RAIKO
RAIKOは和歌山大学、東北大学が製造した超小型衛星。2012年7月21日にこうのとり3号機と共にH-IIBロケット3号機によって打ち上げられ、10月4日23時37分にきぼうから星出宇宙飛行士のロボットアームの操作によって放出された[1]。
RAIKO | |
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左から2番目がRAIKO | |
所属 | 和歌山大学、東北大学、東京大学 |
公式ページ | 国際宇宙ステーション放出衛星「RAIKO」(雷鼓) |
国際標識番号 | 2012-038B |
カタログ番号 | 38852 |
状態 | 運用終了 |
目的 | 超小型衛星網UNIFORMの基盤技術研究開発と海外への教育貢献 |
打上げ機 | H-IIBロケット3号機 |
打上げ日時 |
2012年10月4日 23時37分 (JST) |
機能停止日 | 2013年8月6日 |
通信途絶日 | 2013年8月6日 |
運用終了日 | 2013年8月6日 |
停波日 | 2013年8月6日 |
消滅日時 | 2013年8月6日 |
物理的特長 | |
本体寸法 | 10cm x 10cm x 20cm |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
概要
編集日本主導の超小型衛星網UNIFORMの基盤技術研究開発と、海外への教育貢献(通称:UNIFORMプロジェクト)の一環として開発された[1]。
きぼうから軌道に投入された後、太陽電池パドルの展開に失敗して電力不足に陥ったが、冗長系として設定しておいたエコモードを起動させ、運用を継続した[2]。運用期間中の10か月間に63枚の写真を撮影した後に2013年8月6日に高度150kmの大気圏に突入し、運用を終了した[3]。
出典
編集- ^ a b 超小型衛星RAIKO
- ^ “国際宇宙ステーションからの放出衛星「RAIKO」が成果を中間報告”. TECH+ (マイナビ). (2012年12月30日) 2021年3月17日閲覧。
- ^ “国際宇宙ステーション放出衛星「RAIKO」(雷鼓)”. 東北大学. 2016年5月10日閲覧。
参考文献
編集- RAIKOの運用成果報告(英文)
- SAKAMOTO Yuji; TANABE Yuta , YAGISAWA Hitoshi , SUGIMURA Nobuo , YOSHIDA Kazuya , NISHIO Masanori , NAKAJO Tomoyuki , AKIYAMA Hiroaki (2014). “Operation Results of Cubesat RAIKO Released from International Space Station”. Transactions of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences, Aerospace Technology Japan (Japan Society for Aeronautical and Space Sciences) (12(ists29)): 7-12. NAID 130003395426