T19(ティーナインティーン)は、日本スケートボードチームスケートボード会社である。

T19
T19
T19
名の由来 「T」は「東京」の頭文字、
「19」は「skates」の
頭文字「s」が
アルファベットの19番目で
あることから
前身 TOKYO SKATES
設立 1990年代
設立者 大瀧浩史
設立地 日本の旗 東京都
公用語 日本語
主宰 大瀧浩史
重要人物 江川芳文
尾澤彰
川田圭人
中村晋一郎
藤原ヒロシ
ウェブサイト T19 SKATEBOARDS
テンプレートを表示

概要

編集

プロのスケートボーダーであった大瀧浩史が結成したスケートボードチームである[1]日本で初めてのデッキブランドとしても知られている[2]。独創的なデッキアートで知られており[2]、日本のスケートボードシーンを牽引していた[2]。また、東京都ピストバイクを流行させるなど[3]、スケートボードのみならずストリートカルチャー全般の最先端に位置していた。

沿革

編集
 
T19主宰大瀧浩史が開設に尽力した渋谷区立宮下公園のスケートパーク(2021年4月7日撮影)

1984年(昭和59年)頃、大瀧浩史がスケートボードチーム「TOKYO SKATES」を結成し[1]、三野タツヤ[1]中村晋一郎[1]藤原ヒロシ[1]、といった面々と滑るようになる。これがのちの「T19」の前身となる[1]

大瀧浩史は1980年代にプロスケートボーダーとして活動していたが[1]、1980年代後半になるとアメリカ合衆国に渡ってシルクスクリーンを学び[4]、1990年代になるとスケートボーダーである秋山勝利の「Be'-In-Works」に勤務していた[1]。また、大瀧と三野タツヤの勧誘により[5]尾澤彰と根本正典も「Be'-In Works」に入ることになった[5]。その後、大瀧が「T19」を創設し[1]、三野、尾澤、根本が結成に参画した[1]。その後、ほぼ同時期ではあるが[1]、まず西村明彦が加入し[6]、次に川田圭人が加入した[6]。さらに笹尾弘貴や田中健太郎が加入した[1]

1992年(平成4年)、日本国内で初となるデッキブランドとして活動を開始した[2]。また、いちはやくピストバイクに注目し、東京都においてピストバイクが流行する火付け役となった[3]

リーダーの大瀧は毎月第2日曜日に世田谷公園で開かれている「世田谷公園スケートボードスクール実行委員会」に相談役として参加している。

名称

編集

チーム名の「T19」は、「TOKYO」の頭文字である「T」と[2]、アルファベットを「A」から数えると「SKATES」の「S」が19番目にあたることに由来している[2]

所属メンバー

編集
  • CHAPTER ONE ~Fixed gear bike First step~(トランスワールド株式会社 2008年7月10日

脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 大瀧ひろし・尾澤アキラ稿「設立30周年の節目を迎えたT19というライフスタイル――HIROSHI OTAKI×AKIRA OZAWA」『[INTERSECTION] HIROSHI OTAKI × AKIRA OZAWA | VHSMAG』Interview by HIROYUKI WAKABAYASHI、Words by VHSMAG、Photos by ISAM、VHSMAG、2014年12月30日。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m Mizuki Khoury, "T19 -- The OG Tokyo Skate Team", T19 - The OG Tokyo Skate Team — sabukaru, Adrian.
  3. ^ a b c d e f g BROTURES HARAJUKU稿「T19 & FRAGMENT BLUE CUSTOM.」『T19 & FRAGMENT BLUE CUSTOM. | ブローチャーズ - BROTURES ONLINE STORE - ピストバイク通販』BROTURES、2014年12月14日。
  4. ^ 「HIROSHI OTAKI -- T19 Skateboards President / Negotiator」『大瀧ひろし | BILLY'S Meet Tokyo Creator VOL.31|BILLY’S ENT 公式通販』Interviewer by BILLY'S ENT PR 佐藤、Photo by Akira Onozuka、Writer by Yusuke Kigawa、エービーシーマート。
  5. ^ a b 「T19初のプロライダーにして、スケートを取り巻くさまざまなカルチャーに精通した最重要人物。'90年代初頭に東京のスケートシーンを牽引し、海外のコンテストで好成績を残したパイオニア。日本のスケート史はこの人なくして語れない。」『[VOICE OF FREEDOM] AKIRA OZAWA / 尾澤 彰 | VHSMAG』photo by Iseki、Archive photos courtesy of Akira Ozawa、VHSMAG、2021年9月2日。
  6. ^ a b c 「スケートとグラフィティをバックボーンに持ち、和のテイストを作風に取り入れる絵描きのESOW。風来の半生を振り返ると、数々の日本初が見えてくる。――ESOW」『[VOICE OF FREEDOM] ESOW | VHSMAG』Photos by Shinsaku Arakawa、VHSMAG、2019年6月10日。
  7. ^ a b c d e f g 「“竜人”の愛称と“下町レペゼン”の慣用句でゼロ年代のストリートシーンに圧倒的な存在感を植え付けた藤井竜太郎。そんな彼の《藤井竜太郎》時代、そして《竜人》時代の半生をお届けする。」『竜人(藤井 竜太郎)というオトコの半生|Red Bull』Written by Hisanori Kato、Red Bull Japan、2018年1月31日。
  8. ^ a b c d e 「ティーナインティーンについて」『ティーナインティーン : T19 - ファッションプレス』カーリン。
  9. ^ a b 「id: no.285 NAOTOSHI KIKAWADA」『[ID] NAOTOSHI KIKAWADA | VHSMAG』VHSMAG、2018年9月5日。
  10. ^ a b 「TOKYO SKATES!!――EPISODE 43: T19」『[SHUT UP & SKATE] EPISODE 43: T19 | VHSMAG』Sound design by Stone'd、VHSMAG、2022年10月11日。
  11. ^ a b 「id: no.013 SINGO IWASAKI」『[ID] SINGO IWASAKI | VHSMAG』VHSMAG、2013年5月29日。

関連項目

編集

外部リンク

編集