EZ-FM(イージー・エフエム)は、auブランドを展開するKDDI沖縄セルラー電話連合、ナノ・メディアが提供する、FMラジオチューナー内蔵携帯電話端末にてFMラジオを受信するためのEZアプリ(BREW)

概要

編集

携帯電話を利用してFM放送を聴きながら、ワンクリックで各放送局(NHKコミュニティFM局を除く)のWebサイトにアクセスできる。放送局のサイトで現在放送中の曲を調べたり、アーティスト情報の検索、番組表の開覧、着うた配信サイトで聴いている曲の着うたをダウンロードするなど、幅広いサービスとの連携が可能で、番組へのリクエストなども受け付けられる。ただし、文字多重放送(見えるラジオなど)には対応していない。

FMラジオの受信は電波を直接受信するので通信料等はかからないが、情報入手にはパケット通信料がかかるため、注意が必要である。

FMチューナー非搭載端末でもアプリをインストールすれば、ラジオの受信以外は同等の機能が利用できる。

対応機種

編集

2003年12月、携帯電話としては日本で初めてFMチューナーを内蔵した端末・A5503SAが初の対応機。以来、au端末の大多数が対応している。しかし2007年の秋冬モデル以降のau端末ではFMチューナーに対応した機種が激減し、三洋電機(後の京セラのSANYOブランド)製、またはシャープ製のハイスペック機種の一部に搭載されるのみとなっている。

2010年夏モデルから原則全機種搭載になるという報道がされた[1]ものの、実際の2010年夏モデルでは全機種搭載されなかった(ソニー・エリクソン(現・ソニーモバイル)/カシオ/東芝(現・富士通モバイルTOSHIBAブランド)製のごく一部の機種に復活したにとどまった)ため、見送られた可能性が高い。また、auとしては2011年以降より主力をスマートフォンに切り替えたため、事実上au携帯電話におけるEZ・FMの採用も回を追うごとに淘汰されつつあり、事実上「radiko for au」(2019年9月までは「LISMO WAVE」)にその座を譲っている(これらとは別に、FMチューナーを搭載したスマートフォンも存在する)。

三洋電機京セラSANYOブランド

三洋電機コンシューマエレクトロニクス(旧・鳥取三洋電機←三洋マルチメディア鳥取←鳥取三洋電機)

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)

カシオ計算機

日立製作所(現・日立コンシューマエレクトロニクス

東芝富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)TOSHIBAブランド

シャープ

パナソニック モバイルコミュニケーションズ

京セラ

パンテック&キュリテル(パンテックワイヤレスジャパン)

脚注

編集