大久保 海太(おおくぼ かいた、1977年6月6日 - )は日本のロック歌手で、男性シンガーソングライター

大久保 海太
出生名 芸名に同じ
別名 カイタ
生誕 (1977-06-06) 1977年6月6日(47歳)
出身地 日本の旗 日本東京都生まれ
ジャンル ロック
職業 シンガーソングライター
担当楽器 ギター
活動期間 1999年-
レーベル アンティノス・レコード
1999年 - 2002年
LIFESIZE RECORDS
2006年] - )
公式サイト 大久保海太公式ブログ

来歴・人物

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デビュー以前

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1977年6月6日に出生、東京で育つ。幼稚園の頃からサッカーを始め、小学校の卒業文集には「日本代表になって世界大会かワールドカップに出たい」と書いたほどであったが、中学校2年生(15歳)の時に親類からギターをもらい手にしてからは、徐々に音楽へと気持ちが傾いていった。高校時代にはアマチュア・バンドを結成。高校卒業後はさまざまなグループへの参加・解散・脱退を繰り返すが、ある時次なるグループが見つからず、独りで自作した楽曲のデモテープアンティノス・レコード主催のオーディションに応募したところ、合格する。同レコード会社より、ソロシンガーソングライターとしてのスタートを切った[1]

メジャー・デビュー

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1999年、CDデビュー前となる3月26日に下北沢ガレージにて初のワンマン・ライブ「大久保海太LIVE'99 〜寒い所に行きたかった〜」を開催。同年4月21日にはアンティノス・レコードより、シングルパンチ」(ARCJ-98)でCDデビューを果たした。その後畳み掛けるように、6月19日に2枚目のシングル「ヴィデオ」(ARCJ-103)を、7月20日の海の日に初のスタジオ・アルバムリン』(ARCJ-104)を発表した。また、ライブ活動も行っており、のちに恒例となる通称「海の日ワンマン・ライブ」の前身となる「アドレナリン ジェット」が渋谷CLUB QUATTROで行われた。続けて、同年9月6日・7日・9日・14日には初の全国ツアー「ハイジェットエリア・リン」を開催した[2]

2000年、3月22日の横浜CLUB24公演を皮切りに、4月16日の日比谷野外音楽堂公演まで全国9か所でイベント・ツアー「ツアータンバリン 〜基礎練」を[3]、7月1日からは「ヒトリOKUBO★ピン」ツアーを全国23か所でそれぞれ開催。「ヒトリOKUBO★ピン」開始直後の7月5日には、TBSテレビアニメ未来少年コナンII タイガアドベンチャー』のエンディング・テーマとなった「僕等の心臓」(ARCJ-117)を含む2枚目のスタジオ・アルバム『ギン』(ARCJ-144)を発表し、9月13日・14日・16日・22日には2度目の全国ツアー「チームOKUBO★ギン」を開催した[4]

2001年、と季節感を前面に押し出したコンセプト・アルバム『ROCK MARINE』(ARCJ-183)を6月27日に発表。その後程なく恒例の海の日ワンマン・ライブと、7月26日・27日・29日に全国ツアーを開催した[5]。9月28日には、企画から大久保自身が立ちあげた「オオカミが来た」という名称のライブも行っている[6]

インディーズ・バンド時代

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2002年、新たな試みとして三人組のロックバンド「OKBQT VERY LIFE」(オオクボカイタ・ベリー・ライフ)を結成し、9月10日に同名義でシングル「DIVE」(BBEE-00001)を発表。程なくアンティノス・レコードを自主退社し[7]インディーズに活動の場を移した。

2003年、元DOG HAIR DRESSERSの太田成義・太田朝子、中村優規らと四人組のバンド「ELEC」(エレック)を結成し、7月21日に同名義でミニ・アルバム『HEAVY TRAFFIC』(DRM-1001)を発表。インディーズへ移行した2000年代上期はソロでなく、バンドを主とした音楽活動を行った。

ソロ第2期

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2005年、この時期から再び大久保海太としてソロ活動を開始した。アンティノス・レコード所属時はアーティスト名の英語表記を「Quita」で統一していたが、再始動以降はローマ字書きそのままの「Kaita」としている。6月には247Musicの新レーベル「LIFE SIZE LABEL」から、およそ4年ぶりとなるソロ名義のスタジオ・アルバム『フィン』(DECD-0006)を発表し、7月には海の日ワンマン・ライブ "イン・フィン" を開催。11月には、2001年秋のイベント・ライブ「オオカミが来た」の続編となる「下北沢CLUB251 12th anniversary 〜オオカミが来た vol.2」が4年ぶりに開催された。尚、同イベント・ライブは2006年11月26日にも「オオカミが来た 〜最終回」のタイトルで行われている。

2006年から2007年にいくつかのコンピレーション・アルバムへ参加したのち(#主な参加作品参照)、2008年8月8日にミニ・アルバム『LIFE』(LSL-14)を発表。同年7月21日に下北沢CLUB251で行われた通算10回目となる海の日ワンマン・ライブでは、新作アルバム収録曲のほか、新旧織り交ぜたセットリストとなった。また、同時に歌手デビュー10周年を迎えたこともあり、精力的にライブ活動を実施する。

CORONA sessions結成

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2011年3月よりソロ活動を縮小し、村井栄介とのアコースティック・コンビバンド「CORONA sessions」(コロナ・セッションズ)をメインとした活動を開始した。同年中にアップライト・ベースの右田泰孝とパーカッションの前田仁が、2012年にはパーカッション及びサクソフォーンの西澤寿実が新たに加入し、五人編成となった。

