U字谷(ユーじこく、ユーじだに)とは、氷河侵食氷食)によって地表がU字状に削り取られて生じた侵食谷のことである。氷河地形のひとつで、氷食谷ともいう[1]

スイス・ユングフラウヨッホ麓のU字谷Stechelberg-Berneroberland,ヴェンゲン登山鉄道より

アルプス山脈ロッキー山脈ヒマラヤ山脈などの山岳地帯に多く存在する。日本では立山周辺などで観察される。

U字谷に海水が流入して生じた細長い湾のことをフィヨルドという。また、U字谷に淡水がたまってできた湖を氷河湖という。

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脚注

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  1. ^ 岩田修二 2011, p. 163.

参考文献

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  • 岩田修二『氷河地形学』東京大学出版会、2011年。ISBN 978-4-13-060756-8 

関連項目

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