が設定されていた。設定当初は沼津駅 - 富士駅間が無停車であったが、列車種別はあくまで「普通」であり、時刻表では快速とは扱われていなかった。当初3往復設定されたが後に2往復に減便され、1998年3月14日以降は通過運転がなくなり全列車が各駅停車となった[5][22][25][29]
「花の木金号」「花金号」
1989年7月改正から、毎週金曜・土曜・日曜の0時過ぎに静岡発浜松行きで、週末の羽根のばし客を対象とした普通列車「花の木金号」が311系により運行された。また1996年3月22日からは金曜深夜運行の沼津発静岡行きの普通列車が「花金号」に変更された。双方とも各駅停車だが、ホームライナーと同様に乗車整理券制を採用し、整理券は始発駅でのみ発売された。双方とも1997年3月22日の改正でホームライナーに変更され、発展的解消となった[20][28]
通勤快速
1993年3月18日改正から2007年3月17日まで、静岡駅以西で1日1往復運行されていた快速列車。朝は静岡行き、夕方は浜松行き(後に豊橋行き)の運行で、静岡駅 - 島田駅間が無停車、それ以外の区間は各駅停車であった[23][24]。廃止直前は313系2000番台による運行もあり、種別カラーは名古屋地区区間快速と同じ緑だった。

使用車両

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現在の車両

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以下はすべて電車。特急車両も含めて全車普通車である。 ただし、JR東日本から乗り入れる普通列車用車両は一部を除きグリーン車2両を連結している。211系5000・6000番台を除きトイレ設備のある車両が使用されている。

  • JR東海・静岡車両区所属車
    • 211系5000・6000番台1989年より導入。ロングシート車。トイレがないためトイレ設備のある313系と組み合わせて運用されることが多い。
    • 313系300番台: 2024年に大垣車両区より転属。転換クロスシート車。2両編成。編成記号はK。
    • 313系1300番台: 2023年に神領車両区より転属。転換クロスシート[注 6]車。
    • 313系2000番台: 2006年より導入。ロングシート車。2両編成はW、3両編成はNまたはTの編成記号が付されている。
    • 313系3000番台・3100番台: 御殿場線・身延線との直通列車として運用されるセミクロスシート車。静岡車両区からの送り込みとして静岡駅以東で運用。編成記号はV。
    • 313系8000番台中央線セントラルライナーとして用いられた転換クロスシート車。2022年3月12日に神領車両区より転属。予備編成は無く、検査等の際は211系もしくは313系が代走で運用される。また神領車両区所属時代はセントラルライナーのほかホームライナーでも運用されていたが、静岡車両区転属後は、当区間の普通列車のみで運用されており、本形式は原則ホームライナーには使用されない。編成記号はS。
    • 315系3000番台2024年6月1日より投入。4両編成のみ。ロングシート車。編成記号はU。2027年3月より三島 - 沼津間、2028年3月より浜松 - 豊橋間で本形式を用いたワンマン運転を開始する予定である。
    • 373系: 1995年より導入。特急「ふじかわ」と、その間合い運用としてホームライナー、および一部の普通で運用。
  • JR東海・大垣車両区所属車

過去の車両

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以下はすべて電車。

  • 32系: 身延線用車の間合い運用で使用。
  • 80系: 一部クハ47形・サハ48形・サハ75形を併結。定期運用は1977年終了。波動用車は1979年運用終了。
  • 111系・113系 : 2007年運用終了。2006年まではJR東日本からの乗り入れも存在した。
  • 115系 : 2007年運用終了。1999年までは御殿場線・身延線との直通列車に、同年以降は当路線で運用。
  • 117系 : 浜松駅以西で、主に名古屋地区の快速として使用。
  • 119系 : 「するがシャトル」(島田駅 - 興津駅・富士駅間折り返し列車)として1986年 - 1989年に運用。
  • 153系155系163系 :急行「富士川」「東海」と、その間合い運用で普通列車として使用。1983年運用終了。
  • 165系 : 急行「富士川」「東海」と、その間合い運用で普通列車として使用。
  • 185系: 2021年3月12日まで特急「踊り子」(修善寺発着)として熱海駅 - 三島駅間に乗り入れていた。また、2020年3月29日まで臨時快速「ムーンライトながら」として大垣まで乗り入れていた[43]
  • 371系 : 2012年までホームライナーで運用。晩年は臨時快速などで運用された[48]。2014年11月限りで運用終了。
  • 211系0・2000番台 : JR東日本・田町車両センター所属。2012年まで乗り入れ。

