14R-60
14R-60（イチヨンアールロクマル）は、トヨタテクノクラフト（現・トヨタカスタマイジング&ディベロップメント）が創立60周年を記念して、トヨタ・86をベースに生産・販売を行ったコンプリートカーである。
| 14R-60 | |
|---|---|
 | |
| 概要 | |
| 製造国 |
 日本（TRD） |
| 販売期間 | 2014年10月 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 2名 |
| ボディタイプ | 2ドアノッチバッククーペ |
| エンジン位置 | フロント |
| 駆動方式 | 後輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン | FA20型 1,998 cc 水平対向4気筒 直噴 DOHC |
| 最高出力 | 147 kW (200 PS) / 7,000 rpm |
| 最大トルク | 205 N⋅m (21 kgf⋅m) / 6,400-6,600 rpm |
| 変速機 | 6速MT |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式コイルスプリング |
| 後 | ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,570 mm |
| 全長 | 4,335 mm |
| 全幅 | 1,820 mm |
| 全高 | 1,305 mm |
| 車両重量 | 1,230 kg |
| その他 | |
| ブレーキ |
前：対向4ポッドベンチレーテッドディスク 後：対向2ポッドベンチレーテッドディスク |
| データベース | TRD公式ニュース |
概要
編集2014年10月に100台限定で販売。「14」は「2014」、「R」は「Racing」、「60」は「60周年」を意味する[1]。TRDが研究開発用に作り上げた86 TRD Griffon Concept（サーキット走行専用車）で培った技術を、ナンバー付車両に落とし込んだレーシングカーに近いコンプリートカーである[1]。すでに販売は終了しているが、この車両のイメージを踏襲したコンプリートカー14Rは、2015年2月から発売中である。
主な装備
編集- 専用フロントエアロバンパー、カナード
- 専用フロントオーバーフェンダー
- 専用サイドスカート
- 専用リヤバンパー、ディフューザー
- カーボンフェンダーフィン
- カーボンルーフ
- リヤスポイラー
- リヤサイドスポイラー
- エアロスタビライジングカバー
- リヤウイング（スワンネック形状）
- 18inマグネシウム鍛造ホイール、ブリヂストン製タイヤ
- インテークマニホールドカバー
- スポーツエアフィルタ
- 専用センターマフラー
- エンジンオイルクーラー
- 強化エンジンマウント
- バッフルプレート（エンジンオイル片寄防止）
- スポーツオイルフィルター
- オイルフィラーキャップ
- ラジエターキャップ
- 強化クラッチカバー
- 強化クラッチディスク（メタルタイプ）
- 軽量フライホイール
- 機械式L.S.D.（2WAY）
- クロスミッション、ファイナルギヤ
- クイックシフト
- 専用モノブロックブレーキキット（フロント4ポット、リヤ2ポット）
- 専用フロントパフォーマンスロッド
- 専用リヤVブレース
- 専用車高調整式サスペンション（フロント倒立式）
- ピロアッパーマウント
- 強化サスペンションブッシュ
- 強化フロントロワアーム
- 強化リヤトレーリングアーム
- 強化リヤロワアーム
- トーコントロールアーム
- 高強度ガラス接着剤
- ドアスタビライザー
- 各部ボディ補強
- EPSコンピューター（パワーステアリング制御変更）
- 後部座席撤去（2シーター化）
- 専用フロントフルバケットシート
価格
編集メーカー希望小売価格630万円（消費税8%込み）[1]
生産
編集ベース車両は富士重工業で生産され、トヨタテクノクラフト横浜工場にて架装が行われた。
外部リンク
編集脚注
編集- ^ a b c “TRDコンプリートカー“14R-60”発売のご案内”. hm-r.co.jp (2014年10月6日). 12 Feb 2024閲覧。