D.C.III 〜ダ・カーポIII〜

恋愛アドベンチャーゲーム

D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』(ダ・カーポ スリー)は、2012年4月27日CIRCUS NORTHERN[注 2]から発売された恋愛アドベンチャーゲーム。『D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズ』のナンバリング3作目の作品。およびこれを原作としたアニメ漫画コンシューマーゲームアダルトゲーム舞台などのメディアミックス作品。

D.C.III 〜ダ・カーポIII〜
ジャンル 学園恋愛
ゲーム
ゲームジャンル 恋するアプリ
対応機種 Windows XP/Vista/7
PlayStation Portable
Nintendo Switch
PlayStation 4
必要環境 Pentium 4 1.7GHz以上
推奨環境 Pentium 4 2.4GHz以上
ゲームエンジン Unity
開発元 有限会社サーカス
発売元 CIRCUS NORTHERN
角川ゲームス(Plus)
エンターグラム(P.S.)
プロデューサー tororo
キャラクターデザイン たにはらなつき、鷹乃ゆき、立羽
こなた、結月かりん、秋蕎麦
メディア DVD-ROMUSBメモリUMD
ディスクレス起動 PCのDVD版のみ可能[注 1]
アクチベーション ディスクレス起動時のみ必要
プレイ人数 1人
発売日 2012年4月27日
2012年9月28日(USBメモリ)
2013年2月28日(PSP)
2013年5月24日(R)
2013年5月31日(R x-rated)
2014年4月25日(P.P.)
2016年9月30日(W.Y.)
2017年9月29日(D.D.)
2023年8月24日(P.S.)
売上本数 12,444本(PSP)[1]
レイティング 全年齢(15歳以上推奨) ※例外あり(本文を参照)
コンテンツアイコン セクシャル(PSP版のみ)
キャラクター名設定 なし
画面サイズ 1024×768以上、ハイカラー以上
全画面表示モード
キャラクターボイス フルボイス(主人公は除く)
通信機能
ラジオ:風見学園新聞部
配信期間 2012年2月2日 - 2013年4月25日
配信サイト HiBiKi Radio Station
配信日 毎月第2木曜日
配信形式 ストリーミング
提供 風見学園生徒会
ラジオ:ラジオD.C.
配信期間 2013年5月22日 - 2013年9月11日
配信サイト HiBiKi Radio Station
配信日 毎月第2、第4水曜日
配信形式 ストリーミング
ラジオ:ラジオD.C.2014
配信期間 2014年4月4日 - 2014年6月27日
配信サイト HiBiKi Radio Station
配信日 隔週金曜日
配信形式 ストリーミング
アニメ
原作 CIRCUS
監督 石倉賢一
シリーズ構成 石倉賢一
キャラクターデザイン 西尾公伯
音楽 中西亮輔
アニメーション制作 風見学園公式動画部
アクタス
製作 D.C.III製作委員会
放送局 放送局参照
放送期間 2013年1月 - 3月
話数 全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト ゲームアニメ
ポータル ゲームアニメ

概要

編集

前作『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』から6年ぶりのナンバリング作品。本作の制作は2009年11月1日にSHIBUYA DUOで開催されたCIRCUSのイベント『第一回! 大曲芸大会 Circus 10th Anniversary プレミアム演奏発表会』で発表された[2]。制作にはクロスプラットフォーム開発に対応したゲームエンジン「ユニティ」が導入された[3]

2011年11月18日に本作の制作発表会が行われ、発売日、制作スタッフ、出演声優などが発表された[4]。なお、前々作『D.C. 〜ダ・カーポ〜』、前作『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』とは異なり、ナンバリングタイトルとしては初の一般年齢対象(15歳以上推奨)の作品である。

ゲームジャンルは前作までと異なり、「恋するアプリ」となっている。原画は前作を担当したたにはらなつきに加えて鷹乃ゆき、立羽、こなた(最上のあ)、結月かりん、ren、東山マキ、Hiro、秋蕎麦が参加している。

物語の舞台については、2010年12月24日に発売された『D.C. Dream X'mas 〜ダ・カーポ〜 ドリームクリスマス』に同梱されていた「D.C.クリエイターズブック」のスタッフ対談にてロンドンの魔法学校になることが示唆され、それに伴うイラストが公開されたが、翌年以後の広報展開では前作や前々作と同様に初音島であることが強調された。その後、初音島の風見学園を舞台とした初音島編と、ロンドンの魔法学校を舞台にした風見鶏編の2部構成であると発表。しかし、ゲームとしては風見鶏編の方が話の中心となっており、実質的なメイン舞台はロンドンでの物語とされ、グランドフィナーレまで舞台が初音島に戻ることはない(ただし、あくまで初音島編の舞台から、ロンドンで過去に起こった出来事を語るという形式になっている)。舞台が魔法学校になっていることで、今までさくらやアイシアが語ってきた魔法という力の正体が明らかにされる。また、前作に登場した天枷美夏、小日向ゆず、小鳥遊夕陽などの既存キャラクターも、前作のどのルートでもない時系列のその後という設定で登場する[3][5]

なお、初音島編は前作から20年ほど後であることのみが語られるのみで、舞台となる明確な年については作中で言及されていないが、様々な要素から2072年と推測される[注 3][注 4][注 5][注 6]。一方で、風見鶏編は1950年と作中で明言されており、前作のda capoシナリオのラストシーンから繋がる物語である[注 7]。D.C.III.P.Pで初音島編が明確に2072年であると示された。

物語は初音島編がPrologue、風見鶏編がWeather Vane[注 8]、葵シナリオがZero、最後がDa Capoとなっており、葵シナリオはリッカ、姫乃、サラ、シャルルシナリオクリア後に開放され、Da Capoは葵シナリオクリア後に開放される。Da Capoクリア後にムービー鑑賞とインタビューが開放される。また、トップ背景もPrologue(風見学園)、Weather Vane(風見鶏学園〈朝〉)、Zero(風見鶏学園〈夜〉)、Da Capo(風見学園)という風に変化し、基本的には元に戻せない。

Ver.1.3からは邂逅のアルティメットバトルが追加され、主人公が風見鶏を訪れ、Weather Vaneに至るまでの物語が追加された。また、単独での葵シナリオが追加され、本来の葵シナリオであるZeroへと続く前日談のような内容となっている。学園長、巴、美琴の個別のミニシナリオが新たに追加され、それに伴う新規CGも追加された。バージョンアップに伴い、就寝前の電話でのヒロイン選択画面がスマートフォン型の端末やシェルの画面といったものに変更された。さらに、グニルックをモチーフとしたミニゲームも追加。ミニゲーム BeatsMeetGnilrucは、初回は就寝前の選択肢から選ぶ必要があるが、一度起動した後はタイトル画面からもプレイできるようになる。

