に・よん・なな・みゅーじっく
株式会社247Music(ニヨンナナミュージック)は、東京都に本社を置く、音楽関連企業。現在はインディーズレーベルの運営が主力事業となっている。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 未上場 |
略称 | 247Music |
本社所在地 |
日本 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町4-10 |
設立 | 2003年3月 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 音楽制作・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 宇佐美友章 |
関係する人物 | 取締役会長 丸山茂雄 |
外部リンク |
247Music Inc. mF247 |
社名の「247」は、「一日24時間、週7日」を表すスラングが由来。国道246号線(青山通り)にメジャーレコード会社が集結していることから、246にプラスαのアイデアを加えた新しいレーベルを目指すという意も。
概要
編集2003年3月、丸山茂雄が代表取締役となり株式会社に・よん・なな・みゅーじっくを設立。
2005年12月より音楽配信サイト「mF247」の運営を行ってきた。DRMなしの楽曲を配信しているのが特徴[1]。同サイトでは自分達の曲の配信を希望するアーティストを募集し審査した上で、審査に合格したアーティストから登録料として1万円を徴収して楽曲をサイトに登録し、一般のリスナーがその曲をサイト上からダウンロードできるという仕組みを導入した。登録料制度を採ったのは「プロになるという明確な意思を持っている」かどうかを見分けるためとのこと[2]。ダウンロードは原則として無料で行えるが、アーティスト側が希望した場合は有料配信も可能。
ビジネスモデルとしては、サイト上で支持の多いアーティストのCDや、人気の有る楽曲を集めたコンピレーション・アルバムを発売することで、その収益によりサイト運営費用を賄うとしていた[3]。
2008年8月末には「最近の状況を見れば『mF247』は設立の使命は果たしたと考えていいと思います」との理由で「mF247」のサービスを休止(ただし携帯サイトの一部機能については9月末まで利用可能)[4]。サービス休止の発表後、「mF247」の事業譲渡に関する優先交渉権をYahoo!オークションに出品したことでも話題となった。優先交渉権の入札には2ちゃんねるの管理人として有名な西村博之(ひろゆき)も参加したが、結局「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)」のCD化などで知られるクエイクホールディングスが落札[5]。
しかしクエイクとの間の事業譲渡交渉は不成立に終わり[6]、入札で次点だったひろゆきとの間で交渉が進められた結果、10月2日にmF247トップページにて「mF247について、ひろゆき氏のご提案に基づき『mF247 Episode 2』を一緒に進めて行くことにいたしました」との発表が行われた。このためmF247についてはひろゆきへの事業譲渡ではなく、247Musicとひろゆきの共同運営の形で運営が行われることとなった。[7]
ひろゆきが取締役を務めていたニワンゴに運営が委託され、ニコニコ動画との提携による無料音楽配信サービスという形で2009年3月25日にサイト運営が再開されたが[8]、ひろゆきが2013年2月にニワンゴの取締役を辞任したことなどを背景に、同年2月28日にサービスを終了[9][10]。サイト再開と同時にニコニコ動画に開設されていた「mF247チャンネル」も同日に閉鎖された。なお登録アーティストに対しては、OKWaveが運営する「OKMusic」への移行を薦めるアナウンスが出されている[11]。
作品
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | |
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mF247 | ||||
2006年04月21日 | mF247.jp:GOOD VIBE IF YOU WANT IT!ROCK VOL.1 | MFDS-0001 |
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2006年06月16日 | mF247.jp:DROP YOUR MESSAGE R & B/HIP HOP VOL.1 | MFDS-1001 |
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2006年06月16日 | mF247.jp:GOOD VIBE IF YOU WANT IT!ROCK VOL.2 | MFDS-0002 | ||
2006年06月16日 | mF247.jp:Free Your Mind HOUSE/TECHNO VOL.1 | MFDS-2001 |
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2006年07月05日 | mF247.jp:YUIYUI okinawa VOL.1 | MFDS-3001 | ||
2006年07月05日 | Rockamenco『Rockamenco』 | MFDS-9003 |
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2006年07月05日 | mF247.jp:FRIDAY UNDIES | MFDS-9001 |
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2006年09月06日 | 成底ゆう子『DEIGO』 | MFDS-9004 |
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2007年03月07日 | COFFEE GROOVE | XQBU-1500 |
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2007年04月04日 | ミドリ『セカンド♥』 | XQBU-1001 |
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2007年07月04日 | DJTK『Cream of J-pop ~ウタイツグウタ~』 | XQBU-1002 |
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247Music | ||||
2006年04月26日 | Tokyo Rockers-The Best Of Japanese Drum and Bass | FENO-0007 |
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2007年10月24日 | 麗蘭『1+1』 | XQBU-1004 |
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2009年08月11日 | 西海孝『空を走る風のように、海を渡る波のように』 | XQBU-1005 |
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2009年10月28日 | 笹生実久『オープン ドア!』 | XQBU-1006 |
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2011年08月17日 | 妃田智『Manual Tune Vol.1』 | TFSM-0003 |
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テレビ番組
編集- 日経スペシャル ガイアの夜明け 革命児の新たなる挑戦状 〜音楽ビジネスの常識を破れ〜(2003年12月2日、テレビ東京)[12]。
脚注
編集- ^ DRMなしの音楽をダウンロードできる「mF247」が正式スタート、INTERNET Watch、2005年12月20日。
- ^ 音楽配信サービスのmf247が、「儲かる仕組み」を外す理由、nikkei BPnet、2005年12月20日。(インターネットアーカイブ)
- ^ コピー自由の無料音楽配信サービス「mF247」が12月に開始、CNET Japan、2005年8月18日。
- ^ 音楽配信サービス「mF247」が8月末でサービスを休止、Internet Watch、2008年8月1日。
- ^ 「mF247」優先交渉権、落札者は「ウマウマ」CDのクエイクだった 1000万2000円でひろゆき氏をかわす、ITmedia、2008年8月27日。
- ^ mF247譲渡、交渉権はひろゆき氏に クエイクの事業プラン却下、ITmedia、2008年9月12日。
- ^ mF247、ひろゆき氏が運営へ、 ITmedia、2008年10月2日。
- ^ mF247、ひろゆき氏と再出発 ニコ動連携で「サーバ代は月2万円」 - ITmedia・2009年3月25日
- ^ インディーズ音楽配信サイト「mF247」が終了 ひろゆき氏と再出発から4年 - ITmedia・2013年2月19日
- ^ “音楽配信サイト「mF247」が2月28日サービス終了―ニコ動「mF247チャンネル」も同時終了 - AV Watch”. Impress Corporation (2013年2月19日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ 音楽配信サイト「mF247」がサービス終了、Internet Watch、2013年3月1日。
- ^ 革命児の新たなる挑戦状 〜音楽ビジネスの常識を破れ〜 - テレビ東京 2003年12月2日
関連項目
編集外部リンク
編集- 247Music Inc.
- mF247 - 閉鎖
- OKMusic - ウェイバックマシン(2011年6月24日アーカイブ分)