ジャパンケーブルキャスト
ジャパンケーブルキャスト株式会社(Japan CableCast Inc.)は、日本全国のケーブルテレビ局向けにデジタルテレビ放送の専門チャンネルを供給する有料放送管理事業者である。
種類 | 株式会社 |
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略称 | JCC |
本社所在地 |
日本 〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目1番6号 日比谷パークフロント 9階 |
設立 | 2002年(平成14年)10月 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 7010001080554 |
事業内容 | ケーブルテレビ局向け映像、音声、データ配信の専用ネットワークサービスの提供 ほか |
代表者 | 藤原洋(代表取締役会長兼社長CEO) |
資本金 | 3億7,930万9,000円 |
売上高 |
41億7,472万9千円 (2020年12月31日現在) |
経常利益 |
3億3,127万8千円 (2020年12月31日現在) |
純利益 |
2億96万2千円 (2020年12月31日現在) |
純資産 |
28億5,441万9千円 (2020年12月31日現在) |
総資産 |
51億1,875万1千円 (2020年12月31日現在) |
従業員数 |
連結:141名 単体:70名 (2020年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
株式会社ブロードバンドタワー 50.40% 株式会社NTTぷらら 17.3% (2020年12月31日現在) |
主要子会社 | 沖縄ケーブルネットワーク株式会社 100.00% |
外部リンク | https://www.cablecast.co.jp/ |
概要・沿革
編集東経124度通信衛星のJCSAT-4Aを利用した専用衛星回線を通じて、日本全国のケーブルテレビ局へ各種専門チャンネルを配信する有料放送管理サービス『JC-HITS』(ジェイシー・ヒッツ)を運営している。また、各地のケーブルテレビ局のコミュニティチャンネル向けのデータ放送アプリケーションサービス・『JC-data』(ジェイシー・データ)の提供も行っている。このほか、2015年9月末まではPPVサービス『エラボ』を展開していた。
設立時は、先述の衛星を保有するJSAT株式会社(現・スカパーJSAT株式会社)の100%子会社であったが、2006年3月31日付で投資会社の株式会社SOZO工房が中心となって設立した株式会社SOZO工房インタラクティブに全株が譲渡された(後にジャパンケーブルキャストホールディングス株式会社に商号を変更し、2007年1月には同社を吸収合併している)。
2009年4月1日より、So-netを運営するソネットエンタテインメントと提携して『Cable AD Connection』(ケーブル アド コネクション)という新たな事業を共同で展開している。これは、So-netとJC-HITSの導入局双方のコミュニティチャンネルの広告(CM)枠で一括した広告展開を行うというものである。また同時にケーブルテレビ向けの専用チャンネルとして、無料の総合編成チャンネル『チャンネル700』の配信を開始している。
2009年8月1日より、HDチャンネルを含む光回線ネットワークサービスを東京都・大阪府の一部のケーブルテレビ局において開始[1]。その後、翌2010年4月からは福井県・島根県・広島県・福岡県のケーブルテレビ局にも対象を拡大。同年11月に全国基幹ネットワーク用の光回線の手配を完了し[2]、翌2011年4月に全国で衛星配信から光回線による地上配信に完全移行した[3]。
2017年10月10日、株式会社ブロードバンドタワーが株式の50.4%を取得し、 ジャパンケーブルキャストはブロードバンドタワーの連結子会社となった[4]。
2018年10月3日、沖縄ケーブルネットワーク株式会社を完全子会社化した[5]。
JC-HITSを導入しているケーブルテレビ局一覧
編集この節の加筆が望まれています。 |
都道府県ごとに、五十音順に列挙した。
- ★ - 「JC-data」の導入局。
配信しているチャンネル
編集主に500番台でHDチャンネル、700番台でSDチャンネル、400番台で4Kチャンネルを配信している。一部の例外を除いて、各チャンネルの下2ケタの番号はHD・SD・4Kの3種類共に共通である。
自主放送用のチャンネルは700番台に割り当てられており、ケーブルテレビ局ごとに使用の有無・番号・チャンネル名・放送内容は異なる。また800番台は公営競技、900番台は成人向け(20歳以上の加入者本人による申し込みが必要)のチャンネルである。
各ケーブルテレビ局で実際に配信している(視聴可能な)チャンネルについては、「JC-HITSを導入しているケーブルテレビ局一覧」で列挙している各記事を参照のこと。
脚注
編集注釈
編集- ^ a b 自主放送用のチャンネルに別途組み込んでいるケーブルテレビ局が多く、地上波各局と同様にSTBを介さず、テレビ等の受信機で直接視聴できる例(パススルー方式)も少なくない。
- ^ 民放キー局系のBS各局でも同時放送を行う時間帯あり。また、BS4K放送の211chでも視聴可能(配信実施局のみ)。
- ^ 民放キー局系のBS各局でも同時放送を行う時間帯あり。また、BS4K放送の221chでも視聴可能(配信実施局のみ)。
- ^ a b 『フジテレビONE』は『フジテレビ739』、『フジテレビTWO』は『フジテレビ721』として開局し、JC-HITSでもスカイパーフェクTV!(現在のスカパー!プレミアムサービス)と同じくチャンネル名称にちなんだチャンネル番号(739・721ch)でSDチャンネルの配信を開始したため、「HD・SDの各チャンネルの下2ケタの番号が共通する」原則の数少ない例外となっている。
- ^ a b 『MONDO TV』と『旅チャンネル』は長らく「混合編成」として、2つのチャンネルの番組を、時間帯を区切り1つのチャンネル(722ch)でまとめて配信していた(どちらのチャンネルも運営会社〈番組供給事業者〉は同一)。後に522・722chは『MONDO TV』に統一され、『旅チャンネル』は529・729chで新規に配信を開始した。
- ^ 723chはかつて「大人の趣味と生活向上◆アクトオンTV」が使用。
- ^ 738chはかつて「ザ・ゴルフ・チャンネル」が使用。
- ^ 4KはBS4K放送の203chで視聴可能だった(配信実施局のみ)。2021年4月30日限りでBS4K放送が終了したが、JC-HITSでの4K配信は開始されていない(JC-HITS導入局では唯一CATV配信で放送している愛媛CATVは別途JDSからの配信)。
- ^ 761chはかつて「スターチャンネル2」が使用。
- ^ 762chはかつて「スターチャンネル3」が使用。
- ^ BS放送の231・232chでも視聴可能。
出典
編集- ^ JC-HITS、HDチャンネルを含む地上配信サービスを開始!(2008年12月12日掲載)
- ^ ケーブルキャスト、JC-HITS地上配信サービス化に向けた大容量全国基幹ネットワーク完成へ
- ^ ケーブルキャスト、JC-HITS地上配信サービス化を完了
- ^ ジャパンケーブルキャスト株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせブロードバンドタワー 2017年9月29日
- ^ 当社連結子会社による沖縄ケーブルネットワーク株式会社の株式取得による子会社(当社の孫会社)の異動に関するお知らせジャパンケーブルキャスト ブロードバンドタワー 2018年9月20日
関連項目
編集- 有料放送管理事業者
- 日本における衛星放送#ケーブルテレビデジタル配信事業通信
- えんてれ
- Channel 4K
- 日本デジタル配信(JDS)・アイ・ヒッツ(i-HITS)