上記のほか、長距離急行列車や寝台特急・寝台急行などの優等列車には客車も使用されていた。また天竜浜名湖鉄道に移管される前の二俣線に直通する列車には気動車も使用された。

データ

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路線データ

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本項で説明する範囲のもの。

駅一覧

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この節では、熱海駅 - 豊橋駅間の設置駅(貨物駅含む)と営業キロ・接続路線・停車列車を一覧で示し、また過去に存在した接続路線についても列挙する。

  • 停車駅
    • 普通 : すべての旅客駅に停車
      • 豊橋以西に直通する各種快速列車(区間快速・快速・新快速・特別快速)もこの区間では全旅客駅に停車(下記の快速は除く)
    • 快速 : 金曜・休日のみ運転。●印の駅は停車、↓印の駅は通過(↓は片方向のみ運転)
    • ホームライナー : ●印の駅は停車、|印の駅は通過、▲印の駅はホームライナー沼津2号のみ停車
    • 特急(踊り子ふじかわサンライズ瀬戸サンライズ出雲): 各列車記事参照
  • 接続路線 : 括弧内の英数字は駅番号。駅名が異なる場合は⇒印の後に駅名を示す。またJR東海では東海道本線、東北本線など正式路線名で案内しているため、本表もこれに準じて示す。
駅番号 駅名 駅間
営業
キロ
累計
営業キロ
ホームライナー 快速 接続路線・備考 所在地
熱海
から
東京
から
JR東日本直通運転区間   東海道本線東京駅経由   東北本線宇都宮駅まで・ 高崎線高崎駅経由 両毛線前橋駅から[* 1]
CA00 熱海駅 - 0.0 104.6   東海旅客鉄道  東海道新幹線
東日本旅客鉄道  東海道本線横浜東京方面〉 (JT 21)・  伊東線 (JT 21)
静岡県 熱海市
CA01 函南駅 9.9 9.9 114.5     田方郡
函南町
CA02 三島駅 6.2 16.1 120.7 東海旅客鉄道:  東海道新幹線
伊豆箱根鉄道  駿豆線(IS01)
(特急「踊り子」のみ熱海方面から修善寺駅まで直通運転)
三島市
CA03 沼津駅 5.5 21.6 126.2 東海旅客鉄道:  御殿場線(CB18) 沼津市
CA04 片浜駅 4.1 25.7 130.3  
CA05 原駅 2.5 28.2 132.8  
CA06 東田子の浦駅 4.6 32.8 137.4   富士市
CA07 吉原駅 3.9 36.7 141.3 岳南電車 岳南鉄道線(GD01)
CA08 富士駅 4.9 41.6 146.2 東海旅客鉄道:  身延線(CC00)
(特急「ふじかわ」のみ静岡方面から甲府駅まで直通運転)
CA09 富士川駅 3.5 45.1 149.7  
CA10 新蒲原駅 2.8 47.9 152.5   静岡市 清水区
CA11 蒲原駅 2.4 50.3 154.9  
CA12 由比駅 3.5 53.8 158.4  
CA13 興津駅 5.9 59.7 164.3  
CA14 清水駅 4.7 64.4 169.0 静岡鉄道S 静岡清水線新清水駅(S15)[51]
CA15 草薙駅 5.2 69.6 174.2 静岡鉄道:S 静岡清水線 ⇒草薙駅(S10)[51]
(貨)静岡貨物駅 2.5 72.1 176.7   駿河区
CA16 東静岡駅 1.0 73.1 177.7 静岡鉄道:S 静岡清水線 ⇒長沼駅(S06)[51] 葵区
CA17 静岡駅 2.5 75.6 180.2 東海旅客鉄道:  東海道新幹線
静岡鉄道:S 静岡清水線 ⇒新静岡駅(S01)[51]
CA18 安倍川駅 4.3 79.9 184.5     駿河区
CA19 用宗駅 2.1 82.0 186.6    
CA20 焼津駅 7.1 89.1 193.7     焼津市
CA21 西焼津駅 3.3 92.4 197.0    
CA22 藤枝駅 3.3 95.7 200.3     藤枝市
CA23 六合駅 4.6 100.3 204.9     島田市
CA24 島田駅 2.9 103.2 207.8    
CA25 金谷駅 5.1 108.3 212.9   大井川鐵道大井川本線
CA26 菊川駅 9.3 117.6 222.2     菊川市
CA27 掛川駅 7.1 124.7 229.3   東海旅客鉄道:  東海道新幹線
天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線[* 2]
掛川市
CA28 愛野駅 5.3 130.0 234.6     袋井市
CA29 袋井駅 3.5 133.5 238.1    
CA30 御厨駅 4.6 138.1 242.7 磐田市
CA31 磐田駅 3.2 141.3 245.9    
CA32 豊田町駅 2.9 144.2 248.8    
CA33 天竜川駅 3.9 148.1 252.7     浜松市
中央区
CA34 浜松駅 4.4 152.5 257.1   東海旅客鉄道:  東海道新幹線
遠州鉄道ET 鉄道線新浜松駅(ET01)
(貨)西浜松駅 2.0 154.5 259.1    
CA35 高塚駅 3.3 157.8 262.4    
CA36 舞阪駅 5.1 162.9 267.5    
CA37 弁天島駅 2.3 165.2 269.8    
CA38 新居町駅 3.1 168.3 272.9     湖西市
CA39 鷲津駅 3.7 172.0 276.6    
CA40 新所原駅 5.8 177.8 282.4   天竜浜名湖鉄道:天竜浜名湖線[* 2]
CA41 二川駅 4.3 182.1 286.7     愛知県
豊橋市
CA42 豊橋駅 6.9 189.0 293.6   東海旅客鉄道:  東海道新幹線・  東海道本線〈名古屋方面〉  飯田線(CD00)
名古屋鉄道NH 名古屋本線(NH01)
豊橋鉄道渥美線新豊橋駅(1)
豊橋鉄道:東田本線駅前停留場(1)
名古屋地区直通運転区間   東海道本線 名古屋駅経由大垣駅(土休日のみ米原駅)まで直通
  • 三島駅 - 沼津駅の間で静岡県駿東郡長泉町清水町を通るが、当該区間内に駅はない。
  • 熱海駅 - 函南駅間に来宮駅があるが、伊東線列車以外は停車しない。
  1. ^ 高崎線直通列車については、下り(沼津着)列車のみの設定
  2. ^ a b 1987年3月14日までは日本国有鉄道二俣線

