郡上八幡駅
岐阜県郡上市八幡町稲成にある長良川鉄道の駅
郡上八幡駅(ぐじょうはちまんえき)は、岐阜県郡上市八幡町
郡上八幡駅 | |
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駅舎(2019年8月) | |
ぐじょうはちまん Gujō-hachiman | |
◄24 相生 (3.9 km) (4.0 km) 自然園前 26► | |
所在地 | 岐阜県郡上市八幡町稲成[2] |
駅番号 | 25 |
所属事業者 | 長良川鉄道[1] |
所属路線 | ■越美南線[1] |
キロ程 | 46.9 km(美濃太田起点) |
電報略号 | マン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
137人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)12月8日[3][4] |
備考 | 直営駅(自動券売機 有) |
歴史
編集- 1929年(昭和4年)12月8日:鉄道省越美南線深戸駅 - 当駅間開通時に終着駅として開設[2][3][4][6]。旅客・貨物取扱開始[7]。
- 1932年(昭和7年)7月9日:当駅 - 美濃弥富駅(現・郡上大和駅)間延伸[3]。同時に下り線ホームに待合所新設[6]。
- 1965年(昭和40年)10月25日:昭和天皇・香淳皇后が第20回国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。当駅着発お召し列車運行[8]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取扱廃止[3][7]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[7]。
- 1986年(昭和61年)12月11日:越美南線が長良川鉄道へ転換、同社の駅となる[3][5][7][9]。
- 1993年(平成5年)12月11日:「ふるさとの鉄道館」開館[10]。
- 2015年(平成27年)8月4日:駅舎等の建造物が国の登録有形文化財に登録(後述)[6]。
- 2017年(平成29年)4月28日:駅舎が開業時の外観に復元・リニューアルされる[6][11]。
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ふるさとの鉄道館(2006年4月)
駅構造
編集単式・島式ホーム2面3線を有する地上駅[2]。駅舎側が単式ホームで、両ホームは跨線橋で連絡している。ホーム側面は玉石積み構造が残されている[1]。木造駅舎を備える。
駅舎は、開設当時の建物(木造平屋建)[4]を数度の改修を経ながら使用している本屋の他、信号関連機器を保管していた灯室等も残されている[1]。
駅舎内で国鉄時代に実際に使用した鉄道用品等を展示していた「ふるさとの鉄道館」[10]、駅舎に隣接して営業していた喫茶店「あじさいのはな」はいずれも駅舎リニューアルの際に閉鎖され、その場所は観光案内所やカフェ、売店となっている。
- 文化財
2015年に国の登録有形文化財として登録されたものは以下の通り。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■越美南線 | 上り | みなみ子宝温泉・美濃市・関・美濃太田方面 |
2 | 下り | 美濃白鳥・北濃方面 | |
3 | (予備ホーム) |
- 付記事項
利用状況
編集年度 | 1日平均乗車人員 |
---|---|
2011年(平成23年) | 138 |
2012年(平成24年) | 155 |
2013年(平成25年) | 170 |
2014年(平成26年) | 159 |
2015年(平成27年) | 137 |
駅周辺
編集駅北側で吉田川が長良川に注ぎ、吉田川沿いに郡上八幡の市街地が広がっている。当駅は市街地からやや南に離れた長良川沿いに位置する。駅前から市街地を巡回するコミュニティバス(まめバス)が運行されている。
- 長良川[2]
- 吉田川[2]
- 郡上八幡地方合同庁舎
- 郡上市民病院
- 国道156号
- 国道256号
- 岐阜県道327号八幡停車場線
- 東海北陸自動車道 郡上八幡IC - 駅から北に約1.8km。郡上八幡バスストップを併設。
バス路線
編集- 相生線
- 郡上八幡白鳥線
- 荘川白川郷線 (運休中)
- 白鳥ひるがの線
- 八幡バス
- 明宝線
- 和良線
- コミュニティーバスまめバス
- 高速岐阜八幡線[16]
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 道永竜命「文化審答申:国の文化財に登録 郡上・長瀧寺の2立像 瑞浪・丸形煙突と郡上八幡駅」『毎日新聞』毎日新聞社、2015年3月14日、地方版/岐阜、19面。
- ^ a b c d e f 澤井 2016, p. 137.
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、10-11頁。
- ^ a b c d e 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、87頁。ISBN 978-4-635-82209-1。
- ^ a b “清流導く 秋の奥美濃<長良川鉄道>”. 読売新聞オンライン. (2020年10月10日). オリジナルの2020年10月18日時点におけるアーカイブ。 2022年1月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “広報郡上 2017年6月号” (PDF). 郡上市秘書広報課. p. 6 (2017年6月1日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、171頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、128頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 澤井 2016, p. 128.
- ^ a b 「郡上八幡駅にふるさと鉄道館」『交通新聞』交通新聞社、1993年11月13日、2面。
- ^ 「長良川鉄道 郡上八幡駅を建設当時の姿に復元」『交通新聞』交通新聞社、2017年5月11日、[要ページ番号]。
- ^ 長良川鉄道郡上八幡駅本屋及び上りプラットホーム - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 長良川鉄道郡上八幡駅跨線橋 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 長良川鉄道郡上八幡駅下りプラットホーム及び待合所 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 長良川鉄道郡上八幡駅物置及び梃子上屋 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ “土日祝日限定の高速バス回数券 9月1日に岐阜乗合が発売”. 中日新聞Web. (2020年8月31日) 2022年1月23日閲覧。
参考文献
編集- 澤井泰『高山線の全駅乗歩記』文芸社、2016年10月15日。ISBN 978-4-286-16551-6。
関連項目
編集外部リンク
編集- 郡上八幡駅 - 長良川鉄道
- 郡上八幡駅舎カフェ
- 長良川鉄道郡上八幡駅本屋及び上りプラットホーム - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 動画で見るニッポンみちしる 郡上八幡駅 - NHKアーカイブス(駅舎改修前の映像)