オネガ湖(オネガこ、ロシア語: Онежское озеро)、 アーニネン湖フィンランド語: Ääninen / Äänisjärvi)は、ロシア北西部、サンクトペテルブルクの北東約435kmにある淡水湖。大部分はカレリア共和国にふくまれる。面積 9,894 km²でヨーロッパで2番目に大きい。水深は南部で50m、北部で100mあり、最深部は115mに達する。起源は構造湖であるが、氷食作用をうけて、北岸は屈曲がはげしく断崖をなす。冬には摂氏マイナス35度にもなり、湖面全体に1m以上の氷が張る。以前には氷上の60kmを徒歩で渡る競技も開催されていた。

オネガ湖

オネガ湖湖畔

オネガ湖の位置(北西連邦管区内)
オネガ湖
オネガ湖の位置(カレリア共和国内)
オネガ湖
オネガ湖の位置(ヴォログダ州内)
オネガ湖
所在地 ロシアの旗 ロシア カレリア共和国ヴォログダ州レニングラード州
位置 北緯61度41分26秒 東経35度39分20秒 / 北緯61.69056度 東経35.65556度 / 61.69056; 35.65556座標: 北緯61度41分26秒 東経35度39分20秒 / 北緯61.69056度 東経35.65556度 / 61.69056; 35.65556
面積 9894 km2
最大水深 120 m
貯水量 280 km3
水面の標高 33 m
成因 氷河湖
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

周辺地域

編集

湖畔の住民はロシア人が大半。カレリア人も住んでいるが現在は6%に減少しロシア人との混血が増えている。 以前は馬そりが主な交通手段であったが、現在はヘリコプターに頼っている。

湖の西岸には、カレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクがある。その他の湖岸の町には、メドヴェジエゴルスクコンドポガなどがある。

ラドガ湖へ注ぐスヴィル川が流れ出している。

世界遺産・キジ島

編集

オネガ湖のキジ島木造教会建築で有名で、1990年世界遺産に登録された。

ギャラリー

編集

地図

編集

 
オネガ湖は白海・バルト海運河の経路

オネガ湖の形状