過去の接続路線

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駅名 接続路線 廃止日
沼津駅 伊豆箱根鉄道:軌道線沼津駅前駅 1963年2月5日
日本国有鉄道:東海道本線貨物支線〈沼津港駅方面〉 1974年9月1日
清水駅 静岡鉄道:清水市内線清水駅前駅 1975年3月22日
日本国有鉄道:清水港線 1984年4月1日
静岡駅 静岡鉄道:静岡市内線静岡駅前駅 1962年9月15日
藤枝駅 静岡鉄道:駿遠線新藤枝駅 1970年8月1日
島田駅 島田軌道 1959年10月1日
堀ノ内駅(現在の菊川駅) 堀之内軌道 ⇒堀ノ内駅前駅 1935年12月4日
袋井駅 静岡鉄道:駿遠線 ⇒新袋井駅 1967年8月28日
中泉駅(現在の磐田駅) 光明電気鉄道 ⇒新中泉駅 1935年7月20日

脚注

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注釈

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  1. ^ 快速(臨時列車)」の節で述べる通り、三島23:47発沼津行きを延長する形で、快速静岡行きが夜間のみ曜日限定で運転されている(停車駅は富士駅までの各駅と清水駅)。
  2. ^ α列車とは、旅客の利用が少ない場合に廃止されることを前提として設定された列車。時刻表に「α」マークが表記されていた。
  3. ^ 2006年10月1日の改正以前は、下りで1本だけ早朝に静岡駅を発車し、共和駅まで各駅に停車する名古屋駅行きの区間快速が設定されていた。
  4. ^ 最後まで残っていた373系9両編成による東京駅 - 静岡駅間の普通列車1往復は、夜行快速「ムーンライトながら」の送り込み運用を兼ねており、2009年3月の同列車の臨時列車化も2012年3月改正まで残った。
  5. ^ 当時は片浜駅・東静岡駅・安倍川駅・西焼津駅・六合駅・愛野駅・御厨駅・豊田町駅が未開業であり、通過駅は静岡駅以東が原駅・東田子の浦駅・富士川駅・新蒲原駅・由比駅・興津駅・草薙駅の7駅、静岡駅以西が用宗駅・菊川駅・袋井駅・天竜川駅の4駅であった。
  6. ^ ただし車端部はロングシート。

