金沢倶楽部
株式会社金沢倶楽部(かなざわくらぶ)は、かつて石川県金沢市に本社を置いていた日本の出版社、広告代理店。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒921-8562 石川県金沢市泉野出町二丁目22番12号 北緯36度32分11.9秒 東経136度39分15.0秒 / 北緯36.536639度 東経136.654167度座標: 北緯36度32分11.9秒 東経136度39分15.0秒 / 北緯36.536639度 東経136.654167度 |
設立 | 1982年7月[1] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 8220001002065 |
事業内容 | 雑誌出版、編集出版、出版企画 |
代表者 | 破産管財人 中田博繁[2] |
資本金 | 2400万円(2020年時点)[1] |
売上高 | 8億1000万円(2018年12月期)[3] |
従業員数 | 63人(2016年時点)[4] |
主要子会社 | 株式会社カナザワクラブドットコム |
特記事項:2020年5月26日破産手続開始決定[2]。 |
概要
編集都市情報などの雑誌発行が主な事業。主力の月刊誌は『Clubism』、『金澤』[1][3][5]。東京に支社を置き、東京のエンタテインメント情報の記事を全国のタウン誌を中心に配信を行っていた。また、広告代理業を行い、新聞・テレビ・ラジオ等の広告制作もしていた。インターネットでは、情報サイト「金沢日和」の運営も行っていた。
2004年12月期には約18億3200万円の売上高があったものの[1][3]、フリーペーパーなど競合誌の増加や広告単価の下落などにより営業環境が悪化[6]。2018年12月期には対2004年期の半分以下となる8億1000万円まで減少し、赤字を計上した[3][6]。さらに、2020年には新型コロナウイルスの影響で広告出稿が進まなかったことから、2020年4月20日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任[1][6]。同年5月26日に金沢地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[2]。負債は約6億円[3][5]。
主な出版物
編集事業停止とともに出版物は廃刊となった。以下の雑誌のうち、上位2誌が経営破綻直前まで発行していた。
- 雑誌
- 書籍
脚注
編集- ^ a b c d e f g “TSR速報(大型倒産情報・注目企業動向) (株)金沢倶楽部”. 東京商工リサーチ (2020年4月21日). 2020年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月21日閲覧。
- ^ a b c “追報:タウン誌の(株)金沢倶楽部(金沢)/破産手続き開始決定 「月刊金澤」 新型コロナ関連倒産”. JC-net. (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。[出典無効]
- ^ a b c d e f g “月刊誌「金澤」の出版社が自己破産へ 新型コロナ影響”. 日本経済新聞. (2020年4月21日) 2020年4月21日閲覧。
- ^ “「いしかわ男女共同参画推進宣言企業」のご紹介 (株)金沢倶楽部”. 石川県県民文化スポーツ部男女共同参画課 (2016年1月19日). 2020年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月21日閲覧。
- ^ a b “出版の金沢倶楽部、破産申請へ 観光雑誌、コロナ響く”. デイリースポーツ. (2020年4月21日). オリジナルの2020年4月22日時点におけるアーカイブ。 2020年4月21日閲覧。
- ^ a b c 2020年4月22日北國新聞朝刊5面