日本とバングラデシュの関係
(駐日バングラデシュ大使から転送)
日本とバングラデシュの関係(にほんとバングラデシュのかんけい、ベンガル語: বাংলাদেশ-জাপান সম্পর্ক、英語: Japanese-Bangladeshi relations)は1972年2月10日の国交樹立により始まった[1]。日本はバングラデシュの11番目の輸出貿易相手国となっている。バングラデシュからの輸入額は後発開発途上国からの全輸入額全体の26%を占め、これはカンボジアに次いで2番目の数字である。バングラデシュから日本への主要輸入品目には革製品、既製服、冷凍エビが含まれる[2]。2004年時点で、日本はアメリカ合衆国、イギリス、マレーシアに次いで4番目の直接投資国となっている。バングラデシュとの関係において日本が政治的な目標とするものには、国際連合安全保障理事会の安保理改革への支援、加工品輸出の市場確保などがある。日本はバングラデシュにとって重要な開発援助相手国となっている[3]。
バングラデシュ |
日本 |
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2023年時点で、在日バングラデシュ人の数は24,940人、在バングラデシュ日本人の数は1,122人となっている[1]。
初代バングラデシュ大統領ムジブル・ラフマンの娘のシェイク・ハシナ首相によると、バングラデシュの国旗を制定するときに「父は日本の日の丸を参考にした」とされる[4]。
2024年アワミ連盟党首のハシナ首相が失脚した政変では、日本のODA援助で建設され一部完成し1日35万人が利用していた地下鉄が、暴徒の襲撃により2つの駅の窓や券売機が破壊され、券売機の補充がつかず、数か月の運行停止の見込みとなり、延伸工事もストップ(2024年8月現在)となっている[5]。
外交使節
編集在バングラデシュ日本国大使館
編集→詳細は「在バングラデシュ日本国大使館」を参照
- 住所:Plot No. 5, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka-1212
在バングラデシュ日本大使
編集駐日バングラデシュ大使館
編集→詳細は「駐日バングラデシュ大使館」を参照
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バングラデシュ大使館は大通りに面していない
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バングラデシュ大使館全景
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バングラデシュ大使館の外壁には日よけ
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バングラデシュ大使館表札
在日バングラデシュ大使
編集代 | 氏名 | 在任期間 | 官職名 | 備考 |
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1 | モノランジャン・ダール | 1972年 - 1973年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は6月27日[6] 初代 |
2 | アブドゥル・ムンタクイム・チョードリ | 1973年 - 1976年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は7月10日[7] |
3 | ムスタファ・カマル | 1976年 - 1979年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は10月19日[8] |
4 | マンズール・アーメド・チョードリ | 1979年 - 1982年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は7月16日[9] |
5 | M・マティウル・ラーマン | 1982年 - 1985年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は11月5日[10] |
6 | A・K・N・アーメド | 1985年 - 1988年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は2月27日[11] |
7 | A・K・M・ヘダエトウル・ハック | 1988年 - 1991年[12] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は4月22日[13] |
8 | モハマッド・アブ・ヘナ | 1991年 - 1992年[14] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は5月10日[15][16] |
9 | マーブブル・ハク | 1993年 - 1994年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は4月19日[17][18] |
10 | S・M・ラシッド・アーメッド | 1994年 - 1999年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は10月7日[19][20] |
11 | ジャミル・マジッド | 1999年 - 2002年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は6月17日[21][22] |
カジ・アブドゥル・カディール | 2002年 - 2002年[23] | 臨時代理大使 | ||
12 | モハメッド・セラジュル・イスラム | 2002年 - 2006年[24] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は9月27日[25] |
A・K・M・マジブル・ラーマン・ブイヤン | 2006年 - 2006年[26] | 臨時代理大使 | ||
13 | アシュラフ・ウッド・ドウラ | 2006年 - 2010年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は8月29日[27] |
A・K・M・マンズルル・ハック | 2010年 - 2010年[28] | 臨時代理大使 | ||
14 | A・K・M・マジブル・ラーマン・ヴィアン | 2010年 - 2011年[29] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は11月22日[30] |
ジボン・ロンジョン・モジュムデル | 2011年 - 2012年[31] | 臨時代理大使 | ||
15 | マスード・ビン・モメン | 2012年 - 2015年[32] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は11月14日[33] |
ジボン・ロンジョン・モジュムデル | 2015年 - 2016年[34] | 臨時代理大使 | ||
16 | ラバブ・ファティマ | 2016年 - 2019年[35] | 特命全権大使 | 信任状捧呈は4月13日[36] |
サヒダ・アクタール | 2019年 - 2020年[37] | 臨時代理大使 | ||
