鳥取大学前駅
鳥取大学前駅(とっとりだいがくまええき)は、鳥取県鳥取市湖山町南五丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である[1]。
鳥取大学前駅 | |
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駅舎(2009年10月) | |
とっとりだいがくまえ Tottoridaigakumae | |
◄湖山 (1.3 km) (3.8 km) 末恒► | |
所在地 | 鳥取県鳥取市湖山町南五丁目199-22[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 235.8 km(京都起点) |
電報略号 | トタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,534人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1995年(平成7年)7月27日[1] |
備考 |
概要
編集駅名の通り、鳥取大学鳥取キャンパスの目の前に位置しており[1]、特急「スーパーはくと」、観光列車「あめつち」、回送・臨時列車を除いた全ての特急・普通列車と、快速「とっとりライナー」が停車する。
過去に臨時列車として「ビクトリーいなば」が鳥取大学2次試験の日に岡山駅 - 鳥取大学前駅間で運転されていた。試験に勝つようにという意味を込めた愛称で、受験生向けとして全車指定席とし、試験前日の昼間に鳥取大学前行きが運行され、当日の試験終了後の夕方に岡山行きが運行されていたが、その後の定期列車の増発により臨時列車の運行が困難となったことから、現在は運転されていない。
当駅を中心とした半径1km圏内に小・中・高校が5校あり、住宅開発も進んでいることから鳥取県及び鳥取市の要望で設置された駅である[1][4]。
歴史
編集駅構造
編集米子方面に向かって右側に、5両編成対応の単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)[1][4]。地上駅ではあるが地形の都合上、ホームは駅舎(約25m2[1][4])より1段下にあるため、改札からホームへは階段またはスロープで下りるようになっている。駅部分は第三セクターである鳥取開発公社が7,000万円の建設費を全額負担し、鳥取県が1億1,400万円を負担して駅前広場と駐輪場を整備した[1][4]。
利用状況
編集「鳥取市統計要覧」によると、2020年度の年間の乗車人員は56.0万人で1日平均の乗車人員は1,534人と算出できる[8]。
近年の乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 年間 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2000年 | 68万 | 1,863 |
2001年 | 72万 | 1,973 |
2002年 | 76万 | 2,082 |
2003年 | 76万 | 2,077 |
2004年 | 78万 | 2,137 |
2005年 | 80万 | 2,192 |
2006年 | 83万 | 2,274 |
2007年 | 83万 | 2,268 |
2008年 | 84万 | 2,301 |
2009年 | 80万 | 2,192 |
2010年 | 78.8万 | 2,164 |
2011年 | 77.2万 | 2,104 |
2012年 | 78.7万 | 2,164 |
2013年 | 80.2万 | 2,197 |
2014年 | 73.9万 | 2,025 |
2015年 | 73.3万 | 2,003 |
2016年 | 72.9万 | 1,997 |
2017年 | 73.9万 | 2,025 |
2018年 | 73.6万 | 2,016 |
2019年 | 70.6万 | 1,929 |
2020年 | 56.0万 | 1,534 |
駅周辺
編集バス路線
編集鳥取大学前
編集バスのりばは駅東側の道路上に「鳥取大学前」停留所が設置されている。この停留所は当駅開業前から存在している。かつては日本交通も運行していた。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
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高速バス | |||
北行 (鳥取大学前駅側) |
日ノ丸自動車 |
プリンセスバード号:姫路(姫路駅北口) | |
路線バス | |||
北行 (鳥取大学前駅側) |
日ノ丸バス | 43・43N・58:鳥取駅 | 「43」「43N」は平日のみ運行 「58」は循環右回り(湖山・布勢方面) |
南行 (反対側) |
43・43N:鳥大附属校 57:鳥取駅 |
「43」「43N」は平日のみ運行 「57」は循環左回り(鳥大附属校・公園前・布勢方面) |
鳥商前
編集当駅から東へ約300m、徒歩4分の道路上に「鳥商前」停留所が設置されている。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
東行 | 日ノ丸バス | 41・41H・41Z・43・43N・44・45・45H・46・46H・46N・47・47H・49・58・59:鳥取駅 | 「43N」「46N」「59」は平日のみ運行 「49」は循環左回り(湖山・相生町方面) 「58」は循環右回り(湖山・布勢方面) |
西行 | 48・57:鳥取駅 43・43N:鳥大附属校 46・46N・46H:美萩野団地 45・45H:吉岡温泉 44・47・47H・59:白兎養護学校 41・41H・41Z:鹿野営業所 |
「48」は循環右回り(賀露大橋・イオン鳥取北・南隈口・相生町方面) 「57」は循環左回り(鳥大附属校・公園前・布勢方面) 「43」「43N」「44」「47」「47H」「59」は平日のみ運行 「46」「46N」「46H」は循環便 |
湖陵高校前
編集当駅から北へ約450m、徒歩6分の道路上に「湖陵高校前」停留所が設置されている。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
高速バス | |||
南行 (鳥取湖陵高校側) |
日本交通 (鳥取県) 日本交通 (大阪府) |
山陰特急バス:大阪(なんば (OCAT)・弁天町)/ 神戸(三宮バスターミナル) | 当面の間は運休中 |
北行 (鳥取商業高校側) |
日ノ丸自動車 | メリーバード号:広島(大塚駅・広島バスセンター) | 当面の間は運休中 |
日本交通 (鳥取県) 日ノ丸自動車 |
大山号:北九州(小倉駅・砂津・黒崎インター(引野口))/ 福岡(博多バスターミナル・西鉄天神高速バスターミナル) | 夜行便。当面の間は期間限定運行 | |
南行 (鳥取湖陵高校側) |
日ノ丸バス | 44・45・46・46H・49・59:鳥取駅 | 「49」以外は平日のみ運行 「49」は循環左回り(湖山・相生町方面) |
北行(鳥取商業高校側) | 48:鳥取駅 46・46H:美萩野団地 45:吉岡温泉 44:白兎養護学校 |
「48」以外は平日のみ運行 「48」は循環右回り(賀露大橋・イオン鳥取北・南隈口・相生町方面) 「46」「46H」は循環便 |
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i “「鳥取大学前」が開業 JR山陰線 湖山-末恒間の新駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年8月2日)
- ^ a b c d e “鳥取大学前駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e “鳥取大学前駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月2日閲覧。
- ^ a b c d 『鉄道ファン』通巻349号、p.86
- ^ a b “新駅「西湖山」の安全祈願祭 山陰線湖山-末恒間に建設”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年4月7日)
- ^ a b “JR鳥取大学前駅の「みどりの券売機プラス」の導入について|鳥取市”. www.city.tottori.lg.jp. 2021年11月14日閲覧。
- ^ 『2025年春(予定)山陰本線のICOCAエリアを拡大します!』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
- ^ 市勢要覧 - 鳥取市
参考文献
編集- 「山陰本線に「鳥取大学前」駅が開業」『鉄道ジャーナル』第349号、鉄道ジャーナル社、1995年11月、86頁。
関連項目
編集外部リンク
編集- 鳥取大学前駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道