2017年世界柔道選手権大会 (無差別)
2017年世界柔道選手権大会(無差別)(第35回世界柔道選手権大会)は、2017年11月11日から12日の2日間にわたってモロッコのマラケシュで開催された柔道の世界選手権。無差別単独の世界選手権は2011年のチュメニ大会以来6年ぶり3度目となる[1][2]。
大会概要
編集正式名称 | 世界柔道選手権(無差別)2017マラケシュ大会
英語: World Judo Open Championships 2017 MARRAKECH フランス語: Championnats du monde de toutes catégories 2017 MARRAKECH |
開催場所 | マラケシュ国際会議場 |
主催 | 国際柔道連盟 |
開催日程 | 11月11日 男子無差別 12日 女子無差別 |
結果
編集男子
編集無差別
編集順位 | 選手名 | 国旗 |
---|---|---|
1. | テディ・リネール | |
2. | トマ・ニキフォロフ | |
3. | 王子谷剛志 | |
3. | アレックス・ガルシア・メンドーサ | |
5. | 影浦心 | |
5. | アンディ・グランダ | |
7. | アレクサンドル・ミハイリン | |
7. | バトトルガ・テムーレン |
女子
編集無差別
編集順位 | 選手名 | 国旗 |
---|---|---|
1. | 朝比奈沙羅 | |
2. | ラリサ・ツェリッチ | |
3. | イダリス・オルティス | |
3. | ニヘル・シェイフルフ | |
5. | テシー・サフェルカウルス | |
5. | ロマヌ・ディッコ | |
7. | エリアニス・アギラル | |
7. | アン=ファトゥマタ・ンベロ |
各国メダル数
編集順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 1 | 0 | 1 | 2 |
2 | フランス | 1 | 0 | 0 | 1 |
3 | ベルギー | 0 | 1 | 0 | 1 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ | 0 | 1 | 0 | 1 | |
5 | キューバ | 0 | 0 | 2 | 2 |
6 | チュニジア | 0 | 0 | 1 | 1 |
優勝者の世界ランキング
編集男子
編集100kg超級 | フランス | テディ・リネール | 2位 |
女子
編集78kg超級 | 日本 | 朝比奈沙羅 | 1位 |
(出典[3]、JudoInside.com)。
賞金
編集今大会ではIJFワールド柔道ツアーとして初めてとも言える高額な賞金が用意されることになった[4][5]。
順位 | 賞金額(選手) | 賞金額(コーチ) |
---|---|---|
優勝 | 8万ユーロ(日本円で約1064万円) | 2万ユーロ (日本円で約266万円) |
2位 | 4万ユーロ | 1万ユーロ |
3位タイ | 2万ユーロ | 5千ユーロ |
5位タイ | 8000ユーロ | 2000ユーロ |
7位タイ | 4500ユーロ | 500ユーロ |
ベスト16 | 2250ユーロ | 250ユーロ |
トラブル
編集今大会の2回戦でフランスのシリル・マレに一本負けしたリオデジャネイロオリンピック100kg超級銅メダリストのオル・サッソンは、ビザの発給をモロッコ当局に一旦は拒否されたものの、IJF会長であるマリウス・ビゼールの力添えで入国することができた。なお、2015年に同じモロッコのラバトで開催されたワールドマスターズでは、イスラエル選手団が安全保障上の理由からモロッコの空港で一時身柄を拘束される騒ぎがあった(ワールドマスターズ2015#トラブルの項を参照のこと)[6][7]。
脚注
編集- ^ World Championships Open Marrakech 2017
- ^ IJF_Calendar_Seniors_2017
- ^ judobase.org
- ^ IJF Announces 500.000 € Prize Money for the Open World Championships in Morocco
- ^ Why the Openweight World Championships matters in 2017
- ^ Israel’s Sasson lands in Morocco for judo marquee
- ^ Israeli national judo team detained at Morocco airport, passports confiscated