針名神社
愛知県名古屋市天白区にある神社
針名神社(はりなじんじゃ)は、愛知県名古屋市天白区にある神社である。式内社。旧社格は村社。
針名神社 | |
---|---|
拝殿 (2021年(令和3年)3月) | |
所在地 | 愛知県名古屋市天白区天白町平針大根ケ越175 |
位置 | 北緯35度6分59.1秒 東経137度0分36.1秒 / 北緯35.116417度 東経137.010028度座標: 北緯35度6分59.1秒 東経137度0分36.1秒 / 北緯35.116417度 東経137.010028度 |
主祭神 |
尾治針名根連命 大巳貴命 少彦名神 応神天皇 |
社格等 | 式内小社、村社 |
創建 | 不詳(10世紀以前) |
地図 |
概要
編集創建は『延喜式神名帳』に「従三位針名天神」として収録されることから、10世紀初頭以前であると推察できる。元は現在地より約800m北、天白川左岸の元郷に祀られていたが、慶長年間(1612年頃)に徳川家康の命により平針宿が成立したと同時期に現在の社地に遷し祀られたとされる。明治5年(1872年)郷社に列した。
現社殿・社務所・手水舎等は昭和天皇即位五十年の奉祝記念事業として1976年(昭和51年)11月6日に竣功した。境内地は約1万2000坪を有し、名古屋市内でも有数の規模を有する神社である。
祭神
編集主祭神の尾治針名根連命は、尾張氏の祖先神で尾張国一宮の真清田神社の祭神でもある天火明命の十四世孫にあたるとされ、父の尾綱根命とともに犬山市の針綱神社にも祀られている。配神として、大巳貴命(大国主命とも)また、記紀神話の国造りの際に全国を回って国土開拓を協力した神とされる少彦名神を祀っている。なお八幡神を1909年(明治42年)に合祀している。