Wikipedia:ウィキ愛
(Wikipedia:LOVEから転送)
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
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この文書の要旨: 戦いではなく、愛を広めよう! |
利用者の行動について |
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合意形成 |
ウィキ愛とは「『開かれた学びあい』[1]と『相互理解』の精神」を指す言葉です。この言葉は英語版のプロジェクト関連メーリングリスト上で、時の流れとともに生まれました。
例えば、宗教的な原理主義者や無宗教のヒューマニスト、保守派や左翼など……、他にもてんでバラバラの観点を持つ人々が、ひとつウィキペディアの中で作業をしています。そのため、議論はしばしばたやすくフレーム戦に陥ります。しかし、私たちがここに集まる理由はただ一つ……これまでにない規模の百科事典という、自由に利用できる知識の集大成を、積み上げ、整理し、組立て、作り上げることを愛するがゆえです。ウィキペディアは論争の場ではありません。私たちの知っていることを収集し掲載するプロジェクトなのです。
もし私たちが、知識を愛するというこの共通の目的を心に留め、たとえ困難な時も中立的な観点を達成しようと集中し、あるいは対立意見を実際に理解しようとするなら、私たちは「ウィキ愛」に到達することができます。もしウィキ愛に達することができなければ、それはこの百科事典とその任務が全くの苦痛となることにほかなりません。フレーム戦が続けば編集者は駆逐され、偏見に基づいた記事が読者を離れさせ、当分の間その両方が私たちの評判を傷つけることになるでしょう。
ウィキ愛を実践するための秘密の処方はありませんが、以下のような欠かすことのできない側面があります。
- エチケットに従いましょう - 他の参加者に敬意を払いましょう。
- 新規参加者を愛しましょう。
- 基本方針に従いましょう - そうすればお互いに作業しやすくなります。
- 中立的な観点を目指しましょう - あらゆる立場の人から読まれて同意が得られるような記事を書きましょう。
- 常に冷静に - 怒りのあまり短気になってはいけません。我を忘れそうな時は、少し距離を置いてみましょう。
- 許し、忘れる - これがネット上のことだと思い出してください。何かが起きてもただ傷付くのではなく、他の人々の視点に協調することを試してみましょう。むしろガンジーの非暴力[2]の精神にならってみましょう。「精神的にも、言葉でも、肉体的にも傷付けない。本人、他者、他人がするのを認めること、そのいずれによるものであろうと」
- あなたの仲間である編集者たちは、オペレーティングシステムの一部や、ランプの精や、その類ではありません。誰しも「感謝されているのだ」と感じることが好きなものです。例えば否定的なコメントであっても感謝の言葉で始めたり、なんらかの依頼ならば最後にも感謝を述べるのはよい習慣です。
- 「こんにちは。あなたが差し戻した私の編集について、コメントありがとうございました。よろしければこちらの版(…)を見ていただけたら嬉しいです。お時間を取っていただきありがとうございます」
- 「『渡り鳥』への貢献ありがとう。ただ、(…)に関しての記述なんだけど、間違ってると僕は思うんだ。事実に即したものにするため編集したけど、時間のある時にもう一度読んでもらえるかな?ありがとう」
- 「『衣類』の良き仕事っぷりに拍手!です。お詳しいようですので、できたら(…)の意味するところを追加説明してもらえませんか?読んでみて、前後関係から意味がはっきりしなかったので。素人にももっと理解しやすいように書いてもらえるか、どこか詳しく書いてあるリンクを貼ってもらえませんか?感謝!」
- などなど……
では、楽しい編集生活を。ウィキ愛をインターネット中に広めましょう!
参照
編集- MediaWiki:WikiLove.js (js)
- Wikipedia:井戸端/subj/拡張機能「ウィキラブ」の導入
- /サンプル集
- Wikipedia:井戸端/subj/ウィキラブ機能利用の現況と今後
- Wikipedia:礼儀を忘れない
- Wikipedia:善意にとる
- Wikipedia:新規参加者を苛めないでください
- mediawiki.org
- mw:WikiLove - エクステンションのヘルプ
- mw:Extension:WikiLove - エクステンションの解説
- Wikipedia
- en:Wikipedia:Charitableness
- en:Wikipedia:No terms of endearment
- en:Wikipedia:WikiCrime
- en:Wikipedia:WikiHate
- Wikipedia:ウィキピース
- meta
- m:WikipediAhimsa(メタ:ウィキペディアヒムサー)
脚注
編集- ^ 訳注:英語版では collegiality (同僚性)。訳出にあたり 「同僚性(collegiality)」 高知県教育委員会 2004年9月15日 23:36 (UTC) を参考にした。
- ^ 訳注:英語版では Ahimsa (非暴力、アヒンサー)。
外部リンク
編集- モチベーションは愛(2004年、本家(英語)スラッシュドットで行われたインタビュー記事、Wikipedia Founder Jimmy Wales Respondsの翻訳)