長谷川昭 (地震学者)
長谷川 昭(はせがわ あきら、1945年3月[1] - )は日本の地震学者、東北大学名誉教授。アメリカ地球物理学連合フェロー。日本地球惑星科学連合フェロー。
人物・経歴
編集群馬県桐生市生まれ[2]。昭和38年3月群馬県立桐生高等学校卒業[3]。
昭和44年3月東北大学大学院理学研究科修士課程修了[3]。
昭和46年3月東北大学大学院理学研究科博士課程中退[3]。
昭和46年4月東北大学理学部附属青葉山地震観測所助手。昭和52年7月東北大学理学部付属地震予知観測センター助教授。昭和52年東北大理学博士。昭和53年6月カーネギー研究所客員研究員。平成元年4月東北大学理学部付属地震予知・噴火予知観測センター教授。平成5年4月京都大学防災研究所客員教授。平成10年4月東北大学大学院理学研究科附属地震・噴火予知研究観測センター教授。平成20年4月東北大学名誉教授/客員教授。科学技術学術審議会委員、科学技術学術審議会地震火山部会長、科学技術学術審議会地震調査研究推進本部政策委員、地震調査研究推進本部調査観測計画部会長、地震調査研究推進本部総合部会長[2]。 2008年アメリカ地球物理学連合フェロー[2][3]。
2014年日本地球惑星科学連合フェロー[2][4]。
2017年日本学士院賞・恩賜賞 (日本学士院)受賞[1][3][5]。
令和2年(2020年)の講書始の儀の進講者に選ばれ、「沈み込み帯の地震の発生メカニズムと火山の成因」[8]を講義した。[9][10]
研究
編集典型的なプレート沈み込み帯である東北日本に高感度・高精度の地震観測網を構築し、沈み込み帯の地殻・マントル構造を地震波トモグラフィーの方法で高解像度で明らかにした。沈み込み帯における地震・火山現象が「沈み込みに伴って移動する水」によって引き起こされることを解明した。[11][8] [12]
脚注
編集- ^ a b “第一〇七回日本学士院受賞者略歴”. 日本学士院. 2020年9月23日閲覧。
- ^ a b c d “群馬市民大学講座 / 2018の講座”. 群馬市民大学講座. 2020年9月23日閲覧。
- ^ a b c d e f “略歴(長谷川昭)”. 東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター. 2020年9月23日閲覧。
- ^ “長谷川昭 (Akira Hasegawa) 先生|日本地球惑星科学連合”. 日本地球惑星科学連合. 2020年9月23日閲覧。
- ^ “学士院賞に10人 長谷川氏は恩賜賞も受賞”. 日本経済新聞. (2017年3月14日) 2020年9月23日閲覧。
- ^ “春の叙勲 受章者(その2)”. 毎日新聞. (2019年5月21日) 2020年9月23日閲覧。
- ^ “令和元年春の叙勲について|受賞|東北大学”. 東北大学 (2019年5月21日). 2020年9月23日閲覧。
- ^ a b “講書始の儀におけるご進講の内容(令和2年1月14日)”. 宮内庁. 2020年9月23日閲覧。
- ^ “宮殿で「講書始の儀」 令和初”. 日本経済新聞. (2020年1月14日) 2020年9月23日閲覧。
- ^ “講書始の儀におけるご進講者及びご進講題目一覧(令和元年以降)”. 宮内庁. 2020年9月23日閲覧。
- ^ “[http://shinbun.fan-miyagi.jp/article/article_201811001.php 【研究室訪問】地震学者の長谷川昭さん(東北大名誉教授)に聞く/「なぜ地震は起こるのか?」 50年にわたる研究で見えてきた答えとは/科学って、そもそもなんだろう?|宮城の新聞]”. 宮城の新聞 (2018年11月1日). 2020年9月23日閲覧。
- ^ “理学博士長谷川 昭氏の「沈み込み帯のテクトニクスに関する地震学的研究」に対する授賞審査要旨”. 日本学士院. 2020年9月23日閲覧。