初音島編においては、いくつかの直接的に語られていない物語が示唆されているが、Ver.1.3現在でも、ゲーム本編では語られておらず、ドラマCDやプラチナパートナー(こちらはグランドフィナーレのその後)にて語られることとなっている。

前作や前々作にあった昼休みや放課後等の場所移動は風見鶏編のみで、今作ではヒロインのいない場所がなくなっている(そのため、いわゆるバッドエンドに相当するシナリオがなく、必ずどれかのヒロイン個別のルートへ突入する)。また、夜の目覚ましセットは完全に廃止され、就寝前の電話等でヒロインと会話するシステムになり、ゲームとしての難易度は低い。また、初音島編と風見鶏編のそれぞれで前作や前々作で使用されたBGMそのものや、またはアレンジされたものが使用されている。

本作のCM映像がYouTube上のCIRCUSの公式チャンネル『CIRCUS CHANNEL』から配信されており、初CMが2011年12月5日、キャラクター別CMとして2012年3月16日に森園立夏編[6]、3月19日に葛木姫乃編[7]、3月21日に瑠川さら編[8]、芳乃シャルル編、3月23日に陽ノ下葵編が配信された[9]

初回限定版と通常版の2種リリースとなり、前者にはヴァイスシュヴァルツのPRカード、オリジナルサウンドトラックCD、オリジナル小冊子が同梱された。なお、前作とは異なり、初回限定版と通常版が同時に発売されている。

本作のテーマは、「10万人に遊んでもらい100万人に触れてもらい1000年続く作品」である[10]

本作は『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズ生誕10周年記念作品であり、パッケージには「10thアニバーサリー」のロゴをあしらっている。記念ロゴのデザインを担当したのは、グラフィックスタッフのおかざきみつきである[11]

来歴

編集

2011年

  • 11月18日、本作の製作発表イベント『サクラサク『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』制作発表会』を秋葉原UDXシアターで開催。
    • 12月29日〜12月31日、東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット81で『サクラサク D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 応援ボックス』を発売。本作の先行体験版『「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜」体験版ぷち』などが収録された。

2012年

  • 2月2日、インターネットラジオ風見学園新聞部』の配信を開始。
  • 3月14日、『サクラサク「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜」応援BOX〜風見学園入学セット〜 』を発売。コミックマーケット81で発売された『サクラサク D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 応援ボックス』に収録された本作関連のコンテンツなどが収録された。
  • 3月27日、イベント『「D.C.III〜ダ・カーポIII〜」春一番! マスターアップ宣言&サクラサクLIVE』開催。
  • 4月27日、パソコンゲーム『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』発売。
  • 9月28日、パソコンゲーム『D.C.III DASH 〜ダ・カーポIII Ver.1.3〜 USBメモリ版』発売。

2013年

  • 1月、テレビアニメ放送開始。
  • 1月25日、パソコンゲーム『祝!TVアニメ化記念 D.C.III DASH 〜ダ・カーポIII〜 Ver.1.35 DVD限定版』を発売予定であったが2012年12月21日に発売中止が発表され[12]、収録されるはずだった内容は『D.C.III R 〜ダ・カーポIII アール〜』に収録されると公式にアナウンスがなされた。
  • 2月28日、角川ゲームスよりPSP『D.C.III Plus 〜ダ・カーポIII プラス〜』発売。
  • 5月22日、インターネットラジオ『ラジオD.C.』配信開始。
  • 5月24日 パソコンゲーム『D.C.III R 〜ダ・カーポIII アール〜』発売。
  • 5月31日 パソコンゲーム『D.C.III R 〜ダ・カーポIII アール〜X-rated』発売。

2014年

2016年

2017年

2021年

  • 11月17日〜11月21日、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法』上演。

2022年

  • 4月29日~5月2日、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法』上映会開催(東京)。
  • 12月17日~18日、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法』上映会開催(兵庫、愛知)。

2023年

  • 4月19日~24日、舞台『D.C.III~ダ・カーポIII~ミライへの伝言』上演。
  • 8月24日、エンターグラムよりPS4/Switch『D.C.III P.S. 〜ダ・カーポIII プラスストーリー〜』発売。

