長瀬駅 (岐阜県)
岐阜県揖斐郡谷汲村にあった名古屋鉄道の駅(廃駅)
長瀬駅(ながせえき)は、岐阜県揖斐郡谷汲村(現、揖斐川町)にあった名古屋鉄道谷汲線の駅である。
長瀬駅 | |
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待合室とホーム(1986年) | |
ながせ NAGASE | |
◄赤石 (1.5 km) (2.8 km) 谷汲► | |
所在地 |
岐阜県揖斐郡谷汲村長瀬 (現・揖斐川町谷汲長瀬) 北緯35度31分08秒 東経136度38分23秒 / 北緯35.518928度 東経136.639834度 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 谷汲線 |
キロ程 | 8.4 km(黒野起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
136人/日 -1992年[1]- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)4月6日 |
廃止年月日 | 2001年(平成13年)10月1日 |
歴史
編集谷汲線の前身である谷汲鉄道の駅として1926年に開業した。開業時より交換可能駅であり、谷汲山華厳寺十一面観世音菩薩御開帳に伴う臨時輸送では北野畑駅、稲富駅と共に交換駅として機能した[2]。しかし当駅での列車交換は御開帳期間中の臨時ダイヤ以外ではほぼ使われなかったため、以後撤去と再整備を繰り返している[3][4][5]。
谷汲線は2001年に全線が廃止され、それとともに廃駅となった。廃止時の谷汲方面の隣駅は終着駅の谷汲駅であったが、かつては同駅との間に長瀬茶所駅、結城駅が存在していた。
駅構造
編集単式ホーム1面1線のみを持ち、列車交換はできなかった。かつては島式ホームであり、その名残でホームの反対側には線路の用地が残されていた[9]。
配線図
編集 ← 谷汲駅 |
→ 黒野方面 |
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凡例 出典:[10] |
利用状況
編集駅周辺
編集駅の東側に人家がある[9]が、長瀬地区の中心部からやや南に離れている。華厳寺での祭礼の際には隣の谷汲駅周辺が車で混雑するために、駅の貨物ヤード跡が無料駐車場として開放されていた[9]。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 大島一朗『谷汲線 その歴史とレール』岐阜新聞社、2005年、36頁。ISBN 978-4877970963。
- ^ a b 大島一朗『谷汲線 その歴史とレール』岐阜新聞社、2005年、67頁。ISBN 978-4877970963。
- ^ a b 大島一朗『谷汲線 その歴史とレール』岐阜新聞社、2005年、70頁。ISBN 978-4877970963。
- ^ a b 大島一朗『谷汲線 その歴史とレール』岐阜新聞社、2005年、92頁。ISBN 978-4877970963。
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1926年4月13日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、220-230頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、882頁。
- ^ a b c 川島令三『全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、146-147頁。ISBN 4-7942-0796-4。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」