2004年アテネオリンピックのサッカー競技・アジア予選
本記事では、2004年アテネオリンピックのサッカー競技・アジア予選(2004ねんアテネオリンピックのサッカーきょうぎ・アジアよせん)について述べる。出場枠は男子3、女子2。
男子
編集開催方式
編集- 1次予選
- 12チームが1次予選免除。残る24チームが2チームずつに分かれ、ホーム・アンド・アウェー方式で対戦する。勝利した12チームが2次予選に進出する。
- 2次予選
- 1次予選免除の12チームと、1次予選勝利の12チーム、合計24チームが2チームずつに分かれ、ホーム・アンド・アウェー方式で対戦する。勝利した12チームが最終予選に進出する。
- 最終予選
- 12チームが4チームずつの3組に分かれ、2巡の総当たり戦(B組はダブルセントラル方式、他はホーム・アンド・アウェー)を行う。各組1位のチームがオリンピック出場権を獲得する。
1次予選
編集チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|---|
トルクメニスタン | 2 - 1 | インド | 2 - 0 | 0 - 1 |
オマーン | 17 - 0 | カンボジア | 8 - 0 | 9 - 0 |
レバノン | 1 - 1 (a) | ヨルダン | 0 - 0 | 1 - 1 |
ネパール | 1 - 3 | パレスチナ | 0 - 1 | 1 - 2 |
ミャンマー | 3 - 0 | バングラデシュ | 3 - 0 | 0 - 0 |
シリア | 8 - 1 | パキスタン | 2 - 0 | 6 - 1 |
アラブ首長国連邦 | 4 - 0 | タジキスタン | 3 - 0 | 1 - 0 |
チャイニーズタイペイ | 3 - 5 | シンガポール | 2 - 1 | 1 - 4 |
イラク | 4 - 2 | ベトナム | 3 - 1 | 1 - 1 |
香港 | 3 - 0 | スリランカ | 1 - 0 | 2 - 0 |
イラン | (棄権) | モルディブ | ||
キルギス | (棄権) | イエメン |
2次予選
編集チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|---|
バーレーン | 7 - 2 | キルギス | 2 - 1 | 5 - 1 |
日本 | 8 - 0 | ミャンマー | 3 - 0 | 5 - 0 |
ウズベキスタン | 2 - 9 | イラン | 1 - 3 | 1 - 6 |
カタール | 1 - 2 | オマーン | 1 - 0 | 0 - 2 (延長) |
インドネシア | 2 - 5 | レバノン | 1 - 0 | 1 - 5 |
クウェート | 3 - 2 | パレスチナ | 1 - 1 | 2 - 1 |
アラブ首長国連邦 | 5 - 2 | タイ | 4 - 1 | 1 - 1 |
中華人民共和国 | 4 - 3 | シリア | 2 - 0 | 2 - 3 |
北朝鮮 | 3 - 4 | イラク | 2 - 0 | 1 - 4 |
香港 | 0 - 3 | 韓国 | 0 - 1 | 0 - 2 |
サウジアラビア | 10 - 0 | シンガポール | 7 - 0 | 3 - 0 |
マレーシア | (棄権) | トルクメニスタン |
最終予選
編集グループA
編集ホーム・アンド・アウェーで実施された。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 韓国 | 6 | 6 | 0 | 0 | 9 | 0 | +9 | 18 |
2 | イラン | 6 | 3 | 0 | 3 | 13 | 7 | +6 | 9 |
3 | 中華人民共和国 | 6 | 2 | 1 | 3 | 7 | 8 | −1 | 7 |
4 | マレーシア | 6 | 0 | 1 | 5 | 3 | 17 | −14 | 1 |
韓国がオリンピックに出場。
グループB
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 6 | 4 | 1 | 1 | 11 | 2 | +9 | 13 |
2 | バーレーン | 6 | 3 | 2 | 1 | 9 | 7 | +2 | 11 |
3 | アラブ首長国連邦 | 6 | 2 | 1 | 3 | 9 | 11 | −2 | 7 |
4 | レバノン | 6 | 0 | 2 | 4 | 9 | 18 | −9 | 2 |
日本がオリンピックに出場。
開催国: アラブ首長国連邦
開催国: 日本
グループC
編集ホーム・アンド・アウェーで実施された。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | イラク | 6 | 3 | 0 | 3 | 9 | 7 | +2 | 9 |
2 | オマーン | 6 | 2 | 3 | 1 | 4 | 5 | −1 | 9 |
3 | クウェート | 6 | 2 | 2 | 2 | 4 | 3 | +1 | 8 |
4 | サウジアラビア | 6 | 1 | 3 | 2 | 3 | 5 | −2 | 6 |
イラクがオリンピックに出場。
女子
編集開催方式
編集出場11チームを3組に分け、それぞれ1回総当たりで対戦。各組1位のチームと、各組2位のチームのうち成績最上位のチームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進出する。試合はすべて日本で開催された。
グループリーグ
編集グループA
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 北朝鮮 | 3 | 3 | 0 | 0 | 22 | 0 | +22 | 9 |
2 | チャイニーズタイペイ | 3 | 2 | 0 | 1 | 8 | 6 | +2 | 6 |
3 | 香港 | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 12 | −9 | 3 |
4 | シンガポール | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 15 | −15 | 0 |
グループB
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 中華人民共和国 | 3 | 3 | 0 | 0 | 23 | 0 | +23 | 9 |
2 | 韓国 | 3 | 2 | 0 | 1 | 14 | 3 | +11 | 6 |
3 | ミャンマー | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 18 | −16 | 3 |
4 | グアム | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 18 | −18 | 0 |
グループC
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 2 | 2 | 0 | 0 | 13 | 0 | +13 | 6 |
2 | タイ | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | −6 | 1 |
3 | ベトナム | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 7 | −7 | 1 |
決勝トーナメント
編集準決勝 | 決勝 | |||||
4月24日 国立 | ||||||
北朝鮮 | 0 | |||||
日本 | 3 | |||||
4月26日 広島ビ | ||||||
日本 | 0 | |||||
中華人民共和国 | 1 | |||||
3位決定戦 | ||||||
4月24日 広島ビ | 4月26日 広島ビ | |||||
中華人民共和国 | 1 | 北朝鮮 | 5 | |||
韓国 | 0 | 韓国 | 1 |
中国・日本がオリンピックに出場。
準決勝
編集オリンピック出場権の懸かった北朝鮮と日本の一戦は、サッカー日本女子代表の過去最多観客数となる31,324人の観客の中、過去13年間で北朝鮮に7連敗中だった日本が北朝鮮を破り、オリンピック出場権を得た[1]。この試合で澤穂希は、低迷している日本女子サッカーのためにも出場権を獲得しなければならないという気持ちの一方で、膝の痛みを抱えながら試合に出場、2015年の引退会見時にこの試合を最も辛かった試合に挙げている[2]。
3位決定戦
編集決勝
編集出典
編集- 国際サッカー連盟(FIFA)による大会レポート
- 男子予選の結果
- 女子予選の結果
脚注
編集- ^ “女子代表、北朝鮮下しアテネへ/五輪予選”. nikkansports.com. 日刊スポーツ (2004年4月25日). 2017年2月2日閲覧。
- ^ “澤穂希が神頼みをした1試合。なでしこジャパン“以前”の分岐点”. フットボールチャンネル (2015年12月19日). 2017年2月2日閲覧。