関連作品一覧

編集
D.C.III DASH 〜ダ・カーポIII Ver.1.3〜 USBメモリ版(一般作品)
2012年9月28日発売。本作のバージョンアップ版であり、USBメモリから直接起動する形式になっている。追加要素として、風見鶏編の前日談、葵追加シナリオ、グニルックミニゲームが新規収録されている。『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』購入者には無料アップデートサービスを行った[13]。当初はUSB版の有償アップグレードサービスも計画されていたが、直前になって諸事情により中止となっている。DVD版のアップデートサービスも2015年に一旦打ち切りとなっていたが、同年5月11日に再開されている。[14]
祝!TVアニメ化記念 D.C.III DASH 〜ダ・カーポIII〜 Ver.1.35 DVD限定版(一般作品)
2013年1月25日発売予定だったが、「D.C.III R」の発売決定に伴って発売中止という扱いとなった[12]
テレビアニメ化を記念したDVDバージョン。当初はVer.1.35として製品化され、fripSideの主題歌を使用したオープニングムービーが追加される予定となっていた。出演声優と商品名が変更されただけで、収録内容そのものは実質的に「D.C.III R」として発売される。
D.C.III Plus 〜ダ・カーポIII プラス〜(一般作品)
2013年2月28日角川ゲームスから発売。本作のPSP移植版。CEROC(15才以上対象)。ゲーム自体は「Ver.1.3」の収録であるため、歴代のコンシューマー移植バージョンのような追加要素がほぼ存在しない純粋な移植バージョンという仕様になっている。
D.C.III R 〜ダ・カーポIII アール〜(一般作品)
2013年5月24日発売。上記の「D.C.III DASH Ver.1.35」の商品名が諸事情により変更されたものであり、その時点で4月26日が発売予定とあらためて発表されたものの、さらなる諸事情により延期が発表されている。
基本的には新たにfripSideの主題歌を使用したオープニングムービーが新たに収録されるなど、すでに告知されていた「Ver.1.35」が収録される。先行したプラスとは違い、こちらは新規イベントイラストの追加、さらにいくつかのヒロインの個別シナリオが追加され、さらに「II」と「III」の間の期間に「芳乃さくら」が初音島に帰還してきた際のゴールデンウィークを描く「桜風のアルティメットバトル」も収録される。「桜風のアルティメットバトル」は「III」として収録される内容でありながら、「II」のメインキャラクターたちのその後が描かれることになるため、実質的にちょっとしたファンディスクのような印象を与えるものとなっている。内容としては「II」の後日談であり「III」の前日談でもあるととれるため、厳密には「III」とまったくの無関係というわけではない。
D.C.III R 〜ダ・カーポIII アール〜X-rated(18禁)
2013年5月31日発売。上記の「R」に18禁要素を加えて仕様変更した[注 9]、「R」のR-18バージョンである。そのため、追加要素などについては、18禁要素や登場人物の年齢が引き上げられていること[注 10]などを除いて「R」とほぼ同一の内容となっている。
同時発売なので、これまでの期間を経ての仕様変更バージョンではなく、購買層などに配慮した単なるバージョン違いという、シリーズ初の事例。R-18ではなかったものに18禁要素を追加したという事例も、これまたシリーズ初のことである。
D.C.III P.P. 〜ダ・カーポIII プラチナパートナー〜(18禁)
2014年4月25日発売。IIIのグランドフィナーレから約一年後の初音島編を描いた内容となる予定とされているゲーム。当初の計画では2013年4月26日に一般指定作品として発売されるはずであったが、内容の追加も含めた仕様変更に伴い大幅な延期となり、18禁作品としてリリースされることとなった。キービジュアルにて本校の制服を着た立夏が描かれている。また、ストーリーで描かれている期間が、本編では約2~3ヶ月であったのに対して、1年間という長期間になり、シリーズで初めて夏服が登場している。
tororo団長自らが、ファンディスクではなく、完全新規ストーリーであることを強調している[注 11]
歴代シリーズのような就寝前の目覚ましや、放課後の場所移動は撤廃され、一般的なシミュレーションゲームと同じく選択肢を選んでいく形式になっている。
また、18禁作品として発売されているため、本校の制服を着た登場人物を使用した一部を除く一般向けのキャラクターグッズには、本作品のタイトルロゴを使用せず、『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』のロゴを代わりに使用している[注 12]
D.C.III With You 〜ダ・カーポIII〜 ウィズユー(18禁)
2016年9月30日発売。D.C.IIIシリーズ初のファンディスク。風見鶏編、初音島編両編それぞれに新規ストーリーが描かれる。風見鶏編はループ世界脱却後の世界が描かれ、新規ヒロインルートに江戸川四季を追加。初音島編は「他人の夢を見せられる魔法」によって清隆が見せられる夢の世界が描かれる。こちらも新規ヒロインルートがあり、美琴と雪村すももが追加される。
D.C.III DreamDays 〜ダ・カーポIII〜 ドリームデイズ(18禁)
2017年9月29日発売。D.C.IIIシリーズファンディスク第2弾。『D.C.III.P.P』、及び『D.C.III.W.Y』の続編となっており、本編のヒロイン5人に加えてW.Yでヒロインに昇格した美琴とすももルートのその後が描かれる。サブキャラクターとして『D.C.II』のヒロインも登場する。
D.C.III P.S. 〜ダ・カーポIII プラスストーリー〜(一般作品)
2023年8月24日発売。Nintendo SwitchPlayStation 4への移植作品。『III』『R』の内容に加え、舞台『君と旅する時の魔法』の内容がADVゲームとして収録されている。なお、「桜風のアルティメットバトル」に関しては収録されない[15]

ストーリー

編集
初音島編
前作から17年後の2月、風見学園に通う芳乃清隆は公式新聞部に所属しながら、ヒロインたちと楽しくすごしていた。ある時、部長の立夏の思いつきがきっかけで枯れない桜に触れたところ、枯れない桜が復活して島中の桜が満開となる。その直後、新聞部の面々だけに「桜が咲いたら、約束のあの場所で…」というメールが届く。後半部分は文字化けしていて読めなかったが、その送信日時はなんと1951年4月30日になっていた。新聞部は調査を続けていたところ、桜の樹で謎の女性に出会う。その女性は、新聞部の面々に「久しぶり」といい、昔話を語り始めた。
風見鶏編
時代は変わって1950年ロンドン。妹の姫乃とともに王立ロンドン魔法学園(通称「風見鶏」)に留学していた魔法使いの葛木清隆は、同じクラスの面々とともに初のミッションをクリアした後、生徒会選挙に立候補しないかと誘われる。

登場人物

編集

キャラクターの名前は初音島編 / 風見鶏編の順。

芳乃 清隆(よしの きよたか) / 葛木 清隆(かつらぎ きよたか)
【初音島編】
初音島編の主人公。風見学園付属の2年。
【風見鶏編】
風見鶏編の主人公。魔法学校「風見鶏」予科1年A組に在籍する日本人留学生。
森園 立夏(もりぞの りっか) / リッカ・グリーンウッド
【初音島編】
風見学園付属3年2組在籍。公式新聞部部長。
【風見鶏編】
風見鶏本科1年A組。世界に5人しかいないカテゴリー5の魔法使いで、通称「孤高のカトレア」。
芳乃 シャルル(よしの シャルル) / シャルル・マロース
【初音島編】
風見学園付属3年2組在籍。公式新聞部所属。
【風見鶏編】
風見鶏本科1年B組。風見鶏の生徒会長で世話好き。
葛木 姫乃(かつらぎ ひめの)
【初音島編】
風見学園付属2年1組在籍。公式新聞部所属。
【風見鶏編】
風見鶏予科1年A組。日本の名門魔法使い葛木家の長女で世間知らず。
瑠川 さら(るかわ さら) / サラ・クリサリス
【初音島編】
風見学園付属2年1組在籍。公式新聞部所属。
【風見鶏編】
風見鶏予科1年A組。今は斜陽である伝統ある貴族クリサリス家のご息女。
陽ノ下 葵(ひのもと あおい) / 陽ノ本 葵(ひのもと あおい)
【初音島編】
風見学園付属1年3組在籍。公式新聞部所属。清隆の後輩。
【風見鶏編】
風見鶏の学食、寮の食堂、カフェ「ケーキ・ビフォア・フラワーズ」などで働く勤労少女。

