Foxit PDF Reader
Foxit PDF Reader(フォクスイット PDF リーダー)は、Foxit Softwareが開発・公開しているフリーウェアなPDFビューア。Foxit PDF Editor Android版は同様に無料だが、Microsoft Windows版は有料のPDF作成ソフトである。
開発元 | Foxit Software Inc. |
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最新版 |
2024.2.2.25170 - 2024年6月18日[1]
2024.3.0.26795 - 2024年9月26日[2]
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対応OS | Windows 7 以降, macOS, iOS, Android, Linux |
プラットフォーム | PC、タブレット、スマートフォン |
対応言語 | 中国語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | PDF ビューア |
ライセンス | フリーウェア / Foxit Software EULA[4] |
公式サイト |
FoxitJapan Foxit Software |
旧称、前身は、Foxit PDF Reader Mobile、Foxit Reader、Foxit MobilePDF、Foxit Enterprise Reader、Foxit J-Reader。
特徴
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PDFの描画に独自エンジンを採用しており、起動の高速化と軽快な動作に寄与している。
PDFの閲覧に必要な機能を全て備え[5]、印刷やフォルダ内PDFファイルの文字列探索もできる。文書内の標準のPDFフォームおよびXFAフォームに、記入やファイルとのデータの読み込み書き出しが可能。選択範囲をカラーマーカーで塗ったように強調するハイライト表示が可能。注釈として、文字列の書き込みおよび図形の描画が可能。しおりの編集が可能。および、それらを保存できる。回覧や共有のための機能が充実している。共有レビューに参加して、コメントやフィードバックを送ることが可能。以上の機能等をソフトウェア本体と無料のアドオンとプラグインにより利用可能で、ビジネス用の有償プラグインも存在する。
エディション
編集Foxit PDF Reader
編集- Windowsデスクトップ版
- 対応OS:Windows 7(32ビット、64ビット)以降
- 対応言語:日本語、英語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、ポーランド語、朝鮮語
- 日本語版は窓の杜からも入手できる。日本語のクイックガイドは、日本法人 FoxitJapan のウェブサイトからダウンロードできる。
- 対応OS:Windows 10以降
- 対応言語:中国語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語
- iOS版
- macOS版
- Chromebook版
- Linux版(古いバージョンのみ)
Foxit PDF Editor
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セキュリティ問題
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過去のiOS版において、拒否を選択している場合にも、データを中国のリモートサーバへ送信していた。
履歴
編集詳細な時期は不詳であるが、2004年頃に最初のバージョンをリリースしたとみられる。2005年8月1日の更新で「Foxit Reader」に改称された[6]。
2008年4月24日にバージョン2.3 リリース。タブ機能を含む機能が追加された[7]。その後、2.3 Build 2825 にバッファオーバーランが発見された[8]が Build 2923 で修正がなされた。
2008年11月20日にバージョン3.0 リリース。サイドパネルが拡張され、サムネイル一覧表示ができるようになった[9]。また、FirefoxにおいてPDFを表示するためのプラグインが同梱された。
2009年6月12日、Foxit Corporation は日本法人を設立し[10]、2009年9月5日から日本における営業活動を開始した[11]。
2010年6月29日、バージョン4.0 リリース。これまで有償版で提供されていたPDFの編集機能が無料化、セキュリティ機能の強化などがなされた[12]。
2010年11月18日、Foxit Readerを完全日本語ローカライズした Foxit J-Reader(バージョン4.2)の配布が開始された[13]。
2011年10月28日、FoxitJapanからFoxit J-Reader Plus 5.0 の配布が開始された[14]。
2013年9月2日、Foxit J-Reader 6.0 をリリース[15]。
2014年2月21日、脆弱性を修正したFoxit Reader 6.1.4 を公開[16]。
2014年9月24日、Foxit Reader 7.0 を公開[17]。
2015年1月23日、Foxit J-Reader 7 を公開[18]。
2015年6月25日、Foxit J-Reader 7.1 をリリース[19][20]。
2015年8月21日、Foxit J-Reader 7.2 をリリース[21]。
2016年1月20日、Foxit Reader 7.3 を公開[22]。Windows Vista非対応。4件の脆弱性を修正。
2016年12月12日、Foxit Reader 8.1 の Windows向け日本語版を公開[23]。このバージョンで日本語版の名称から「J-」を省き、名称を英語版と統一。
2021年5月25日の更新から、名称を「Foxit PDF Reader」に戻している[24]。
2021年11月1日、Windows 11 に対応した Foxit PDF Reader 11.1 をリリース[25]。
受賞歴
編集脚注
