閉鎖性水域
閉鎖性水域(へいさせいすいいき)とは、水の入れ替わりの少ない海、内湾、湖沼などの水域を指す[1]。人間活動による栄養塩がたまりやすく、自然による自浄作用を越えた場合、水質汚濁などの環境問題が起こりやすい[1]。
定義
編集閉鎖性水域と呼ばれるものには地中海と海抜が低い湖沼が挙げられる。前者は周りを陸で囲まれているため、水の流出入の乏しい内海である。後者は当該水域に流入する河川は存在するが、流出する河川は少ない、あるいは存在しない(そのため塩湖になるケースが多い)。
閉鎖性水域の例
編集閉鎖性水域と呼ばれるものは多くが内海である。湖沼は本来閉鎖性を伴っているため(そのためすべての湖沼が閉鎖性水域と言える)特に「閉鎖性水域」と呼ばれるものは少ない。
海
編集湖沼
編集など
閉鎖性水域の水質改善に向けて
編集脚注
編集- ^ a b “環境用語集 閉鎖性水域”. www.eic.or.jp. 一般財団法人環境イノベーション情報機構. 2020年5月8日閲覧。
- ^ 牧秀明, 中村泰男, 東博紀, 国立環境研究所特別研究報告「貧酸素水塊の形成機構と生物への影響評価 に関する研究 (特別研究)」2007年から2009年度 ISSN 1341-3635, 30頁