スタッフ

編集

主題歌

編集
オープニングテーマ
ダ・カーポIII 〜キミにささげる あいのマホウ〜」(グランドオープニングテーマ)
歌 - yozuca*、作詞・作曲 - tororo、編曲 - 黒須克彦[18]
「ハジマリノウタ」(風見鶏編)
歌 - No Life Negotiator、作詞・作曲 - tororo&No Life Negotiator、編曲 - No Life Negotiator
「shiny steps!!」(ヒロインルート)
歌 - 三森すずこ寺川愛美、作詞・作曲 - tororo&No Life Negotiator、編曲 - No Life Negotiator
「TRUE MAGIC.....」(Da Capoルート)
歌 - YURiCa/花たん、作詞 - tororo、作曲 - HΛL with Hiroki、編曲 - HΛL
endless memory 〜refrain as Da Capo〜」(D.C.III R )
歌 - fripSide、作詞:南條愛乃、作曲:八木沼悟志、編曲:齋藤真也
「Wonderful Days!」(桜風のアルティメットバトル)
歌・作詞・作曲 - yozuca*、編曲 - lotta
エンディングテーマ
All is Love for you」(グランドエンディングテーマ)
歌 - CooRie、作詞・作曲・編曲 - rino[18]
「春風に願いを[19]」(ヒロインルート)
歌 - 佐藤ひろ美、作詞・作曲 - rino、編曲 - 西脇辰弥
「millions of thanks」(葵ルート)
歌 - mao、作詞・作曲・編曲 - No Life Negotiator
「あの日見た桜のように」(巴ルート)
歌 - 五条院巴(荒浪和沙)、作詞 - 松下紗知・荒浪和沙、作曲・編曲 - No Life Negotiator
「自由の羽根」(エリザベスルート)
歌 - エリザベス(加瀬愛奈)、作詞 - 加瀬愛奈・松下紗知、作曲・編曲 - No Life Negotiator
挿入歌
「私には見えない」
歌 - キョロザワールド、作詞・作曲 - kyoro、編曲 - キョロザワールド
「ひらり涙」
歌 - CooRie、作詞・作曲 - rino、編曲 - 戸田章世
「君がいた未来 君といない未来」
歌・作詞・作曲 - yozuca*、編曲 - lotta

テレビアニメ

編集

2012年7月7日TOKYO MXにて放送された『プレリュード D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』内で、第一報が発表された。

2013年1月より3月までTOKYO MX、MBSテレビ愛知BS11AT-Xにて放送された。第1話は、完成記念として2012年12月24日のイベントにて先行上映された。

厳密には前作のテレビアニメ版から直接つながる続編ではなく、原作の要素を多く引き継いだ続編であることが示唆されている。それに伴い、原作では薄かった初音島編のストーリーがお色気シーンも含めて大幅に追加され、初音島編の各ヒロインにも焦点が当てられた構成となっている。

なお、最終話は成長した芳乃さくらが清隆たちの前に現れ、100年前の物語を語るという原作へ続く形となっている。Cパートでは風見鶏編の冒頭部分が描かれた。

映像商品は、これまでの過去の2シリーズ4作を担当したスターチャイルドに代わってポニーキャニオンが担当することとなった。

2023年現在、ダ・カーポシリーズのテレビアニメ作品は本作が最後となっている。

スタッフ(アニメ)

編集
  • 原作 - CIRCUS
  • 監督・構成 - 石倉賢一
  • メインライター - 山口伸明
  • キャラクター原案 - たにはらなつき鷹乃ゆき
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 西尾公伯
  • プロップデザイン - 小倉典子
  • 美術設定 - 比留間崇
  • 美術監督 - 近藤由美子
  • 色彩設計 - 原田幸子
  • 撮影監督 - 太田和亨
  • 編集 - たぐまじゅん
  • 音響監督 - 明田川仁
  • 音楽 - 中西亮輔
  • 音楽プロデューサー - 伊藤善之
  • 音楽制作 - ランティス
  • アニメーションプロデューサー - 平山俊
  • プロデューサー - 大島靖、和泉勇一、斎藤滋、小田ツヨシ、伊藤円、中路亮輔、永谷敬之
  • アニメーション制作 - 風見学園公式動画部
  • 製作 - D.C.III製作委員会

主題歌(アニメ)

編集
オープニングテーマ「サクラハッピーイノベーション」(第2話 - 第13話)
作詞・作曲 - tororo / 編曲 - 中土智博 / 歌 - 森園立夏(新田恵海)、芳乃シャルル(宮崎羽衣)、葛木姫乃(佐々木未来)、瑠川さら(桜咲千依)、陽ノ下葵(海保えりか)
第1話では未使用。第2話から使用され、話数を経るごとに少しづつ映像の差し替えも行われている。ラストカット周辺では、その回に合わせたイラストに毎回差し替わる部分も存在する。
エンディングテーマ
会いたいよ」(第1話、第10話 - 第13話)
作詞・作曲 - yozuca* / 編曲 - lotta / 歌 - yozuca*
「朝倉音姫」や「朝倉音夢」の首のチョーカーなどが映像中に登場する。基本的に桜のみが映し出されているように思われるが、実は小さく歴代の「枯れない桜」の前で起きた出来事が映し出されている。また、第12話以降は過去シリーズの「芳乃さくら」が登場する特殊演出に差し替えられた。
「メグル」(第2話 - 第5話、第7話 - 第9話)
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 長田直之 / 歌 - CooRie
基本的には毎回同じ映像であるが、立夏以外の4人の背景イラストが差し替わっている。
「REFLECTION」(第6話)
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 戸田章世 / 歌 - 森園立夏(新田恵海)

挿入歌

編集
「君に咲く日々」(第4話)
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 戸田章世 / 歌 - CooRie
「二人だけのメロディ」(第6話)
作詞・作曲 - yozuca* / 編曲 - lotta / 歌 - yozuca*
「君が好き」(第12話)
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 長田直之 / 歌 - CooRie

