エアフィルタ
用途
編集- エアクリーナー
- エア・コンディショナー
- クリーンエアフィルタ
- 自動車で使われるカーエアコン用の吸気用フィルタ。
- クリーンエアフィルタ
- 空気清浄機
- クリーンルーム
粗塵用フィルタ
編集主に50μm以上の粒子をターゲットとしたフィルタ。一般空調用ではプレフィルタとしてよく用いられる。 効率表示は重量法(JIS参照)で表現される。
中高性能フィルタ
編集→詳細は「MEPA」を参照
主に25μm以上の粒子をターゲットとしたフィルタ。 効率表示は比色法(JIS参照)で表現される。
HEPAフィルタ
編集→詳細は「HEPA」を参照
一般に病院や食品、医療分野のクリーンルームへ供給されるクリーンエアーのファイナルフィルタとして用いられる。対象粒子径は0.3μm以上をターゲットとしており、99.99%、99.97%、95%の凡そ3種類がある。 また、原子力発電所の空調でも使用されており、主な目的は、放射性核種の付着した塵の除去である。放射性核種自体はチャコールフィルターで除去されるため、空気清浄機でHEPAフィルターを内蔵したものでも放射線除去効果などはないが、放射性核種の付着した塵を除去する効果は期待できる。 効率表示は計数法(JIS参照)で表現される。
ULPAフィルタ
編集→詳細は「ULPA」を参照
主にインダストリークリーンルームへ供給されるファイナルフィルタとして用いられる。現在はSMIF方式のクリーンルームが一般的である為、半導体の生産装置に附属されるケースが多く見受けられる。 効率表示は凡そ計数法(JIS参照)で表現される。
ガス除去フィルタ(化学吸着フィルタ)
編集美術館や博物館のコロージョンコントロール(美術品等の腐食制御)やインダストリークリーンルームにおいてはシリコンウェハーや液晶フィルムに対しての汚染制御に用いられる。 活性アルミナにガス除去成分を溶着した物が一般的であるが、現在は純水をエアワッシャ方式の空調機内で噴霧し、その名の如くエア(空気)を洗う方法で供給空気中のガス成分を除去するケースも多いが水溶性のガスしか除去できない。
性能
編集圧力損失、効率(粉塵捕集率)などが性能指標として使われる。
日本のエアフィルタ メーカー
編集- ケンブリッジフィルターコーポレーション株式会社
- 日本エアー・フィルター株式会社
- 株式会社忍足研究所
- 株式会社東洋紡カンキョーテクノ
- 日本スピンドル製造株式会社
- 日本無機株式会社
- 日本バイリーン株式会社
- ニッタ株式会社
- パナソニック エコシステムズ大阪株式会社
- 三菱製紙株式会社
- ミドリ安全エア・クリオティ株式会社
(五十音順)
日本のガス除去フィルタ メーカー
編集- キヤノンマーケティングジャパン株式会社KAEL社ケミカルフィルター
- ニッタ株式会社
- 日本ピュアテック株式会社