1989 (テイラー・スウィフトのアルバム)
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『1989』(ナインティーンエイティナイン)は、アメリカ合衆国のシンガー・ソングライター、テイラー・スウィフトの5枚目のスタジオ・アルバム。
『1989』 | ||||
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テイラー・スウィフト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2013年 - 2014年 | |||
ジャンル | ポップ、ダンスポップ、シンセポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | ビッグマシン・レコード | |||
プロデュース | マックス・マーティン、テイラー・スウィフト、ジャック・アントノフ、ネイサン・チャップマン、イモジーン・ヒープ、グレッグ・クスティン、マットマン&ロビン、アリ・パヤミ、シェルバック、ライアン・テダー、ノエル・ザンカネラ | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
アルバム・オブ・ザ・イヤー(洋楽)[23] | ||||
テイラー・スウィフト アルバム 年表 | ||||
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『1989』収録のシングル | ||||
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概要
編集スウィフト自身初の「公式なポップアルバム」である。前作「Red」まで取り入れていたカントリーポップの曲は一切収録されず、全て80年代に影響されたシンセポップやダンスポップの曲が収録された。前作もプロデュースを手掛けたマックス・マーティンやシェルバックの他、ジャック・アントノフやイモージェン・ヒープ、ワン・リパブリックのライアン・テダーなどが制作に参加した。
初週で128.7万枚を売り上げ、Billboard 200で初登場1位を獲得。初週売上128.7万枚は2002年にエミネムが『The Eminem Show』で132.2万枚を記録して以来最大の週間アルバム売上となった。
また、3rdアルバム『Speak Now』(初週104.7万枚)、4thアルバム『Red』(初週120.8万枚)に続き週間ミリオンセールスを記録した事で、1991年にニールセン・サウンドスキャンによる集計が開始されて以来、3枚のアルバムで週間ミリオンセールスを記録した最初のアーティストとなった。
Billboard 200において本作が通算7週目の首位を獲得した事により、マライア・キャリーのキャリア通算30週の首位獲得記録を更新して女性アーティスト歴代単独2位の記録であるキャリア通算31週目の首位を獲得。最終的に本作は通算11週目の首位を獲得してテイラーのキャリア通算首位獲得週数は35週となった。
本作の売上によって、2000年以降にデビューしたアーティストとしては最高の全米アルバム総売上記録を保持していたリンキン・パークの記録を更新。この記録は、テイラー自身が2022年に発表した10枚目のアルバム『Midnights』で超えられました。
2004年にアッシャーのアルバム『Confessions』が発売19週目で累積売上500万枚を突破して以来最速となる36週目で500万枚を突破した。
また、Billboard 200のステレオチャートとモノラルチャートが統合された1963年8月17日以降、リリースから53週連続でTOP10入りした4枚目のアルバムとなった。
2015年、アメリカとカナダの年間アルバムチャートで1位を獲得[注 1]。
IFPI発表の全世界の年間アルバムチャートでは2014年度に2位(年間売上600万枚)、2015年度に3位(年間売上350万枚)を記録。2009年度に2ndアルバム『フィアレス』で4位、2010年度に3rdアルバム『スピーク・ナウ』で4位、2012年度に4thアルバム『レッド』で2位を記録しており、同一アーティストによる5度のTOP5入りは2001年度の同チャート発表開始以来、初の快挙となった。また、2014年度は全世界で最も売れたアーティストとして、"IFPI Global Recording Artist of 2014"を受賞している[26]。
第58回グラミー賞で"最優秀アルバム賞"を受賞。『フィアレス』に続き2度目の受賞となり、女性アーティスト史上初の快挙となった[27]。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において393位に選ばれている[28]。
シングル
編集本作からのシングルの内、リード・シングル「Shake It Off」を含め3つのシングルがBillboard Hot 100にて首位を獲得している。
- 1st「Shake It Off」2014年8月18日 / Billboard Hot 100 最高1位 / RIAA認定:8×プラチナ[29]
- 2nd「Blank Space」2014年11月10日 / Billboard Hot 100 最高1位 / RIAA認定:7×プラチナ[30]
- 3rd「Style」2015年2月9日 / Billboard Hot 100 最高6位 / RIAA認定:3×プラチナ[31]
- 4th「Bad Blood」2015年5月17日 / Billboard Hot 100 最高1位 / RIAA認定:4×プラチナ[32] / シングルバージョンではケンドリック・ラマーをフィーチャリングし、アレンジも変更されている。
- 5th「Wildest Dreams」2015年8月31日 / Billboard Hot 100 最高8位 / RIAA認定:2×プラチナ[33]
- 6th「Out of the Woods」2016年2月3日 / Billboard Hot 100 最高18位 / RIAA認定:プラチナ[34]
- 7th「New Romantics」2016年2月23日 / Billboard Hot 100 最高46位 / RIAA認定:ゴールド[35]
収録曲
編集DISC1(通常盤)
編集# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデュース | 時間 |
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1. | 「Welcome to New York」 | テイラー・スウィフト、ライアン・テダー | テダー、ノエル・ザンカネラ、スウィフト | |
2. | 「Blank Space」 | スウィフト、マックス・マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
3. | 「Style」 | スウィフト、マーティン、シェルバック、アリ・パヤミ | マーティン、シェルバック、パヤミ | |
4. | 「Out of the Woods」 | スウィフト、ジャック・アントノフ | アントノフ、スウィフト、マーティン | |