各話リスト

編集
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 サクラサク 山口伸明 石倉賢一 奥野耕太 西尾公伯
第2話 あたたかなところ 林直樹 島津裕行 橋口洋介 岩岡優子、藤原未来男
第3話 さくら舞うところ 山口伸明 大平直樹 高橋敦子、島田さとし
第4話 いつまでもいたいところ さんちゅ〜 羽原久美子 大橋圭、出野喜則、橋口隼人
第5話 ひとりじゃないところ 神夜優 島津裕行 黒田晃一郎 谷口繁則
第6話 ふたりでいれるところ 友永コリエ 木村延景 高橋敦子、岩岡優子、徳倉栄一
川島尚、牧内ももこ
第7話 あまえられるところ 林直樹 小俣真一 小野田雄亮 斉藤真由、半澤淳、後藤圭佑
第8話 愛と夢と希望が溢れる場所 山口伸明 ウシロシンジ 橋口洋介 山口飛鳥、飯飼一幸、香田知樹
山崎愛、岩岡優子
第9話 美少女祭りと夕日が綺麗な場所 友永コリエ ワタナベシンイチ 森義博 小林利充実原登、高橋敦子
岩岡優子、川島尚、谷口繁則
第10話 ふたりがたどりついたところ 林直樹 島津裕行 神原敏昭 西尾智恵、前田綾
志賀道憲、藤田正幸
第11話 思い出と始まりの場所 川口敬一郎 中野英明 山口飛鳥、岩岡優子、高橋敦子
尾形健一郎、いまざきいつき、後藤圭佑
松尾真彦、大高雄太
第12話 枯れない桜がある島 山口伸明 木村延景 山口飛鳥、川島尚、笠野充志
飯飼一幸、谷口繁則
第13話 ダ・カーポ 石倉賢一 森義博 実原登、山内則康

放送局

編集

これまでの過去2作品とは異なり、関東地区ではTOKYO MXのみに、近畿地区ではサンテレビKBS京都からMBSに、CSではキッズステーションからAT-Xに変更されている。

2014年4月から6月までTOKYO MXとサンテレビで放送(前者では再放送)されている分はそれまでの局での放送分と異なり、一部の作画が修正されていた。

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2013年1月5日 - 3月30日 土曜 22:00 - 22:30 独立局
愛知県 テレビ愛知 2013年1月6日 - 3月31日 日曜 2:50 - 3:20(土曜深夜) テレビ東京系列
近畿広域圏 毎日放送 日曜 3:28 - 3:58(土曜深夜) TBS系列 アニメシャワー枠第4部
日本全域 BS11 2013年1月7日 - 4月1日 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) BS放送 ANIME+
ニコニコ生放送 月曜 23:30 - 火曜 0:00 ネット配信
ニコニコチャンネル 2013年1月8日 - 4月2日 火曜 0:00 更新(月曜深夜)
AT-X 2013年1月15日 - 4月9日 火曜 23:30 - 水曜 0:00 アニメ専門CS放送 リピート放送あり
兵庫県 サンテレビ 2014年4月6日 - 6月28日 日曜 2:00 - 2:30(土曜深夜) 独立局

舞台

編集

舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法」

編集

舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法」』は、『D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズ』初の舞台化作品で、初演はニッショーホールにて2021年11月17日から21日まで上演[20]された。全9ステージ。リッカ、シャルル、姫乃のキャストは他のメディアから続投で演じている。最終21日の千秋楽2公演はミクチャでの配信も実施[21]。また、本作の上映会が2022年4月29日から5月2日、劇団飛行船が所有する飛行船シアターにて[22]、同年12月17日には神戸のライヴハウスCASHBOXで、12月18日に名古屋の万松寺のぶながホールにて開催され、アフタートークショーも行われた。

あらすじ

編集

数日前から突然、島中の桜が一斉に咲き誇った初音島。朝早く、編集長である立夏に呼び出された清隆、シャルル、姫乃、さら、葵といった新聞部の面々は、非公式新聞部から勝負を持ちかけられる。勝負に勝つために枯れない桜の取材を決行しようとする新聞部の元に不思議な声が響く。「サクラの元へ行ってごらん」と。その声に従って、一行は二手に分かれ、清隆、立夏、姫乃の三人は枯れない桜の元へ行くことに。そこで時の魔法をかけられた清隆は、気付いたら姫乃と共に見知らぬ場所にいた。そこは、1950年の英国、王立ロンドン魔法学園(通称「風見鶏」)の教室だった。

キャスト

編集

(出典:[23]

スタッフ

編集

(出典:[23]

舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~ミライヘの伝言」

編集

舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~ミライヘの伝言」は、2023年4月19日~24日に飛行船シアターにて上演された舞台D.C.IIIシリーズ第二弾。

開演2日前の4月17日、24日の千秋楽を除く全公演終了後にアフタートークを実施することが発表された[24]。また、4月19日には、ミクチャでの配信の実施が発表された[25]。4月23日の昼・夜公演と24日千秋楽の3公演が配信対象となり、3公演通しチケットには特典映像もついて5月7日までアーカイブが配信された。ただ、4月23日、PCR検査により五条院巴役である北原知奈のCOVID-19陽性が判明。配信が予定されていた残り3公演は一部演出が変更された結果、五条院巴は声のみの登場となり、アフタートークも中止となった[26][27]

あらすじ

編集

葛木清隆と葛木姫乃が風見鶏(王立ロンドン魔法学園)に留学して数ヶ月が過ぎた冬休み、サクラギと名乗る臨時の新任講師がやってくる。しかし、リッカ・グリーンウッドも、シャルル・マロースも、五条院巴も、そのことを学園長から聞かされてはいなかった。やがて、冬休みは終わり、帰省していた生徒たちが風見鶏の寮に戻って来て新学期が始まるが……。

キャスト

編集
  • リッカ・グリーンウッド/森園立夏 - 新田恵海
  • 葛木姫乃 - 佐々木未来
  • シャルル・マロース/芳乃シャルル - 藤邑鈴香
  • サラ・クリサリス/瑠川さら - 髙橋麻里
  • 陽ノ本葵/陽ノ下葵 - 石丸千賀
  • 五条院巴 - 北原知奈
  • メアリー・ホームズ - 黒木美紗子
  • 杉並 - 工藤博樹
  • 江戸川耕助 - 福原英樹
  • 江戸川四季 - 清水優莉
  • イアン・セルウェイ - 篠原ありさ
  • 瑠璃香・オーデット - 篠本桜
  • エドワード・ワトスン - 北原侑奈
  • 葛木清隆/芳乃清隆 - 櫻井尚輝(声のみ)
  • サクラギ - 秋谷啓斗
  • 声の出演 - あおきさやかミルノ純

