門前典之
日本の小説家、推理作家。山口県下関市生まれ[1]。熊本大学工学部建築学科卒業[2]。2001年、『建築屍材』(「人を喰らう建物」を改題)で東京創元社主催の第11回鮎川哲也賞を受賞しデビューした[3]。受賞後のエッセイでは、「理性においても感性においても、あっと驚かせる本格推理小説を書く」ことが究極の目標だとしている[4]。2020年、新作『エンデンジャード・トリック』を発表。
(もんぜん のりゆき、1957年 -)は誕生 |
1957年 山口県下関市 |
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職業 |
小説家 推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(工学) |
最終学歴 | 熊本大学工学部建築学科卒業 |
活動期間 | 2001年 - |
ジャンル | 推理小説 |
主な受賞歴 | 鮎川哲也賞(2001年) |
デビュー作 | 『建築屍材』(2001年) |
ウィキポータル 文学 |
作品リスト
編集長編作品
編集- 死の命題 (新風舎、1997年9月、ISBN 978-4-797-40345-9)
- 舞子悦司名義で投稿し、第7回鮎川哲也賞最終候補になった本格推理長編「啞吼の輪廻」(あくのりんね)を改題し自主出版したもの。選考会で選考委員の鮎川哲也はこの作品を1位に推したものの、他の選考委員の賛同を得られなかった。
- 建築屍材 (東京創元社、2001年9月、ISBN 978-4-488-02356-0)
- 第11回鮎川哲也賞受賞作、「人を喰らう建物」改題。
- 浮遊封館 (原書房 ミステリー・リーグ、2008年7月、ISBN 978-4-562-04171-8)
- 屍の命題(原書房 ミステリー・リーグ、2010年2月、ISBN 978-4-562-04554-9)
- 「死の命題」を改題・改稿したもの。
- 灰王家の怪人 (南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2011年6月、ISBN 978-4-523-26502-3)
- 首なし男と踊る生首(原書房 ミステリー・リーグ、2015年3月、ISBN 978-4-562-05146-5)
- エンデンジャード・トリック(南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2020年2月、ISBN 978-4-523-26591-7)
- 2020年12月に発売された、「2021本格ミステリ・ベスト10」にランクイン。
- 卵の中の刺殺体――世界最小の密室(南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2021年12月、ISBN 978-4-523-26605-1)
- 友が消えた夏 終わらない探偵物語(光文社文庫、2023年2月、ISBN 978-4-334-79483-5)
短編作品
編集- 天空からの死者
- 二階堂黎人編『不可能犯罪コレクション』(ミステリー・リーグ、原書房、2009年6月、ISBN 978-4-562-04296-8)に収録
- 神々の大罪
- 本格ミステリ作家クラブ編『ミステリ・オールスターズ』(角川書店、2010年9月、ISBN 978-4-04-874103-3 / 角川文庫、2012年9月、ISBN 978-4-04-100469-2)に収録
- 猿坂城の怪
- 二階堂黎人編『御城の事件 〈東日本篇〉』(光文社時代小説文庫、2020年3月、ISBN 978-4-334-77982-5)に収録
脚注
編集- ^ メトロニュース8月号 - メトロ書店
- ^ 第11回 鮎川哲也賞 |東京創元社
- ^ 灰王家の怪人:門前典之/著 - セブンネットショッピング
- ^ 『創元推理21』2003年春号収録のエッセイ、「新人賞受賞 その後」