AMARETTO
『AMARETTO』(アマレット)は、日本の音楽ユニット、Kiss Destinationのメジャー2枚目のアルバム(通算3枚目)。
『AMARETTO』 | ||||
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Kiss Destination の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ROJAM TECHNOLOGY JAPAN STUDIO Baybridge Studio Bunkamura Studio (Tokyo) Larrabee North Record Plant Westlake Studios (Los Angeles) Hit Factory (New York City) TK Disc Studios (Honolulu) | |||
ジャンル |
R&B ヒップホップ | |||
時間 | ||||
レーベル | FLIGHT MASTER | |||
プロデュース | ROJAM | |||
チャート最高順位 | ||||
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Kiss Destination アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988013207707 |
解説
編集- タイトルは吉田の好きな酒であるアマレットからとった[1]。小室は「特別な意味は無いけど、あっても邪魔にならない、無くてもいいけどあったらいいと思える記号として丁度良かった」と語っている[2]。
- 音作りのテーマは、吉田が小室の知らない間に書き溜めていた歌詞の世界観・エッジが円く、やさしい感じを持つ特徴の声を全面的に活かすメロディを重視し[1]、「いい意味で聞き流せて、控えめで重過ぎない、柔らかで奥ゆかしい、インテリアのようなサウンド」を志し、そのために音数を少なくした[2][3]。2001年にピークを迎えると感じたトランスの要素を直接的にではないにしろ、ワンフレーズ・ワンパートの範囲で導入し、「依然としてダイレクトでギラギラとした音が好きな10代が本作の音をどう拾い上げて、どんなハプニングを起こすのか」を意識した[2]。
- 歌詞作りはある程度吉田に改めてまとめてもらった後、メロディを思いついた時に「歌詞と合う」と思ったメロディをはめていった[3]。
- 全体のコンセプトは小室のソロアルバム『Hit Factory』の要領で「小室が今まで歩んできた10年を振り返る」ことであり、その上で「by ourselves(自分を出し切る)」の元に周囲から押されてやっているものではなく、小室・吉田が「いいな」という物が浮かんだ時に作ったので「締め切りも無いに等しく、普段より芸術性が高くなった」[3]「リサーチやマーケティングから生まれた音楽ではなく、マーケットにポンと投げ込むようなアルバム」[2]と振り返っている。
- 初回限定で「DEAR MY CLOSE FRIEND」の小室がボーカルを務めたバージョンの8cm CDが付属。
- 発売後、翌2002年に離婚したため、本作が最後のオリジナルアルバムとなった。
収録曲
編集全作曲・編曲: 小室哲哉。 | |||
# | タイトル | 作詞 | 時間 |
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1. | 「addiction」 | 吉田麻美 | |
2. | 「DON'T GIVE IT UP」 | 小室哲哉 | |
3. | 「WAVE OF LOVE [album mix]」 | 吉田麻美 | |
4. | 「MA・BA・TA・KI」 | 小室哲哉・吉田麻美 | |
5. | 「Interlude 2」 | ||
6. | 「DEAR MY CLOSE FRIEND」 | 吉田麻美 | |
7. | 「Sweet Memories [album mix]」 | 吉田麻美 | |
8. | 「be with you」 | 吉田麻美 | |
9. | 「I CAN...」 | 吉田麻美 | |
10. | 「口笛に咲く花 [album mix]」 | 吉田麻美 | |
11. | 「デイドリーム」 | ||
合計時間: |
初回限定盤の付属CD
編集全作曲・編曲: 小室哲哉。 | |||
# | タイトル | 作詞 | 時間 |
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1. | 「DEAR MY CLOSE FRIEND (TK Version)」 | 吉田麻美 | |
合計時間: |
曲解説
編集- addiction
- 1999年後半にニューヨークで制作された[3]。
- DON'T GIVE IT UP
- WAVE OF LOVE [album mix]
- 10枚目のシングル。アルバム用にミックスし直している。
- MA・BA・TA・KI
- アルバムの収録曲の中で一番古い曲であり、「ユニット結成初期と本作発売時の状態の中間を表している曲」と評している[3]。
- Interlude 2
- 「Rendez-vous in Space 2001」に出演する際に吉田が「ダンスでシーンを作りたい」という希望を尊重し、振り付けありきで作った[3]。
- DEAR MY CLOSE FRIEND
- 11枚目のシングル。アルバム発売後にシングルカットされた。
- Sweet Memories [album mix]
- ギターの担当パートを新しく新録した[3]。
- be with you
- 1999年後半にニューヨークで制作された[3]。
- I CAN...
- 全体のアルバムの流れを作り、異なる世界観を入れるために作られた[3]。
- 口笛に咲く花 [album mix]
- 8枚目のシングル。アルバム用にミックスし直している。
- デイドリーム
- 作曲・編曲:小室哲哉
- 小室のソロシングル「永遠と名づけてデイドリーム」をアレンジした楽曲である(ボーカルは入っていない)[3]。
- アルバムのエンディングというより、映画の途中でかかる劇伴を意識した[3]
クレジット
編集参加ミュージシャン
編集- All Keyboards, Synthesizers : 小室哲哉
- Guitar : 松尾和博(#1,4,7,8,9,10), 木村建(#2,3,4,6)
- Bass : 美久月千晴
- DJ : DRAGON
- Synthesizer Programming : 岩佐俊秀, 松本零士(#3), 村上章久(#4), 溝口和彦(#4)
DEAR MY CLOSE FRIEND (TK Version)
- All Keyboards, Synthesizers, Vocal Performed : 小室哲哉
- Guitars : 松尾和博
- Synthesizer Programming : 岩佐俊秀
スタッフ
編集- Produced : 小室哲哉
- Mixed : Mike Butler(#1-11), 小室哲哉(8cmCD)
- Mastered : 鈴木浩二 (Sony Music Studios Tokyo)
- Recorded : 若公俊広(#1-11, 8cmCD), 小西賢治(#1,3,4,6,8,9,10), Mike Butler(#1,2,4,7,8,10), 松谷秀次(#7,9,10, 8cmCD), Jason Groucott(#1,2), Troy Gonzalez(#4,10), Chris Puram(#7)
- Assisted : 佐竹央行, Jason Rankins, Flip Osman, Anthony Kihoffer, Steve M., Andy Gwynn, Adam Olmstead, Eilot Blacky
- A&R : しみず "Carols" たかひろ
- A&R Chief : 田所公一
- Art direction, Design : 川瀬豊
- Photographer : 宅間國博
- Executive Produced : 渡辺有三