スタッフ

編集
  • 原作 - CIRCUS
  • 脚本 - たけうちこうた
  • 演出 - 市村啓二

関連商品

編集

ゲーム

編集
サクラサク D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 応援ボックス
2011年12月29日から12月31日まで東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット81で販売された。
本作の先行体験版『「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜」体験版ぷち』、風見学園を紹介する『音姫、ことりの「風見レセプション」』、『D.C. After Seasons 〜ダ・カーポ〜 アフターシーズンズ』、『水夏弐律』の普及版、『水夏弐律』のショートストーリーが描かれている『水夏弐律ショートストーリーズ』が収録されている。
特典として同梱された「ユーザー登録カード兼初音島住民申請書」でユーザー登録を行うと本作のエンドクレジットに掲載された[28]
サクラサク「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜」応援BOX〜風見学園入学セット〜
2012年3月14日発売。『サクラサク D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 応援ボックス』の本作関連のコンテンツを抜粋したものであり、応援ボックスの内容をパワーアップした「体験版らいと」と「風見学園レセプションPlus」、キャラクターPVを収録している[29]
初回封入特典として風見学園学生証が同梱されている。CD-DAが同梱されており、「ダ・カーポIII 〜キミにささげる あいのマホウ〜」のフルバージョン、「ハジマリノウタ」、「hiny steps!!」、「TRUE MAGIC.....」のショートバージョンが収録されている。
D.C.P.C. 〜ダ・カーポ プラスコミュニケーション〜D.C.IIIスターターパック〜
2012年3月14日発売。パソコンゲーム『D.C.P.C. 〜ダ・カーポ プラスコミュニケーション〜』と本作の体験版ライトのセット[30]
D.C.II P.C. 〜ダ・カーポII プラスコミュニケーション〜D.C.IIIスターターパック〜
2012年3月14日発売。パソコンゲーム『D.C.II P.C. 〜ダ・カーポII プラスコミュニケーション〜』と本作の体験版ライトのセット[30]

カードゲーム

編集
トライアルデッキ D.C.III 〜ダ・カーポIII〜
2012年3月28日発売。トレーディングカードゲームヴァイスシュヴァルツ』のトライアルデッキ。たにはらなつき、鷹乃ゆき、新田恵海、宮崎羽衣、佐々木未来、桜咲千依、海保えりかによるサイン入りカードがランダムで同梱[5]

書籍

編集
D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 公式パーフェクトビジュアルブック
2012年7月30日発売[31]。雑誌、関連商品で使用されたイラスト、作中で使用されたイベントCGイラスト、各キャラクターのキャラクター紹介、攻略チャート、スタッフコメント、キャストインタビュー、開発スタッフ座談会が収録されている[32]

Blu-ray / DVD (テレビアニメを収録)

編集

2013年3月20日から同年8月30日にかけて発売された。

発売日 収録話 規格品番
Blu-ray初回版 Blu-ray通常版 DVD
1 2013年3月20日 第1話 - 第2話 PCXG-50221 PCXG-50231 PCBG-52191
2 2013年4月26日 第3話 - 第4話 PCXG-50222 PCXG-50232 PCBG-52192
3 2013年5月24日 第5話 - 第6話 PCXG-50223 PCXG-50233 PCBG-52193
4 2013年6月28日 第7話 - 第8話 PCXG-50224 PCXG-50234 PCBG-52194
5 2013年7月26日 第9話 - 第10話 PCXG-50225 PCXG-50235 PCBG-52195
6 2013年8月30日 第11話 - 第13話 PCXG-50226 PCXG-50236 PCBG-52196
発売日 タイトル 規格品番
2012年4月27日 ダ・カーポIII 〜キミにささげる あいのマホウ〜 CIRCUS-0301
2012年5月25日 ハジマリノウタ CIRCUS-0302
2012年6月29日 shiny steps!! CIRCUS-0303
TRUE MAGIC...... CIRCUS-0304
2012年8月10日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ボーカルアルバム CIRCUS-0305
2012年9月28日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ドラマCDコレクション vol.I feat.森園立夏 CIRCUS-0318
2012年10月26日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ドラマCDコレクション vol.II feat.瑠川さら CIRCUS-0319
2012年11月30日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ドラマCDコレクション vol.III feat.陽ノ下葵 CIRCUS-0320
2012年12月28日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ドラマCDコレクション vol.IV feat.葛木姫乃 CIRCUS-0321
2013年1月23日 サクラハッピーイノベーション LACM-14059
2013年1月25日 D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 ドラマCDコレクション vol.V feat.芳乃シャルル CIRCUS-0322
2013年2月13日 会いたいよ/メグル/REFLECTION LACM-14062
2015年8月28日 D.C.III Side Stories 第1巻 CIRCUS-0332
2015年10月30日 D.C.III Side Stories 第2巻 CIRCUS-0333
2015年12月25日 D.C.III Side Stories 第3巻 CIRCUS-0334
2016年2月26日 D.C.III Side Stories 第4巻 CIRCUS-0335

ドラマCDの内容は一部、ゲームOPで流れている。

キャラクターグッズ (一般向け)

編集
コスプレ衣装
風見学園付属と王立ロンドン魔法学園の制服がCOSPATIOより発売されている(女性用S~XLサイズ)。
Tシャツ
二次元COSPAより、立夏と風見鶏編に登場するヒロインのTシャツが発売されている(全6種・男女兼用M~XLサイズ)。
クッションカバー
二次元COSPAより、原作とアニメ版のクッションカバーがそれぞれ2種類ずつ発売されている。
タオル
アニメ版の立夏とシャルルがプリントされたスポーツタオルが2種類、原作の初音島編に登場するヒロインがプリントされたマフラータオルが5種類発売されている。

イベント

編集
サクラサク『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』制作発表会
2011年11月18日に秋葉原UDXシアターで開催。発売日、予約開始日、出演声優、歌手、制作スタッフが発表された。
司会は南條愛乃三森すずこ。出演者はtororo新田恵海宮崎羽衣佐々木未来桜咲千依海保絵果岸尾だいすけyozuca*CooRie寺川愛美HΛL[3]ニコニコ生放送でライブ配信も行われた[33]
『D.C.III〜ダ・カーポIII〜』春一番! マスターアップ宣言&サクラサクLIVE
2012年3月27日には本作の発売を記念して秋葉原の「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」にて『D.C.III〜ダ・カーポIII〜』のマスターアップ宣言およびゲームプレイが出演キャスト等を交えて行われ、ムービーの初披露やyozuca*とCooRieによる主題歌の熱唱、並びに歴代の主題歌の組曲バージョンを披露するミニライブが実施されるが、この模様はニコニコ生放送でも同日16:00から中継される。なお出演者はtororo、新田、宮崎、佐々木、桜咲、海保、yozuca*、CooRieとなっている[34]
カウントダウントークライブ「ぽえりの部屋 〜PARCOとPOERIが恋をした〜」
2012年4月23日から27日まで渋谷パルコにて開催[35]。MCは「ぽえり」こと海保、ゲストは23日が荒浪和沙[36]、24日が佐々木[37]、25日と27日が新田[38]、26日が加瀬愛奈[39]