出典

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  1. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.36
  2. ^ 「特集・国鉄近郊形電車と“シティ電車”」『鉄道ジャーナル』第222号、鉄道ジャーナル社、1985年8月、14-72頁。 
  3. ^ a b 村上勇「<特集>東海道線 - 東海道線の輸送現況」『鉄道ピクトリアル』第440号、電気車研究会、1984年12月、pp. 15-17。 
  4. ^ a b 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1986年11月号、日本交通公社
  5. ^ a b c d 「1991.3.16ダイヤ改正のニュースター」『鉄道ダイヤ情報』第84号、弘済出版社、1991年4月、43頁。 
  6. ^ a b 平成19年3月在来線ダイヤ改正及び平成19年7月新幹線ダイヤ改正について (PDF)インターネットアーカイブ)- 東海旅客鉄道ニュースリリース 2006年12月22日
  7. ^ a b c JTB時刻表 2024年3月号
  8. ^ 「週刊朝日百科 歴史でめぐる鉄道全路線国鉄・JR 01 東海道本線」、朝日新聞出版 2009年6月28日
  9. ^ 坂正博「東海道本線(湘南電車)・横須賀線 車両のあゆみ」『鉄道ダイヤ情報』第313号、交通新聞社、2010年5月、34-41頁。 
  10. ^ 種村直樹「日本を支えた動脈東海道線100年の歩み」『鉄道ジャーナル』第271号、鉄道ジャーナル社、1989年5月、42頁。 
  11. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1969年5月号、日本交通公社
  12. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1964年9月号、日本交通公社
  13. ^ a b c 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年3月号・1975年3月号、日本交通公社
  14. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年2月号および3月号、日本交通公社
  15. ^ a b 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1978年10月号、日本交通公社
  16. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1984年2月号、日本交通公社
  17. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1985年3月号、日本交通公社
  18. ^ 「東海道本線の列車ダイヤと運転管理」『鉄道ジャーナル』第271号、鉄道ジャーナル社、1989年5月、80頁。 
  19. ^ 『JR編集 時刻表』1988年3月号、弘済出版社
  20. ^ a b c d 「「通勤ライナー」その生い立ちと現状」『鉄道ピクトリアル』第747号、電気車研究会、2004年6月、44-51頁。 
  21. ^ 「JR3月ダイヤ改正情報PART3」『鉄道ダイヤ情報』第71号、弘済出版社、1990年3月、52-60頁。 
  22. ^ a b 『JR時刻表』1991年3月号、弘済出版社
  23. ^ a b 『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年、252頁。 
  24. ^ a b 『JTB時刻表』1993年3月号、日本交通公社
  25. ^ a b 『JR時刻表』1995年3月号、弘済出版社
  26. ^ “進む東海道線CTC化 新所原-米原が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年10月6日) 
  27. ^ 『JTB時刻表』1996年3月号、日本交通公社
  28. ^ a b 『JTB時刻表』1997年3月号、日本交通公社
  29. ^ a b 『JR時刻表』1998年3月号、弘済出版社
  30. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-121-X 
  31. ^ "2004年10月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 23 July 2004. 2012年6月30日閲覧
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  39. ^ 『JR時刻表』2015年3月号、交通新聞社
  40. ^ a b 東海道本線(静岡地区)の駅における列車のご案内の充実等について (PDF) - 東海旅客鉄道ニュースリリース 2017年11月8日
  41. ^ 【社長会見】在来線駅に駅ナンバリングを導入します (PDF) - JR東海、2017年12月13日
  42. ^ 『JTB時刻表』2024年3月号、JTBパブリッシング。
  43. ^ a b “JR夜行快速「ながら」終了 バスと競合、車両老朽化”. 共同通信. (2021年1月22日). オリジナルの2021年1月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210123025734/https://this.kiji.is/725270835080871936 2021年1月23日閲覧。 
  44. ^ 春の増発列車のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2021年1月22日、2頁。オリジナルの2021年1月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210122051627/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040932.pdf2021年1月22日閲覧 
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  46. ^ 2022年3月ダイヤ改正について”. 東海旅客鉄道. 2022年1月12日閲覧。
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  49. ^ 鉄道ご利用エリア|TOICA”. 東海旅客鉄道. 2021年3月13日閲覧。
  50. ^ 最混雑区間における混雑率(令和2年度)” (PDF). 国土交通省. p. 1 (2021年7月9日). 2021年8月24日閲覧。
  51. ^ a b c d 便宜上接続路線としたが、静岡鉄道は全駅がJRの駅と敷地が離れており(同名の草薙駅も同様)、乗り換えする際にいったん駅の外に出る必要がある。

関連項目

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外部リンク

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