5. | 「All You Had to Do Was Stay」 | スウィフト、マーティン | マーティン、シェルバック、マットマン&ロビン | |
6. | 「Shake It Off」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
7. | 「I Wish You Would」 | スウィフト、アントノフ | アントノフ、スウィフト、グレッグ・クスティン、マーティン | |
8. | 「Bad Blood」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
9. | 「Wildest Dreams」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
10. | 「How You Get the Girl」 | スウィフト、マーティン、シェルバック | マーティン、シェルバック | |
11. | 「This Love」 | スウィフト | ネイサン・チャップマン、スウィフト | |
12. | 「I Know Places」 | スウィフト、テダー | テダー、ザンカネラ、スウィフト | |
13. | 「Clean」 | スウィフト、イモージェン・ヒープ | ヒープ、スウィフト | |
合計時間: |
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “Taylor Swift - Chart history Billboard”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “1989 full Official Chart History Official Charts Company”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “Taylor Swift - Chart history Billboard”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “ARIA ALBUMS CHART”. December 20, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。December 20, 2015閲覧。
- ^ “1989~デラックス・エディション テイラー・スウィフト ORICON STYLE”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “2014 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “2014 Year End: Top Canadian Albums”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - End Of Year Charts - Top 100 Albums 2014”. 2015年12月20日閲覧。
- ^ “End of Year Album Chart Top 100 - 2014 Official Charts Company”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “2014年 年間音楽&映像ランキング発表 5ページ目 ORICON STYLE”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “IFPI Digital Music Report 2015”. IFPI. p. 12 (2015年4月14日). 2016年5月26日閲覧。
- ^ “2015 Year End: Top Billboard 200 Albums”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “2015 Year End: Top Canadian Albums”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - End Of Year Charts - Top 100 Albums 2015”. 2016年1月6日閲覧。
- ^ “End of Year Album Chart Top 100 - 2015 Official Charts Company”. 2016年1月6日閲覧。
- ^ “2015年 年間音楽ランキングを発表! 5ページ目 ORICON STYLE”. 2015年12月25日閲覧。
- ^ “IFPI Global Music Report 2016”. IFPI. p. 7 (2016年4月12日). 2016年5月26日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月5日閲覧。
- ^ BPI Certified Awards
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2015 Albums”. May 27, 2016閲覧。
- ^ Gold/Platinum - Music Canada
- ^ 一般社団法人 日本レコード協会
- ^ “第29回日本ゴールドディスク大賞アルバム・オブ・ザ・イヤー”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “Taylor Swift's '1989' Beats 'Frozen' As Top Selling Album of 2014”. Billboard (December 31, 2014). January 07, 2016閲覧。
- ^ “Nielsen: Canada Loved Taylor Swift, Streaming Music and, Yep, Vinyl in 2014”. Billboard (January 27, 2015). January 09, 2016閲覧。
- ^ “Taylor Swift named IFPI Global Recording Artist of 2014”. IFPI (February 23, 2015). May 26, 2016閲覧。
- ^ “【グラミー賞】テイラー・スウィフトが3冠達成 女性初の2度目となる「年間最優秀アルバム」獲得”. オリコン (February 16, 2016). February 16, 2016閲覧。
- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年1月17日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年5月26日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum - RIAA”. 2016年5月26日閲覧。
外部リンク
編集- 1989[デラックス・エディション][+DVD] 【CD】 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- 1989[通常盤] 【CD】 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN