黒田朝日
日本の陸上競技選手
黒田 朝日(くろだ あさひ、2004年3月10日 - )は、岡山県岡山市出身の陸上競技選手。専門は障害物競走・長距離走。岡山県立玉野光南高等学校卒業[1]、現在は青山学院大学地球社会共生学部・地球社会共生学科に在学中[2]。実父・黒田将由(まさよし)は法政大学陸上競技部のOBで、過去に箱根駅伝競走へ3回の出走経験が有る[3]。弟は黒田然。妹は黒田六花。
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選手情報 | ||||
フルネーム | クロダ アサヒ | |||
ラテン文字 | Asahi Kuroda | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 障害物競走・長距離走 | |||
大学 | 青山学院大学地球社会共生学部・地球社会共生学科 | |||
生年月日 | 2004年3月10日(20歳) | |||
出身地 | 岡山県岡山市 | |||
身長 | 166cm | |||
体重 | 52kg | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分29秒56(2024年) | |||
10000m | 27分49秒60(2024年) | |||
3000mSC | 8分35秒10(2024年) | |||
ハーフマラソン | 1時間01分39秒(2024年) | |||
編集 |
経歴
編集高校時代まで
編集- 岡山市立桑田中学校時代は、バスケットボール部に所属していた。
- 中学卒業後は岡山県立玉野光南高等学校へ入学し、陸上競技部に入部した。
大学時代
編集- 原晋監督からスカウトにより、高校卒業後の2022年4月に青山学院大学へ入学し、現在は青山学院大学陸上競技部・男子長距離ブロックへ所属中。
- 当大学1年時、大学三大駅伝の出場は一度も無かった。
- 当大学2年時、2023年10月9日の第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走で2区を担当し、大学三大駅伝デビュー。黒田は佐藤圭汰(駒澤大学)と同タイムで区間賞を獲得し、7位から2位に順位を上げた。ただ、青学大は駒大に3分37秒の大差をつけられ4位に甘んじた[4]。
- 同年11月5日の第55回全日本大学駅伝対校選手権大会では2区を担当。従来の区間記録を3秒更新したが、駒大・佐藤圭汰に8秒届かず区間賞はならなかった(青学大は駒大と3分34秒差の2位)[5]。
- 2024年1月2日開催の第100回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路ではエース区間の2区を担当し、37秒差の9位で襷を受ける。黒田は7校を抜き去って一気に2位へ浮上させ、先頭を走る駒大・鈴木芽吹との差を縮め区間賞を獲得[6]。その後、3区の太田蒼生が駒大・佐藤圭汰を逆転し首位に立つとそのまま逃げ切り、2年ぶり6回目の往路優勝を達成[7]。翌日の復路でも2位の駒大を大幅に引き離して2年振り7度目の総合優勝に返り咲き、大会記録も更新した(10時間41分25秒)[8]。
- 同年5月9日に出場した第103回関東インカレでは、10000m(2部)に出場。前半から先頭付近を走り、中盤以降集団が崩れはじめると抜け出し単独走になるも、終始ペースを落とすことなく27分52秒02で3位入賞(日本人1位)。なお、この結果は近藤幸太郎が記録した従来の大学記録(28分10秒50)を更新するものであり、大学初の27分台をマークした。
- 10月14日の第36回出雲駅伝では3区を担当。3位で襷を受けると、区間3位の走りでトップに押し上げた。しかし、青学大は4区と5区で3位に後退。最終6区でも差は詰められず、1位・國學院大と1分差の3位に終わった[9]。
人物・エピソード
編集- 2024年1月6日、TBS系列『情報7daysニュースキャスター』にVTR出演した原晋、及び妻・原美穂寮母(青学大陸上部・町田寮)によると「黒田君は誰にも迷惑掛けないような性格。でも黒田君を筆頭に速い選手が毎日辛い経験を頑張り続けていく事で、強くなると思うんですよ」と評している[14]。
- 2024年2月25日、原晋と共に日本テレビ系列『行列のできる相談所』にゲスト出演[15]。原曰く「私が箱根駅伝終了後最初にする仕事は、選手達へのファンレターの仕分け作業」と、黒田宛に多数のメッセージが届いた事を明かす。その中には原監督宛も有り「読んだら『黒田君のサインを頂けませんか?』って。何それ??私への手紙じゃ無かったのか!?」と冗談を交えて不満気に語ると、隣の黒田はただ失笑していた[16]。
戦績
編集大学駅伝戦績
編集学年(年度) | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2022年度) |
第34回 ― - ― 出走無し |
第54回 ― - ― 出走無し |
第99回 ― - ― 出走無し |
2年生 (2023年度) |
第35回 2区-区間賞 16分08秒 |
第55回 2区-区間2位 31分09秒 (区間新記録) |
第100回 2区-区間賞 1時間06分07秒 |
3年生 (2024年度) |
第36回 3区-区間3位 23分55秒 |
第56回 4区-区間賞 33分03秒 区間新記録 |
第101回 |
自己記録
編集- 5000m - 13分29秒56(2024年6月2日、第314回日本体育大学長距離競技会男子NCG5000m1組)
- 10000m - 27分49秒60(2024年11月23日、MARCH対抗戦2024第4組)
- 3000m障害 - 8分35秒10(2024年4月21日、第72回兵庫リレーカーニバルグランプリ3000CS決勝)
- ハーフマラソン - 1時間01分39秒(2024年2月4日、第76回香川丸亀国際ハーフマラソン)
外部リンク
編集- 黒田朝日 (@k.asahi_risingsun) - Instagram
- 黒田朝日 (@Asahii_310) - X(旧Twitter)
脚注
編集- ^ 箱根駅伝選手名鑑 青山学院大学・黒田朝日 箱根駅伝特集:スポーツ報知
- ^ 男子長距離ブロック部員紹介・2年生 黒田 朝日 青山学院大学陸上競技部
- ^ 過去の記録|東京箱根間往復大学駅伝競走(黒田将由)
- ^ 大会結果|第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走|出雲駅伝
- ^ 秩父宮賜杯 第55回全日本大学駅伝対校選手権大会 成績表.PDF
- ^ 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間賞一覧 総合.PDF
- ^ 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路公式記録.PDF
- ^ 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走・往復総合公式記録.PDF
- ^ 青山学院大は出雲駅伝3位、鶴川正也が「最低限」の区間賞「ケガをしなければ戦える」 4years.(2024年10月14日)
- ^ 4区区間新記録の青学大・黒田朝日「後半は得意の上りで力を出せるように意識」 スポーツ報知(2024年11月3日)
- ^ 最終区で3位に後退の青学大 原晋監督「國學院1強じゃなく3強で争える」 箱根の距離に自信 月陸Online(2024年11月3日)
- ^ 【全日本大学駅伝】青学大・原監督、アンカーで首位転落「びっくり。まさか3番へ落ちるとは」 日刊スポーツ(2024年11月3日)
- ^ 秩父宮賜杯 第56回 全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 青学大 原監督の妻・美穂さんが語る強さの秘けつ「速い子を入れただけでは」往路V時の指揮官は「隣のおじさん」Nキャス出演で語る(デイリースポーツ・2024年1月6日掲載)
- ^ 2月25日行列のできる相談所 2024箱根覇者・青学駅伝部も通うまぜそば!2024年(日本テレビ、次回予告・2024年1月18日掲載)
- ^ 青学大・原晋監督 箱根駅伝後の“最初の仕事”でガックリ「俺のメッセージじゃなかった」(スポニチ・2024年2月25日掲載)