2060年代
十年紀
(2061年から転送)
2060年代(にせんろくじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)2060年から2069年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた2060年代について記載する。
千年紀: | 3千年紀 |
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世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
十年紀: | 2030年代 2040年代 2050年代 - 2060年代 - 2070年代 2080年代 2090年代 |
年: | 2060年 2061年 2062年 2063年 2064年 2065年 2066年 2067年 2068年 2069年 |
予定・予測されるできごと
編集2060年
編集→詳細は「2060年」を参照
- 日本の人口が8,674万人となり65歳以上の高齢者が総人口の4割になる(国立社会保障・人口問題研究所)。
- 平城京を横断する近鉄奈良線の移転工事が完了予定。
2061年
編集2063年
編集2064年
編集- 日本の高齢者の割合がピークになる(国立社会保障・人口問題研究所)。
2065年
編集- チェルノブイリ原子力発電所事故の被曝による癌での死者数が、この年までの累計で約1万6000人に達すると予測されている。
- 韓国の高齢化率が46%に達し日本を追い抜く見込み。
- 10月12日、小惑星 (66063) 1998 RO1 が火星からわずか81万4000kmのところを通過する。
- 11月22日、金星が木星面を通過する。惑星同士の通過・掩蔽は、1818年1月3日以来247年ぶりのことで、1818年の通過も金星が木星面を通過するものだった。
2068年
編集- 早ければこの年にヘリン・ローマン・クロケット彗星(w:111P/Helin-Roman-Crockett)が木星に捕獲され、一時的に衛星となり、周りを6回周回すると見られている[1]。
- 4月12日、直径300メートル以上の小惑星アポフィスが地球に接近。ヤルコフスキー効果の影響などによる衝突リスクも僅かながらに懸念されており、2020年時点の衝突確率は“Palermo Technical Impact Hazard Scale”の推定で15万分の1程度(トリノスケールは0、パレルモスケールは-2.88、NASAの脅威度ランキングで3位)[2]、イタリアのNEODySインパクトモニターサービスの推定による現実的な可能性として53万分の1程度(ヤルコフスキー効果も考慮した数値)とされている[3][4]。
2069年
編集- 1999年に宇宙へ向けて送信されたメッセージ「コズミック・コール1」がはくちょう座16番星に到達[5]。
フィクションのできごと
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- 2060年2月28日 - 月の北極の氷塊を探査していた国際宇宙局(ISA)の月面基地「ルナ・バイオスフィア」の研究グループが、地球外の「来訪者」が残した「遺跡」を発掘。その数時間後、動力用ヘリウム炉の暴走によってルナ・バイオスフィアが爆発事故を起こし、以後ISAは月往還航路「ルート・ルナ」を封鎖する。(漫画『秘密宇宙救助隊コズミッククライマーズ』)[6]
- 2060年 - パンダの祖先の化石が冥王星で発見される。(小説『人類圏シリーズ』)[7]
- 2061年 - 伊藤展安と福島正実による未来予想図『2061年の東京』の舞台[8]。
- 2061年1月8日 - アメリカ合衆国に対して攻撃を仕掛けた民間軍事会社、アトラス社のジョナサン・アイアンズを止めるため多国籍部隊のセンチネルは彼の拠点であるイラクのニューバグダッドを襲撃するが、化学兵器マンティコアによって隊はほぼ壊滅、生き残ったミッチェル、イロナ、ギデオン、コーマックたちはアトラスの留置施設に送られる。そこで彼らはアイアンズの攻撃計画を知りアトラス総司令部襲撃を決意する。ミッチェル達は指令部を急襲してアトラスのミサイルを破壊しアイアンズを止めることに成功する。(ゲーム『コール・オブ・デューティ アドバンスド・ウォーフェア』)
- 2061年 - 木星軌道上で宇宙客船「ギャラクシー号」がテロリストにハイジャックされ、エウロパに不時着。ハレー彗星に着陸し探査を行っていた同型船「ユニバース号」が救助に向かう。(小説『2061年宇宙の旅』)[9]
- 2061年 - タリム内海からシベリアや旧中国へと流れる「東幹線水路」にて、原因不明の断水が発生。調査によって、キリク河上流付近の地下水路内で水の流れがどこかへ消失していることが判明する。(小説『幹線水路二〇六一年』)[10]
- 2061年 - 有人探査機1号機「コメット」と2号機「ころな」が、ハレー彗星探査のために相次いでスカイラブ「ジーザス」を発進。その後、艦内でハレー彗星から採取したガスの調査をしていた「コメット」が、ガスの中に潜んでいた異種生命体の襲撃を受けて通信を途絶させる。これを受け、「ころな」に搭載されている快速艇「いなづま」が調査に向かう。(ゲーム『ジーザス』)[11]
- 2061年 - 謎の宇宙生命体がハレー大彗星を拠点として地球を攻撃。5次に渡るハレー攻撃の失敗により艦隊が全滅した後、人類が総力を集めて完成させた1機のスターシップによる「第6次ハレー攻撃作戦」が開始される。(ゲーム『ハレーウォーズ』)[12]