17 | シャハブッディン・アーメド | 2020年 - 2024年 | 特命全権大使 | 信任状捧呈は9月30日[38] |
シャー・アスィフ・ラーマン | 2024年 - [39] | 臨時代理大使 |
脚注
編集- ^ a b 二国間関係 - バングラデシュ人民共和国, 日本: 外務省, (2008-03) 2016年11月3日閲覧。
- ^ Abdul Matin, Muhammad (2005), “East Asian Security: A Bangladesh Perspective”, in Sisodia, N. S.; Naidu, G. V. C., Changing Security Dynamic in Eastern Asia: Focus on Japan, Bibliophile South Asia, pp. 504–528, ISBN 81-86019-52-9
- ^ Ashrafur Rahman, Syed (2005-12), “Japan's Political and Economic Goals in Bangladesh”, Asian Affairs 27 (4): 41–50 2013年5月21日閲覧。
- ^ 清水憲司 (2014年5月27日). “バングラデシュ首相:日の丸参考に国旗…親日アピール”. 毎日新聞. オリジナルの2014年5月28日時点におけるアーカイブ。 2014年5月29日閲覧。
- ^ 「バングラ政変、日系企業にも異変」『朝日新聞』2024年8月12日、朝刊。
- ^ 『官報』第13655号(昭和47年6月30日付)23頁
- ^ 『官報』第13963号(昭和48年7月12日付)16頁
- ^ 『官報』第14938号(昭和51年10月22日付)14頁
- ^ 『官報』第15750号(昭和54年7月19日付)16頁
- ^ 『官報』第16733号(昭和57年11月9日付)12頁
- ^ 『官報』第17416号(昭和60年3月1日付)9頁
- ^ “ご引見(平成3年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ 『官報』第18353号(昭和63年4月26日付)10頁
- ^ “ご引見(平成4年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “信任状捧呈式(平成3年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ 『官報』第635号(平成3年5月14日付)4頁
- ^ “信任状捧呈式(平成5年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ 『官報』第1141号(平成5年4月21日付)10頁
- ^ “信任状捧呈式(平成6年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ 『官報』第1502号(平成6年10月12日付)13頁
- ^ “信任状捧呈式(平成11年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ 『官報』第2650号(平成11年6月21日付)11頁
- ^ “在日バングラデシュ人民共和国大使館・総領事館”. Internet Archive. 外務省. 2002年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “ご引見(平成18年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “報道発表”. 外務省 (2002年9月26日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日外国公館リスト アジア”. Internet Archive. 外務省. 2006年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “新任駐日バングラデシュ大使の信任状捧呈について”. 外務省 (2006年8月28日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日外国公館リスト アジア”. Internet Archive. 外務省. 2010年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “皇太子同妃両殿下のご日程:平成23年(7月~9月)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “新任駐日バングラデシュ大使の信任状捧”. 外務省 (2010年11月22日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日外国公館リスト アジア”. Internet Archive. 外務省. 2011年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “ご引見(平成27年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “新任駐日バングラデシュ人民共和国大使の信任状捧呈”. Internet Archive. 外務省 (2012年11月14日). 2012年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日各国大使リスト”. Internet Archive. 外務省 (2015年12月28日). 2015年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “ご引見(令和元年)”. 宮内庁. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “新任駐日バングラデシュ大使の信任状捧”. 外務省 (2016年4月13日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日各国大使リスト”. Internet Archive. 外務省 (2020年2月25日). 2020年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日バングラデシュ大使の信任状捧呈”. 外務省 (2020年9月30日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ “駐日各国大使リスト”. Internet Archive. 外務省 (2024年10月4日). 2024年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月9日閲覧。
参考文献
編集- Biśvāsa, Sukumāra (2005), Japan-Bangladesh Relations, 1972-1990, Mowla Brothers, ISBN 984-410-435-1
関連項目
編集- 日本の国際関係
- バングラデシュの国際関係
- 在日バングラデシュ人
- 在バングラデシュ日本国大使館
- 駐日バングラデシュ大使館
- ボイシャキメラ(バングラデシュ正月祭)
- 日本・イスラム交易協会
- アンヌールモスク新潟 - バングラデシュ出身の留学生が結成した在日ムスリム留学生グループ「アンヌール」が作った新潟県内のモスク
- シャプラニール - ベンガル語で「睡蓮の家」を意味する日本のNGO