雨滝
鳥取県鳥取市国府町にある滝。
雨滝(あめだき)は、鳥取県鳥取市国府町にある滝。日本の滝百選に選定されている。
雨滝 | |
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所在地 | 鳥取県鳥取市 |
位置 | 北緯35度28分42秒 東経134度24分15秒 / 北緯35.47833度 東経134.40417度 |
落差 | 40 m |
滝幅 | 4 m |
水系 | 千代川水系雨滝川 |
プロジェクト 地形 |
概要
編集千代川の支流で扇ノ山(おおぎのせん)を源流とする袋川の更に支流、雨滝川の標高500m地点にある。玄武岩の岩肌を飛沫を上げて落下し、水量が多く迫力がある。周囲の原生林はトチ・ケヤキ・ブナなどの落葉樹が多く秋には紅葉の名所となる。
古来より霊場として修行・信仰の場となっていた。かつて旧暦8月1日(八朔)には「お滝まいり」が行われていた。現在は毎年6月第1土・日曜日に「滝開き祭」が開催され、傘踊りなどの地域伝統行事や神事などが行われる。
雨滝渓谷には筥滝(はこだき)、布引滝、樋滝など大小48の滝が存在し、雨滝四十八滝と呼ばれている。
伝承
編集以下の通り雨滝にまつわる言い伝えがある。
滝の前にある不動明王に祈願すると、精神病が治ったり商売が繁盛するなどの霊験がある。
雨滝の霊水は、皮膚を守る効果がある。このため、滝に参拝した次の冬は肌荒れが無く、寒さから肌を守ってくれる。
雨滝の桂
編集滝の前に自生する桂の木は、江戸時代の記録ではかつて根回りが66尺(約20メートル)あったといわれており、江戸時代の「日本名木320選」に数えられていた。また、長寿の霊木として祀られていた。しかし、時代は不明であるが落雷のために幹が空洞化し、現在は根元から生えた数本が生長している。
アクセス
編集参考文献
編集- 現地案内板
- 『日本の滝100選』 グリーンルネッサンス事務局/編、1991年、講談社
外部リンク
編集- 日本の滝百選 雨滝 - 鳥取市役所