コミカライズ作品 (すべて一般作品)

編集
D.C.III 〜ダ・カーポIII〜
原作、脚本:tororo/CIRCUS
漫画:かゆらゆか
コンプティーク』で連載後、内容を一部変更した上で『コンプエース』にも連載していた。全編がコミックス化されている。
初音島編を描いた内容のコミカライズ。
D.C.III 〜ダ・カーポIII〜
作画:日向ののか
電撃G's magazine』で連載。
風見鶏編を描いた内容のコミカライズ。
D.C.III 〜ダ・カーポIII〜公式新聞部日誌
漫画:藤井理乃
コミック アース・スター』2012年12月号より連載。
初音島編を描いた内容のコミカライズ。
D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 シャルルセレナータ
作、画:武蔵屋長元坊
GA文庫マガジン』vol.10より連載。
シャルル・マロースをメインに、風見鶏編を描いた内容のコミカライズ。
D.C.III 風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿
脚本、構成:伊藤仁
作画:宮野しずま
ブレイドオンライン』2012年11月15日配信分から2013年8月まで連載。全2巻。
2月に桜が咲かなかった初音島編を描いた内容のスピンオフコミカライズ。
全員学年がひとつ上がって、立夏とシャルルは本校生になっている。
途中から、メアリーを中心とした探偵部を描いた風見鶏編になる。

ラジオ

編集

2012年2月2日から2013年4月25日までHiBiKi Radio Stationで『風見学園新聞部』が配信された。同年5月22日から9月11日までHiBiKi Radio Stationで『ラジオD.C.』が配信され、2014年4月4日から同年6月27日までは『ラジオD.C.2014』の名前で復活した[40]。風見学園新聞部のパーソナリティは森園立夏役の新田恵海、芳乃シャルル役の宮崎羽衣、葛木姫乃役の佐々木未来、瑠川さら役の桜咲千依、陽ノ下葵役の海保えりかの5人[41]。ラジオD.C.シリーズのパーソナリティは新田恵海、佐々木未来、桜咲千依の3人[42]

インターネットテレビ

編集

風見学園新聞部 活動報告〜体験入部者は君だ!〜』は、ニコニコ生放送2013年1月19日2月16日[43]3月16日[44]の21:00 - 22:00(JST)に放送されたインターネットテレビ番組。全3回配信。テレビアニメ『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』でヒロインを担当する新田恵海宮崎羽衣佐々木未来桜咲千依海保えりかが出演し、風見学園新聞部を舞台に同アニメの魅力を伝える番組である。視聴者は書記役。

コーナー
利き○○対決
異なるお店の3種類の食べ物を食べて、最も高級なものを当てるコーナー。第1回はショートケーキ、第2回はチョコレートアイスクリーム、第3回はみたらし団子
風見学園新聞部活動報告
お題についてプレゼンをし、視聴者のアンケートで順位を決めるコーナー。第1回のお題は「最近はまっているもの」、第2回は「バレンタインデー、理想のデート」、第3回は「ホワイトデー、理想の渡され方」。
ゲームコーナー
1回の操作ごとに与えられた指令をこなしながらゲームを進めるコーナー。第1回のゲームはジェンガ、第2回はぐらぐらゲーム、第3回は番犬ガオガオ。
告知コーナー
『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』に関する情報を紹介するコーナー。

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 事前にシリアル番号の入力が必要。
  2. ^ パッケージ等には「CIRCUS」の表記となっている。
  3. ^ 作中の日付、曜日と一致している年は現実では2072年。なお、作中は2月29日がある閏年
  4. ^ 風見鶏編OPムービーその2の冒頭で、カウントが2072から1950までであることが確認できる。
  5. ^ 2056年2月時点では付属女子制服のリボンの色が1年:赤、2年:緑、3年:黄。そこから16年後には1年:黄、2年:赤、3年:緑となり、作中の学年設定と一致する。
  6. ^ ドラマCDシリーズvol.4のトラック2のタイトルが「2071 夏の始まり」となっている。
  7. ^ ただし、邂逅のアルティメットバトルだけは、1950年の本来の時間軸が描かれた前日談であるため、この物語だけは前作からの続きではない。
  8. ^ ムービーではチャプター1がWeather Vane、チャプター2がSpinning Wheelとなっている。
  9. ^ 一般向け作品に後から18禁要素が加えた製品としては他社の『リトルバスターズ! エクスタシー』等があるが、このシリーズでは初。
  10. ^ 製品パッケージの裏面にその旨を示す記述がある。
  11. ^ 他社の『ファイナルファンタジーX-2』や『ファイナルファンタジーXIII-2』のようなナンバリングタイトルの続編の関係にあたる。
  12. ^ タイトー製プライズ用デフォルメフィギュアなど。
  13. ^ 公式サイトではアンサンブルとなっているが、イアン・セルウェイ役と通り魔事件の犯人ジョージ・サルファリック役を担当している[1]

