JVAビーチバレーボールシリーズA

JVAビーチバレーボールシリーズA(ジェイブイエー ビーチバレーボール シリーズエー)は、日本国内のビーチバレーボールにおける競技大会群である[1]

JVAビーチバレーボールシリーズA
開始年 2014
終了年 2015
主催 日本バレーボール協会日本ビーチバレーボール連盟
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2014年シーズンから開催され、日本国内の最高峰のツアーとなる[1]。シリーズAは年間8-10大会が予定されており、これまで最高峰の大会とされてきたビーチバレージャパンはシリーズAの一大会となった[2]

2014年6月に初戦(南あわじ大会)が行われ、男子は西村晃一土屋宝士、女子は草野歩藤井桜子ペアが初代王者となった[3]

2シーズン目となる2015年には男女トップチーム8ペアが参加するファイナルを開催する[4]

2016年2月、日本バレーボール協会は「JVAビーチバレーボールシリーズA」とJBVツアーを発展統合し、2016年シーズンからジャパンビーチバレーボールツアーの開催を発表した[5]

経緯

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2016年のリオデジャネイロオリンピック及び2020年の東京オリンピックを控え、低迷気味の日本ビーチバレーボール界の強化を図るべく[6]日本バレーボール協会主催・日本ビーチバレーボール連盟共催で開催が決定した[1]。これにより2013年シーズンまでの日本国内大会のシステムがすべて変更される[7]。シリーズA(グレード1)においては、一大会あたり300万円の強化奨励金が支給されることになった[7]

新大会と旧大会の比較

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新大会名 グレード 試合数 旧大会名
JVAビーチバレーボール
シリーズA
1 5※ 新設。ただしビーチバレージャパンはシリーズAの一大会となる。
JVAビーチバレーボール
オープン
2 JBVツアー。霧島酒造オープンや川崎市長杯、ペボニアカップなど。
3 JBVサテライト
4 学生の全国大会。全日本ビーチバレーボール大学男女選手権大会ビーチバレーボールジャパン女子ジュニア選手権大会全日本ビーチバレーボールジュニア男子選手権大会など
公認大会 5 上記以外の大会

※2014シーズンの場合。

オフィシャルポイント

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JBVランキング算定となるオフィシャルポイントも改定され、FIVBAVC大会で獲得したポイントも日本国内での獲得ポイントに合算することになった[7]

  • FIVBオープン大会優勝 - 1600ポイント
  • AVCオープン大会優勝 - 800ポイント
  • 日本国内グレード1優勝 - 800ポイント
  • 日本国内グレード2優勝 - 400ポイント
  • 日本国内グレード3、グレード4優勝 - 200ポイント

シリーズAの大会

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2014シーズンは下記の大会を開催した[8](2014年6月現在)。

日程 大会名 開催地 旧大会名
2014年6月27日-29日 南あわじ大会 兵庫県南あわじ市 BeachVolley in 南あわじ
2014年7月25日-27日 大洗大会 茨城県大洗町 ビーチバレーin大洗
2014年8月1日-3日 グランフロント大阪大会 大阪府大阪市
2014年8月15日-17日 湘南藤沢大会 神奈川県藤沢市 ビーチバレージャパン
2014年10月17日-19日 坂大会 広島県坂町 BREEZE CUP

結果

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シーズン 日程 大会名 男子 女子 備考
優勝 準優勝 優勝 準優勝
2014 6月27日-29日 南あわじ大会 西村晃一
土屋宝士
上場雄也
長谷川徳海
草野歩
藤井桜子
幅口絵里香
村上めぐみ
7月25日-27日 大洗大会 上場雄也
長谷川徳海
- 浦田聖子
コバデール万里子
- 決勝中止で2チームが同時優勝
清水啓輔
畑辺純希
小野田恵子
徳丸信代
8月1日-3日 グランフロント大阪大会 上場雄也
長谷川徳海
西村晃一
土屋宝士
西堀健実
溝江明香
草野歩
藤井桜子
8月15日-17日 湘南藤沢大会 高橋巧
村上斉
清水啓輔
畑辺純希
西堀健実
溝江明香
浦田景子
永田唯
10月17日-19日 坂大会 上場雄也
長谷川徳海
石垣浩太
脇谷正二
西堀健実
溝江明香
田中姿子
草野歩
2015 6月19日-21日 志摩大会 清水啓輔
仲矢靖央
上場雄也
西村晃一
田中姿子
草野歩
石井美樹
村上めぐみ
6月26日-28日 南あわじ大会 村上斉
庄司憲右
吉田英樹
道木優輝
西堀健実
溝江明香
鈴木千代
石坪聖野
7月10日-12日 行橋大会 村上斉
高橋巧
畑信也
長谷川翔
長谷川暁子
永田唯
浦田景子
浦田聖子
7月31日-8月2日 大洗大会 上場雄也
西村晃一
清水啓輔
仲矢靖央
草野歩
長谷川暁子
徳丸信代
宮川杏奈
8月7日-9日 若狭おばま大会 庄司憲右
畑辺純希
畑信也
長谷川翔
長谷川暁子
永田唯
幅口絵里香
藤井桜子
10月3日-4日 ファイナルグランフロント大阪大会 畑辺純希
高橋巧
清水啓輔
仲矢靖央
草野歩
長谷川暁子
田中姿子
浦田聖子

脚注

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  1. ^ a b c 日本バレーボール協会. “「2014JVAビーチバレーボールシリーズA」開催決定!”. 2014年3月14日閲覧。
  2. ^ 日本バレーボール協会. “2014JVAビーチバレーボールシリーズA”. 2014年3月14日閲覧。
  3. ^ 日本バレーボール協会. “西村/土屋組(男子)、草野/藤井組(女子)が初代チャンピオン! 2014JVAビーチバレーボールシリーズA南あわじ大会”. 2014年6月30日閲覧。
  4. ^ 『月刊バレーボール』2015年5月号 140ページ
  5. ^ 日本バレーボール協会. “「ジャパンビーチバレーボールツアー」の開催について”. 2016年2月19日閲覧。
  6. ^ 報知新聞. “【ビーチバレー】浅尾美和超えるスター育成へ!強化費1億円アップ”. 2014年3月20日閲覧。
  7. ^ a b c ビーチバレーボール・スタイル. “新しく生まれ変わる国内大会。日本ビーチバレー連盟理事会・代議委員会、開催”. 2014年3月14日閲覧。
  8. ^ 日本バレーボール協会. “JVAビーチバレーボールシリーズA 競技日程”. 2014年3月14日閲覧。

参考

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