電源開発送変電ネットワーク
日本の送電事業者
電源開発送変電ネットワーク株式会社(でんげんかいはつそうへんでんネットワーク)は、電源開発(J-POWER)グループの送電事業者。電源開発の100%子会社。公式の略称は、J-POWER送変電[2]。
当社の本社(電源開発株式会社本店) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | J-POWER送変電 |
本社所在地 |
日本 東京都中央区銀座6丁目15番1号 |
設立 | 2019年(平成31年)4月1日 |
業種 | 電気・ガス業 |
法人番号 | 8010001199765 |
事業内容 | 送電事業 |
代表者 | 鈴木亮(代表取締役社長) |
資本金 | 160億円 |
売上高 |
495億7,500万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
90億5,600万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
73億1,400万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
48億4,100万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
363億6,000万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
2,576億9,100万円 (2024年3月期)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 電源開発(100%) |
外部リンク | https://www.jpower.co.jp/tn/ |
概要
編集電源開発は、従前から発電事業・送電事業などを手掛けてきたが、改正電気事業法の規定により、送電事業者が発電事業を兼営することが原則禁止される(発送電分離)。このため、電源開発は2019年(平成31年)4月に100%子会社として当社を設立し[3]、2020年(令和2年)4月に送電事業を当社に移管した[4]。
当社は、日本国内に有する送電設備・変電設備を使用して、一般送配電事業者のために電気を送る事業を営む。
設備
編集電源開発送変電ネットワークは、日本国内に約2,400 kmの送電線を有する。
名称 | ルート | 亘長(km) | 電圧(kV) |
---|---|---|---|
十勝幹線 | 電源開発 足寄発電所(北海道足寄郡足寄町)~北海道電力ネットワーク 南札幌変電所(北海道札幌市豊平区) | 214.4 | 187 |
北本直流幹線 | 電源開発送変電ネットワーク 函館変換所(北海道函館市)~同 上北交直変換所(青森県上北郡東北町) | 167.4 | 直流±250 |
只見幹線 | 電源開発 田子倉発電所(福島県南会津郡只見町)~電源開発送変電ネットワーク 西東京変電所(東京都町田市・神奈川県川崎市麻生区) | 216.2 | 500/275 |
佐久間東幹線 | 電源開発 佐久間発電所(静岡県浜松市天竜区)~電源開発送変電ネットワーク 西東京変電所(東京都町田市・神奈川県川崎市麻生区) | 197.2 | 275 |
佐久間西幹線 | 電源開発 佐久間発電所(静岡県浜松市天竜区)~電源開発送変電ネットワーク 名古屋変電所(愛知県春日井市) | 107.7 | 275 |
御母衣幹線 | 電源開発 御母衣発電所(岐阜県大野郡白川村)~電源開発送変電ネットワーク 名古屋変電所(愛知県春日井市) | 108.6 | 275 |
奈半利幹線 | 電源開発 魚梁瀬発電所(高知県安芸郡北川村)~電源開発送変電ネットワーク 伊予開閉所(愛媛県西条市) | 119.9 | 187 |
本四連系線 | 四国電力送配電 讃岐変電所(香川県綾歌郡綾川町)~中国電力ネットワーク 東岡山変電所(岡山県赤磐市) | 127.0 | 500 |
阿南紀北直流幹線 | 四国電力送配電 阿南変換所(徳島県阿南市)~関西電力送配電 紀北変換所(和歌山県伊都郡かつらぎ町) | 99.8 | 直流±250 |
関門連系線 | 九州電力送配電 北九州変電所(福岡県北九州市小倉南区)~中国電力ネットワーク 新山口変電所(山口県美祢市) | 64.2 | 500 |
出典
編集- ^ a b c d e f 電源開発送変電ネットワーク株式会社 第5期決算公告
- ^ 電源開発株式会社 (2019年12月11日). “電源開発送変電ネットワーク株式会社のロゴマークおよびコミュニケーションネームについて”. 電源開発株式会社. 2019年12月20日閲覧。
- ^ 電源開発株式会社 (2019年3月29日). “送変電部門の分社化準備に伴う子会社の設立に関するお知らせ”. 電源開発株式会社. 2019年10月19日閲覧。
- ^ 電源開発株式会社 (2019年4月26日). “送変電部門の分社化に伴う吸収分割契約締結に関するお知らせ”. 電源開発株式会社. 2019年10月19日閲覧。