鈴鹿500km
鈴鹿500km(すずかごひゃっきろ)は、1966年より毎年鈴鹿サーキットで開催されていた耐久レース。文字通り500kmを走行する耐久レースだったが、1994年を最後に開催されなくなった。
概要
編集鈴鹿1000kmと共に鈴鹿を代表する耐久レースの一つ。元々は、1966年に鈴鹿サーキットが立ち上げた「鈴鹿500km」、「鈴鹿1000km」、「鈴鹿12時間」(1967年より)の3戦から成る「鈴鹿耐久レースシリーズ」の1戦だった。オイルショックで1974年、1976年は開催されなかった。1978年は鈴鹿ダイヤモンド500kmとして500kmレースは2回開催された。
1983年より全日本耐久選手権(後のJSPC)の1戦として開催されるようになる。1989年は、世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)の1戦として開催され、レース距離も480kmになり、500kmレースは開催されなかった。
1990年は、全日本ツーリングカー選手権(JTC)の1戦として、鈴鹿スーパーツーリングカー500kmとして、500kmレースが復活する(1993年まで)。1992年は、スポーツカー世界選手権(SWC)が鈴鹿1000kmにかかったため、4年ぶりにJSPCのインターナショナル鈴鹿500kmが復活した(鈴鹿の500kmレースはこの年2回開催された)。1993年はJSPCは開催されず、500kmレースはJTCのみとなり、全日本ツーリングカー選手権がスプリントレースのJTCCに移行した1994年は単独レースとして開催され、それが現在のところ最後の鈴鹿500kmレースとなった。
歴代優勝車・ドライバー
編集- 1966年 トヨタ・スポーツ800(細谷四方洋)
- 1967年 トヨタ・2000GT(鮒子田寛)
- 1968年 ポルシェ・906(長谷見昌弘)
- 1969年 トヨタ・7(川合稔)
- 1970年 ポルシェ・910(風戸裕)
- 1971年 日産・フェアレディZ432(西野弘美)
- 1972年 ローラ・T290/三菱(永松邦臣)
- 1973年 ローラ・T290/フォード(木倉義文)
- 1975年 マツダ・サバンナRX-3(片山義美/従野孝司)
- 1977年 ローラ・T292/BMW(松本恵二/森泰章)
- 1978年(1月) シェヴロン・B36/BMW(鮒子田寛/藤田直広)
- 1978年(4月) シェヴロン・B36/BMW(鮒子田寛/藤田直広)
- 1979年 マーチ・75S/マツダ(片山義美/浅井順久)
- 1980年 シェヴロン・B36/マツダ(リチャード・トーマス・ゲック/鮒子田寛)
- 1981年 KR1・マツダ(片山義美/浅井順久)
- 1982年 KR1・マツダ(片山義美/浅井順久)
- 1983年 ポルシェ・956(藤田直広/ヴァーン・シュパン)
- 1984年 ポルシェ・956(シュパン/片山義美)
- 1985年 童夢・84C/トヨタ(エジェ・エルグ/ジェフ・リース)
- 1986年 ポルシェ・962C(高橋国光/高橋健二)
- 1987年 ポルシェ・962C(岡田秀樹/マイク・サックウェル)
- 1988年 ポルシェ・962C(エルグ/マウリツィオ・サンドロ・サーラ)
- 1990年 日産・スカイラインGT-R(長谷見昌弘/アンデルス・オロフソン)
- 1991年 日産・スカイラインGT-R(長谷見昌弘/オロフソン)
- 1992年 日産・R92CP(長谷見昌弘/ジェフ・クロスノフ/影山正彦)
- 1992年 日産・スカイラインGT-R(清水和夫/トム・クリステンセン)
- 1993年 日産・スカイラインGT-R(長谷見昌弘/福山英朗)
- 1994年 フェラーリ・F40(デッラ・ノーチェ/オロフソン)