Wikipedia:井戸端/subj/子守唄の採譜の著作性

子守唄の採譜の著作性

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島原の子守唄において初版から歌詞が丸々掲載されているのですが、この曲自体は古くから存在するものの現行の歌詞は1980年に死去した宮崎康平の採譜・編曲によるとされており、宮崎康平#「島原の子守唄」によれば同曲はJASRACには「作詞・作曲 宮崎一章」として登録されているそうです。このような場合著作権上の問題は生じないのでしょうか。--211.124.132.117 2009年1月3日 (土) 06:51 (UTC)[返信]

 以下,日本語版ウィキペディアにおいては,日本の著作権法を考慮すべきこと,島原の子守唄の原曲が存在し,これについては著作権法による保護が及ばない(保護期間が経過している等)ことを前提に,日本の著作権法に関連する限りにおいて,私の見解を述べます。
 記載されている歌詞が,宮崎康平氏が全く新たに作詞したものである場合,又は,既にある歌詞に改変を加えたものである場合のいずれにせよ,記載されている歌詞が宮崎康平氏の作成ないし改変にかかるものである限り,著作権侵害(複製権侵害・公衆送信権侵害)の可能性はあると思います。ただし,後者の場合について,宮崎氏による改変によって創作性が付加されたと評価できないときには,著作権侵害はないということになろうかと思います。
 なお,適法な引用であるとすれば著作権侵害とはなりませんが,「歌詞」という節を設けて全文を記述する一方,個別の歌詞について,現代語(標準語?)訳をするわけでも,解説をするわけでもないようですから,専ら歌詞それ自体を記述する目的で編集されたと言わざるを得ず,引用にはあたらないように思われます(参考:同じ「島原の子守唄」を扱ったサイトのうち,引用の要件を充たしていると思われるサイト)。--Emonue 2009年1月6日 (火) 13:47 (UTC)[返信]