出典

編集
  1. ^ 「真・三國無双7」20万3000本,「レイトン教授」13万本,「閃乱カグラ」9万4000本。PS Vita本体は6万2000台の「週間販売ランキング+」”. 4Gamer.net (2013年3月6日). 2013年3月12日閲覧。
  2. ^ 第一回! 大曲芸大会 Circus 10th Anniversary プレミアム演奏発表会レポート”. CIRCUS (2009年11月1日). 2012年3月2日閲覧。
  3. ^ a b c 新田恵海、佐々木未来らキャスト発表!三森すずこと寺川愛美のOP曲も!「D.C.III」制作発表会”. こえぽた (2011年11月18日). 2012年3月2日閲覧。
  4. ^ 最新作「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜」制作発表会を生中継! 前夜祭も!”. リッスンジャパン (2011年11月16日). 2012年3月2日閲覧。
  5. ^ a b コンプティーク2012年4月号』角川書店、2012年、31頁頁。 
  6. ^ circus_info (2012年3月16日). “「D.C.III」キャラクターCMがTVで見られない方必見...”. サーカス★D.C.で幸せな毎日. 2012年3月16日閲覧。
  7. ^ circus_info (2012年3月19日). “【D.C.III】キャラクターCMムービー:葛木姫乃...”. サーカス★D.C.で幸せな毎日. 2012年3月22日閲覧。
  8. ^ circus_info (2012年3月21日). “D.C.IIIキャラクターCM「瑠川さら」公開...”. サーカス★D.C.で幸せな毎日. 2012年3月22日閲覧。
  9. ^ circus_info (2012年3月23日). “『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』キャラクターCM:陽ノ下葵...”. サーカス★D.C.で幸せな毎日. 2012年3月23日閲覧。
  10. ^ 『おるあば!D.C.III』、CIRCUS、2011年12月、2頁。 
  11. ^ twitterより” (2012年3月7日). 2012年4月27日閲覧。[リンク切れ]
  12. ^ a b 祝!TVアニメ化記念 D.C.III DASH 〜ダ・カーポIII Ver.1.35〜 DVD限定版 (CIRCUS) [ゲーム] - Getchu.com” (2012年12月21日). 2012年12月22日閲覧。
  13. ^ circus_info (2012年8月20日). “【D.C.III DASH 〜〜ダ・カーポIII Ver.1.3 〜 USBメモリ版】 9月28日発売...”. サーカス★D.C.で幸せな毎日. 2012年8月21日閲覧。
  14. ^ 「D.C.III ~ダ・カーポIII~」をお持ちの方は無料でVer.1.3にアップデートできます
  15. ^ "Switch、PS4『D.C.III P.S.~ダ・カーポIII プラスストーリー~』8月24日に発売。舞台版を新規立ち絵など盛り込みADVゲームとして収録". ファミ通.com. 20 April 2023. 2023年8月1日閲覧
  16. ^ ゲーマガ2012年5月号14頁。シャルルとサラの個別ルート担当。
  17. ^ ゲーマガ2012年5月号14頁。葵の個別ルート担当。
  18. ^ a b PAS_STAFF (2012年3月24日). “yozuca*がOP、CooRieがEDを歌わせて頂いたD.C.III主題歌2曲が収録された...”. Peak A Soul+. 2012年3月26日閲覧。
  19. ^ ひろみっぽい。(佐藤ひろ美) (2012年3月2日). “D.C.IIIED曲、佐藤唄わせていただきます。本日レコーディングしてきました!!”. 佐藤ひろ美ブログ. 2012年4月9日閲覧。
  20. ^ 劇団飛行船より、「D.C. ~ダ・カーポ~」シリーズ初の舞台化『舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法」』全キャスト決定!”. PR TIMES (2021年9月8日). 2016年4月24日閲覧。
  21. ^ 千秋楽配信詳細公開!ペンライトについてお知らせ 2021.11.14
  22. ^ 2022年4月29日-5月2日|舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~君と旅する時の魔法」上映会
  23. ^ a b CAST・STAFF”. 舞台「D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~君と旅する時の魔法」公式サイト. 2021年9月21日閲覧。
  24. ^ SCHEDULE&TICKET
  25. ^ [https://dc3.mixch.tv/ 舞台「D.C.III~ダ・カーポIII~ミライヘの伝言」
  26. ^ 【重要】4月23日(日)13:00公演に関する重要なお知らせ
  27. ^ 【重要】4月23日(日)18:00公演に関する重要なお知らせ
  28. ^ サクラサクD.C.III 〜ダ・カーポIII〜応援ボックス〜”. CIRCUS (2011年11月30日). 2012年3月2日閲覧。
  29. ^ サクラサクD.C.III 応援ボックス〜風見学園入学セット〜一般販売!”. CIRCUS (2012年3月2日). 2012年3月2日閲覧。
  30. ^ a b D.C. D.C.IIIスターターパック”. CIRCUS (2012年2月1日). 2012年3月2日閲覧。
  31. ^ アニメ化決定の「ダ・カーポIII」ビジュアルブックが30日発売”. おた☆スケ. にゅーあきば (2012年7月8日). 2012年8月21日閲覧。
  32. ^ 某茶房拾遺伝(たけうちこうた) (2012年7月31日). “「D.C.III 〜ダ・カーポIII〜公式パーフェクトビジュアルブック」”. たけうちこうたブログ. 2012年8月21日閲覧。
  33. ^ 11月18日(金)開催の「サクラサク『D.C.III 〜ダ・カーポIII〜』制作発表会」の模様をニコ生にてライブ配信”. moca (2011年11月14日). 2012年3月2日閲覧。
  34. ^ おた☆スケ (2012年3月21日). “「D.C.III~ダ・カーポIII~」の完成を祝福したイベントを生中継”. Wayback Machine. 2012年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月10日閲覧。
  35. ^ 海保えりか (@Erica_ism) (2012年4月21日). “海保絵果が#DCIII 発売日まで毎日、ゲストをお迎えしてのカウントダウントークライブ「ぽえりの部屋」を渋谷PARCOにて開催!ゲストは23日荒浪和沙さん24日佐々木未来さん25日佐藤ひろ美さん26日加瀬愛奈さん27日新田恵海さん♪”. Twitter. 2016年10月25日閲覧。
  36. ^ 4/23ぽえりの部屋”. 荒浪和沙オフィシャルブログ「浪漫 紀行」 (2012年4月24日). 2016年12月9日閲覧。
  37. ^ in秋葉原”. 佐々木未来オフィシャルブログ「みころんルーム 351号室」 (2012年4月23日). 2016年12月9日閲覧。
  38. ^ ほのりんデュオ発売&『ぽえりの部屋』出演”. えみりんごの唄 (2012年4月25日). 2016年12月9日閲覧。
  39. ^ ぽえりんと☆”. 加瀬愛奈 公式ブログ 『加瀬愛奈のS.P.Aでいこうっ☆』 (2012年4月26日). 2016年12月9日閲覧。
  40. ^ ニュース - TVアニメ「D.C.III」再放送、放送時間決定! さらに「ラジオD.C.」が復活!!”. アニメ「D.C.III ~ダ・カーポIII~」公式サイト (2014年3月18日). 2016年4月26日閲覧。
  41. ^ 「風見学園新聞部」番組詳細”. 響 - HiBiKi Radio Station - (archive.is) (2012年7月10日). 2016年4月26日閲覧。
  42. ^ 「ラジオD.C.」番組詳細”. 響 - HiBiKi Radio Station - (archive.is) (2013年6月25日). 2016年4月26日閲覧。
  43. ^ ニュース”. アニメ「D.C.III ~ダ・カーポIII~」公式サイト. 2016年4月24日閲覧。
  44. ^ ニコ生2days♪”. えみりんごの唄 (2013年3月21日). 2016年4月24日閲覧。

外部リンク

編集