KLモノレール(ケイエル-モノレール、マレー語KL Monorail)は、マレーシアクアラルンプール市・KLセントラル駅からティティワンサ駅を結ぶ、アルヴェーグ式モノレールである。

KLモノレール
KLモノレールの車両
KLモノレールの車両
基本情報
マレーシアの旗 マレーシア
所在地 クアラルンプール
種類 モノレール
起点 KLセントラル駅
終点 ティティワンサ駅
駅数 11
開業 2003年8月31日
運営者 ラピドKL
路線諸元
路線距離 8.6 km
線路数 複線
電化方式 直流750V
最高速度 80 km/h
テンプレートを表示
駅・施設・接続路線
KBHFa
0:00 ティティワンサ駅
ÜST
BHF
チャウ・キット駅
BHF
メダン・トゥアンク駅
BHF
ブキッ・ナナス駅
BHF
ラジャ・チュラン駅
BHF
ブキッ・ビンタン駅
BHF
インビ駅
BHF
ハン・トゥア駅
BHF
マハラジャレラ駅
BHF
トゥン・サンバンタン駅
ABZg+l KDSTeq
車両基地
ÜST
KBHFe
8.6 KLセントラル駅
旧型車両

概要

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11駅8.6kmの路線で、最高速度80km/hで全区間を19分で結んでいる。運賃は距離制で、RM1.20〜2.50。全駅で自動改札が設置されている。

当初は日立製作所のモノレールシステムの導入が決定し、建設が始められたが、1997年に起こったアジア通貨危機の影響でマレーシアの通貨が暴落したため、外国企業への支払いは困難となった。このため、同年12月に工事を中断して、国内企業で車両の製造や建設を行う方式に切り替えた。1998年に工事を再開し、総工費11億8千万リンギットで、2003年8月31日に開業した。

しかしKLモノレール開業以降、経営にあたっていたKLインフラストラクチャグループは多額の減価償却費や利子支払による損失を被り、会計年度の2004年4月30日には、1508万リンギットの収益に対して、4624万リンギットの純損失を計上したと発表。このため政府系金融機関に借入を申し入れた。

2007年4月に政府との話し合いがもたれ、2007年11月にマレーシア政府100%出資のナショナル・インフラストラクチャ・カンパニー(略称:SPNB, マレー語:Syarikat Prasarana Negara Berhad, 英語:National Infrastructure Company Limited)に売却した。同時に、ラピドKLが運営を開始した。

車両

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当初は2両1組の車両が使用された。2014年以降、新型車両への置き換えを進めている。輸送力増強のため、新型車両は4両1組で製造されている。車両は全てスコミ・レール製である。

駅一覧

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駅番号 日本語駅名 英語駅名 営業キロ 接続路線
MR11 ティティワンサ駅 Titiwangsa 0.0 ラピドKLアンパン線/スリ・プタリン線(AG3 SP3)
MR10 チャウ・キット駅 Chow Kit    
MR9 メダン・トゥアンク駅 Medan Tuanku    
MR8 ブキッ・ナナス駅 Bukit Nanas   ラピドKLクラナ・ジャヤ線(KJ12)
MR7 ラジャ・チュラン駅 Raja Chulan    
MR6 ブキッ・ビンタン駅 Bukit Bintang   MRTスンガイ・ブロー-カジャン線(SBK18A)
MR5 インビ駅 Imbi    
MR4 ハン・トゥア駅 Hang Tuah   ラピドKLアンパン線/スリ・プタリン線(AG9 SP9)
MR3 マハラジャレラ駅 Maharajalela    
MR2 トゥン・サンバンタン駅 Tun Sambanthan    
MR1 KLセントラル駅 KL Sentral 8.6 KTMインターシティKTMコミューター(KA01)・ラピドKLクラナ・ジャヤ線(KJ15)
KLIAエクスプレス(KE1)・KLIAトランジット(KT1)

関連項目

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外部リンク

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