エピソード

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  • 杉並区世田谷区近辺で少年時代を過ごしており、現在も下北沢周辺を生活基盤としている。ブログにおいても、地元への愛着心を窺わせる書き込みが多く見られる。
  • 金髪姿の歌手デビュー間もない頃、1971年尾崎紀世彦が歌った「また逢う日まで」(第13回日本レコード大賞受賞曲)をカバーしたことがあった[8]
  • 読売新聞夕刊(2000年6月29日発行)掲載のインタビューでは、「(ソロ歌手になったが)今でも、バンドを結成したいと思っています(笑)」と語った。実際、ソロ活動と平行して度々ロック・バンドを結成している。
  • 3枚目のスタジオ・アルバム『ROCK MARINE』を発売した頃まで、「Okubo Walker」という名称のフリーペーパーが配布されていた。
  • 『リン』『ギン』『ロック・マリン』『フィン』と韻を踏んだアルバム名が続いていたが、2008年のアルバム名は『ライフ』となった。
  • アンティノス・レコードと仮契約締結後の楽曲制作期間中に書いた「十年後のオオクボ」宛の手紙が存在しており、開封した2011年3月に大久保海太のブログ「海の素」上で公開された。
  • 2023年7月17日、90年代の邦楽アーティストに特化した配信・サブスク化プロジェクト“DISCOVER the 90's”の第23弾ラインナップとして大久保海太のサブスク配信がスタートした[9]

ディスコグラフィ

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シングル

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タイトル
収録曲
発売日
パンチ 01.パンチ
02.NEW LIFE
1999年4月21日
ARCJ-98
ヴィデオ 01.ヴィデオ
02.黒髪
1999年6月19日
ARCJ-103
僕等の心臓/カナリヤ 01.僕等の心臓
02.カナリヤ
1999年11月20日
ARCJ-117
スウェイ 01.スウェイ
02.NECKLACE
2000年4月5日
ARCJ-135
旅立ちジェット 01.旅立ちジェット
02.セキララ
2000年6月7日
ARCJ-138
夏は、いつ 01.夏は、いつ
02.夏草
03.Rockaway Beach
2001年5月23日
ARCJ-177
1.0 01.昼も夜も
02.アジサイ
2008年4月18日
-

アルバム

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タイトル
発売日
規格品番
備考
リン
1999年7月20日
ARCJ-104
初回盤は紙ジャケット
ギン
2000年7月5日
ARCJ-144
CD EXTRA仕様
ROCK MARINE
2001年6月27日
ARCJ-183
初回盤は2inプラケース仕様
フィン
2005年6月8日
DECD-0006
LIFE
2008年8月8日
LSL-14
mellow
2009年7月20日
LSL-0016
ANTHOLOGY 1
2016年8月3日
OBR066
再録盤
  1. 僕等の心臓
  2. 青空の夜
  3. ヴィデオ
  4. 黒髪
  5. 飛行場

映像作品

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タイトル
発売日
規格品番
備考
タンバリン
2000年3月23日
ARVJ-40
ミュージック・ビデオ4曲+特典映像

主な参加作品

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タイトル
名義
発売日
規格品番
DIVE OKBQT VERY LIFE
2002年9月10日
BBEE-00001
HEAVY TRAFFIC ELEC
2003年7月21日
DRM-1001
mF247.jp〜GOOD VIBE IF YOU WANT IT! <ROCK> VOL.2〜 Various Artists
2006年6月16日
MFDS-0002
251 LIVE RALLY4 Various Artists
2007年11月14日
TRM-008
  • mF247.jp 〜GOOD VIBE IF YOU WANT IT! <ROCK> VOL.2〜 - 「笑いたい」を収録。
  • 251 LIVE RALLY4 - 「桜のうた」「目に見えないもの」の2曲を収録。

ラジオ

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脚注

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  1. ^ テイクフリー冊子「Okubo Walker」、及び読売新聞夕刊(2000年6月29日発行)のインタビューより。
  2. ^ 心斎橋CLUB QUATTRO名古屋CLUB QUATTRO・渋谷CLUB QUATTRO・福岡DRUM Be-1で開催。
  3. ^ 「ツアータンバリン 〜基礎練」開始直後の2000年3月23日には、ミュージック・ビデオ集『タンバリン』(ARVJ-40)を発表した。
  4. ^ 名古屋・心斎橋・福岡・渋谷で開催。
  5. ^ 名古屋HeartLand STUDIO・心斎橋MUSE HALL・福岡DRUM Be-1で開催。
  6. ^ 「オオカミが来た」というライブ名の由来は、「やりたいやりたいと口でばっかり言っていて何もしないオオカミ少年になるな」「口で言っているだけじゃ何も変わらない」という意味合いを含んでいる。
  7. ^ 2007年3月15日付の大久保海太のブログ「海の素」にて、当時の心境を「自分が何かを見失ってしまったために、ゼロに戻る必要があった。」と綴っている。
  8. ^ 1999年5月19日、Shibuya O-WEST「PIA MUSIC FOUNDATION EXTRA パンチ 〜ストロー級」公演。
  9. ^ 90年代アーティストに特化した配信シリーズ「DISCOVER the 90's」第23弾。大久保海太のサブスク配信がスタート!。2024年11月23日閲覧

外部リンク

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