- 2062年- 宇宙船「ファイアボールXL-5」が発進。(特撮テレビ番組『宇宙船XL-5』)
- 2062年 - 「ファミコン人間国宝ありの」の時代設定。(バラエティ番組『ゲームセンターCX』)
- 2062年 - 軌道エレベータの所有権を巡り自由宇宙軍と対立陣営が交戦。自由宇宙軍による軌道エレベータのエネルギープラント破壊作戦の際に使用された「時空震動弾」が暴走し、世界は複数の多元世界が混じり合った「混乱時空」と化してしまう。(アニメ『超時空世紀オーガス』)[13]
- 2063年4月5日 - ゼフラム・コクレーンが建造した宇宙船「フェニックス号」が人類初のワープ航宙に成功し、ヴァルカン人とファーストコンタクトする。(映画『スタートレック ファーストコンタクト』)
- 2063年 - 東洋人の物理学者が「自我次元理論」を発表。自我の発生メカニズムが物理的に証明される。(TRPG『永い後日談のネクロニカ』)[14]
- 2064年7月 - 救世軍(サルベージョン・アーミー)により敵性生物「プラネリアム」の大規模生成晶集積「L.O.P.」に対する殲滅作戦「シナリオ11」が行われ、強襲偵察部隊のうちルノア・キササゲ曹長ら3名が作戦を成功させ生還する。(小説『E.G.コンバット』)[15]
- 2064年 - 銀河中心方向へ定加速航行を続ける航空宇宙軍外宇宙艦隊のオディセウス級観測艦、通称「オディセウス-0」が、太陽系近傍宙域から銀河中心へと延びる「シャフト」(超光速空間流)を発見。その後、シャフトからの離脱を試みた際に発生した事故によって、マヤ・シマザキ中尉とサイボーグ探査船「ヴィシュヌ」を除くオディセウス-0の全乗員が死亡する。(小説『航空宇宙軍史』)[16][17]
- 2065年12月24日 - オーストラリアの原子ステーションが爆発。(特撮人形劇『サンダーバード』)
- 2065年 - 「MOON・CHILD」を名乗る組織が、機動兵器軍を用いて統合地球国家を攻撃し地球を制圧。S・D・F(宇宙軍)壊滅後に建設途中のコロニーに軟禁されていたエリノア・ワイゼンが、特殊戦闘機「G.G.アレスタ」を駆って地球奪還に挑む。(ゲーム『GGアレスタ』)[18]
- 2065年 - 有人火星探査船「ゼロX号」が地球を発進しようとするが、妨害工作によって海上に墜落する。(映画『サンダーバード 劇場版』)
- 2065年 - 銀河系脱出を目前にした宇宙艦「ヴァリアント号」が銀河バリアに接触し遭難、その後何らかの原因によって破壊される。(特撮テレビドラマ『宇宙大作戦』)
- 2066年 - 世界連邦樹立。地球の平和・安全を守るための組織「テクノボイジャー」が結成される。(アニメ『科学救助隊テクノボイジャー』)
- 2066年冬 - 中国軍が米・アラスカに侵攻。アンカレッジが戦場と化す。(ゲーム『Fallout』シリーズ)
- 2067年4月19日 - 救世軍のルノア・キササゲ大尉が、第十三期オルドリン訓練生・多脚機甲戦略学科第二群222班D隊の教官として月面オルドリン基地に着任する。(小説『E.G.コンバット』)[19]
- 2067年 - 再建されたゼロX号が地球を発進し、6週間の旅を経て人類初の火星着陸に成功する。(映画『サンダーバード 劇場版』)
- 2067年 - 星間探査機「フレンドシップ1号」が打ち上げられるが、デルタ宇宙域で行方不明になる。(テレビドラマ『スタートレック:ヴォイジャー』)
- 2067年 - 日本、ハイテクを国力の根拠に鎖国を決行。(映画『ベクシル -2077日本鎖国-』)[20]
- 2068年 - スペースガードによって、探査機「エクスカリバー」を用いた太陽系小天体の軌道の大々的な調査が行われる。(小説『神の鉄槌』)[21]
- 2068年 - ブラック大尉ら特殊安全機構軍「スペクトラム」の火星派遣軍が、誤って宇宙生命体「ミステロン」の火星基地を攻撃。これを受けてミステロンは地球攻撃を宣言する。(特撮ドラマ『キャプテン・スカーレット』)[22]
- 2068年 - アイザック・オリードによって有機生命体を放出源とする特異素粒子「霊子」の存在と、それに基づく力学説「霊子力学」が提唱される。実証は2137年。(ゲーム『サイヴァリア』)[23]
- 2069年 - アメリカの有知類探査隊が火星で宝石「星のかけら」を発見。これは2148年に、第1異星人「グレートワイズマン」が残した空間接続素子だと判明する。(ゲーム『絢爛舞踏祭』)[24]
- 2069年 - 人類と異星人「ネイラム第三氏族」が友好的に接触する。また、日本政府および日本スターシステム社が開発を行っていたN-1星系で最初の植民衛星が完成する。(小説『地球連邦の興亡』)[25]
- 2069年 - ケンタウルス座方面から鯨座タウ星へと向かうコースを取って、異星人「スターホルム人」の恒星間宇宙探測機「スターグライダー」が太陽系を通過。その間にスターグライダーと人類の間で通信による情報交換が行われる。(小説『楽園の泉』)[26]
脚注
編集注釈
出典
- ^ “木星、彗星を捕獲して衛星にしていた”. ナショナル ジオグラフィック. ナショナル ジオグラフィック協会 (2009年9月14日). 2023年11月25日閲覧。
- ^ Sentry: Earth Impact Monitoring: 99942 Apophis (2004 MN4) -- Earth Impact Risk Summary - NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL), 2020年11月3日閲覧.
