1966年のル・マン24時間レース
1966年のル・マン24時間レース | |||
前年: | 1965 | 翌年: | 1967 |
1966年のル・マン24時間レース(24 Heures du Mans 1966 )は、34回目[1]のル・マン24時間レースであり、1966年6月18日から6月19日にかけてフランスのサルト・サーキットで行われた。
概要
編集3年目の挑戦となったフォードは引き続きフェラーリを打ち負かすための、金にあかせた物量作戦を継続、7リットルエンジンを搭載したフォード・GT40Mk2を8台出場させた[2]。
フォードのマシンは弱点を潰したため重量が増えて燃費が悪く、燃料補給のためのピットインをフェラーリよりも頻繁にしなければならなかった[2]。フォードが先行してフェラーリが追いかける展開になったが、ペースアップするフェラーリは運が悪く接触事故やトランスミッションのトラブルに見舞われて全滅した[2]。
レース終盤はフォード同士で1、2位を争う展開で、ほとんど同時のゴールとなった[2]。完走は15台[1][3]。クリス・エイモン/ブルース・マクラーレン組[4]のフォード・GT40Mk.2、2号車が24時間で4843.090km[2][1][4]を平均速度210.795km/h[4][注釈 1][注釈 2][注釈 3]で走って初優勝、アメリカ車としても初優勝であった。フォードは表彰台独占[2]。
注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』グランプリ出版 ISBN 4-87687-161-2
- 黒井尚志『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』集英社 ISBN 4-08-780158-6
- ドミニク・パスカル著、日沖宗弘訳『ル・マンの英国車』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-068-8