編集- ^ “「Foxit PDF Reader」高速起動する無料のPDFビューワー - 窓の杜”. 窓の杜. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “Foxit PDF Reader Version History & Release Notes | Foxit Software”. Foxit Software. 2024年10月7日閲覧。
- ^ “Foxit PDF Editor日本語版 - Google Play のアプリ”. Google Play. 2024年10月24日閲覧。
- ^ “Foxit Reader End User License Agreement” (英語). Foxit Corporation. 2015年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月1日閲覧。
- ^ “Foxit J-Readerの詳細情報”. Vector ソフトを探す!. ベクター (2015年8月21日). 2016年2月6日閲覧。
- ^ “Introduction to Foxit Reader”. 2005年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月29日閲覧。
Foxit Software 公式サイト内の紹介記事。この時期を境に、一斉に名称が「Foxit PDF Reader」から「Foxit Reader」へ置き換えられていることが判る。 - ^ Foxit Reader 2.3 for Windows(Foxit Software Releases 2008年4月24日)
- ^ Foxit Reader "util.printf()" Buffer Overflow - Advisories - Secunia(2008年5月20日)
- ^ Foxit Software Releases Foxit Reader 3.0(Foxit Software Releases 2008年11月20日)
- ^ “Foxit Japan Inc. has been Officially Launched”. Foxit Corporation (2009年6月12日). 2009年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月20日閲覧。
- ^ “Foxit Corporation is Initiating Commercial Activities in Japan”. Foxit Corporation (2009年9月5日). 2009年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月20日閲覧。
- ^ “Foxit Corporation Upgrades Proven Foxit Reader to Version 4.0” (英語). Foxit Corporation (2010年6月29日). 2010年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月30日閲覧。
- ^ 『コンパクトで高速、PDFに書き込み可能な無償PDF Reader「Foxit J-Reader」をリリース』(プレスリリース)FoxitJapan、2010年11月18日 。
- ^ 『FoxitJapan、Foxit J-Reader Plus 5.0をリリース』(プレスリリース)FoxitJapan、2011年10月27日 。
- ^ 『FoxitJapan、Foxit J-Reader 6.0をリリース!』(プレスリリース)FoxitJapan、2013年9月2日 。
- ^ ““Moderately critical”の脆弱性を修正した「Foxit Reader」v6.1.4が公開”. 窓の杜. インプレス (2014年2月21日). 2016年1月31日閲覧。
- ^ “フリーのPDF閲覧・編集ソフト「Foxit Reader」が1年半ぶりのメジャーバージョンアップ”. 窓の杜. インプレス (2014年9月25日). 2016年1月31日閲覧。
- ^ “FoxitJapan、多機能PDFビューワー「Foxit J-Reader」v7を公開”. 窓の杜. インプレス (2015年1月23日). 2016年1月31日閲覧。
- ^ 『Foxit J-Reader 7.1をリリース』(プレスリリース)FoxitJapan、2015年6月25日 。
- ^ “FoxitJapan、無償の高速PDFビューワー「Foxit J-Reader 7.1」を公開”. 窓の杜. インプレス (2015年6月25日). 2016年1月31日閲覧。
- ^ 『Foxit J-Reader 7.2 をリリース』(プレスリリース)FoxitJapan、2015年8月21日 。
- ^ “高速PDFビューワー「Foxit Reader 7.3」、“OneDrive”“Google Drive”を統合”. 窓の杜. インプレス (2016年1月25日). 2016年1月31日閲覧。
- ^ “高速PDFビューワー「Foxit Reader」の最新日本語版「Foxit Reader 8.1」が公開”. 窓の杜. インプレス (2016年12月13日). 2017年11月24日閲覧。
- ^ “Foxit PDF Reader Version History” (英語). Foxit Corporation. 2021年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月31日閲覧。
2021年5月25日の更新時に「Foxit PDF Reader」と記されている。その以前の更新では「Foxit Reader」と記されている。 - ^ 樽井秀人 (2021年11月2日). “Windows 11に対応した「Foxit PDF Reader 11.1」日本語版が公開”. 窓の杜. インプレス. 2021年11月2日閲覧。
- ^ 『Foxit J-Readerが2010年ベストオンラインソフトに選ばれました』(プレスリリース)FoxitJapan、2010年12月28日 。
- ^ "Foxit Reader Awards and Reviews" (Press release) (英語). Foxit Software. 2016年1月31日閲覧。
外部リンク
編集- 公式サイト
- 紹介記事