- ^ 2068年4月、小惑星アポフィスが地球に衝突するかもしれない。 - ギズモード・ジャパン (2020年11月2日)
- ^ 小惑星アポフィスの軌道変化を検出、2068年の衝突リスクに影響? - sorae (2020年11月6日)
- ^ “Передача и поиски разумных сигналов во Вселенной”. Cplire.ru. 2008年9月14日閲覧。
- ^ 御米椎『秘密宇宙救助隊コズミッククライマーズ』マンガ図書館Z、2012年、8,75,148 - 155,181 - 183,192,193頁 。2024年11月26日閲覧。
- ^ 『銀河帝国の弘法も筆の誤り』早川書房、2001年、274頁。ISBN 978-4-15-030658-8。
- ^ “平成27年版 情報通信白書|概観~ICT端末”. www.soumu.go.jp. 2022年10月6日閲覧。
- ^ アーサー・C・クラーク『2061年宇宙の旅』早川書房、1995年、101 - 215頁。ISBN 978-4-15-011096-3。
- ^ 光瀬龍『宇宙年代記1 宇宙救助隊二一八〇年』早川書房、1975年、199 - 212,218頁。ISBN 978-4-15-030058-6。
- ^ ゲーム構成 雅孝司、文 あかほりさとる『ゲームブック ジーザス ハレー2061・謎の妖星獣』エニックス、1989年、10,17 - 24,33 - 35,52,65,109,112 - 114,168 - 170,173,174頁。ISBN 978-4-900527-09-6。
- ^ ゲームギア版『ハレーウォーズ』パッケージ、タイトー、1991年、裏面。
- ^ 超時空世紀オーガス/超時空世紀オーガス02 特集 - 東映ビデオ公式サイト。2016年6月19日閲覧。
- ^ 神谷涼『永い後日談のネクロニカ』パッチワークス、2013年、22,28,31,32頁。ISBN 978-4-9905804-0-7。
- ^ 秋山瑞人『E.G.コンバット』メディアワークス、1998年、35,36,50,83,84頁。ISBN 978-4-8402-0900-7。
- ^ 谷甲州『航空宇宙軍史 仮装巡洋艦バシリスク』早川書房、1985年、65 - 73,106 - 111頁。ISBN 978-4-15-030200-9。
- ^ 谷甲州『航空宇宙軍史 終わりなき索敵〔上〕』早川書房、1996年、193,216 - 228頁。ISBN 978-4-15-030569-7。
- ^ 『GGアレスタ』取扱説明書 コンパイル、1991年、6・7頁。
- ^ 秋山瑞人『E.G.コンバット』メディアワークス、1998年、22 - 24,34,66 - 76,128 - 137頁。ISBN 978-4-8402-0900-7。
- ^ STORY - ベクシル -2077日本鎖国- Vexille 公式サイト。2016年6月19日閲覧。
- ^ アーサー・C・クラーク『神の鉄槌』早川書房、1998年、122 - 127頁。ISBN 978-4-15-011235-6。
- ^ キャプテンスカーレット 完全版 ストーリー - スーパー!ドラマTV。2016年6月19日閲覧。
- ^ プロローグ - 『サイヴァリア リビジョン』公式サイト。2018年10月31日閲覧。
- ^ 絢爛世界の紹介 第10回「第1異星人」 - 『絢爛舞踏祭』公式サイト(インターネットアーカイブ)、2016年2月25日閲覧。
- ^ 佐藤大輔『地球連邦の興亡1 オリオンに我らの旗を』中央公論新社、2015年、113,114,168 - 171頁。ISBN 978-4-12-206167-5。
- ^ アーサー・C・クラーク『楽園の泉』早川書房、1987年、98 - 101,109,110,240,241頁。ISBN 978-4-15-011546-3。
関連項目
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