足利市生活路線バス(あしかがしせいかつろせんバス)は、栃木県足利市コミュニティバス。愛称は、あしバスアッシー。運行は、足利中央観光バス、足利タクシー、関東自動車に委託している。

足利市駅南口に止まる旧『やまなみ号』

概要

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かつての足利市内には、東武足利市駅JR足利駅を基点に、東武バス関東バスの2社が路線バスを運行していた。最盛期の両社は足利市内をはじめ、両毛地区へ路線網を巡らせていた。自家用車の普及などにより、1990年代中頃までに全路線が廃止された。

その廃止路線の中でも足利市内区間を代替する形で4路線が運行されている。

沿革

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  • 1995年(平成7年)
    • 9月30日 - 東武バス(東足利 - 桐生天神町)廃止。市内からの東武バス完全撤退。
    • 10月1日 - やまなみ号(小俣・行道線)とせせらぎ号(松田・富田線)の2路線が運行開始[1]、足利中央観光バスに委託。
  • 2003年(平成15年)1月 - みなみ号(山辺・中央循環線、御厨循環線)の2路線が運行開始、国際ハイヤー(2004年1月に国際十王交通に商号変更)足利営業所に委託。
  • 2006年(平成18年)4月 - 国際十王交通が足利営業所を閉鎖したことに伴い、みなみ号の委託先を丸五商会に変更。
  • 2011年(平成23年)
    • 7月1日 - ダイヤ改正、運行ルート変更を実施。山辺線、御厨線(旧みなみ号)の委託先を足利タクシーに変更[2]
    • 10月1日 - ダイヤ改正、運行ルート変更を実施。名草線の運行を開始[3](委託先は足利中央観光バス)[要出典]
  • 2014年(平成26年)
    • 9月 - 生活路線バスの愛称が公募により『あしバス アッシー』に決定[4]
    • 10月1日 - ダイヤ改正、名草線の運行委託先を足利タクシーに変更[4]
  • 2017年(平成29年)10月1日 - ダイヤ改正、名草線はワゴン車から小型バスへ変更[5]、同線の委託会社を関東自動車へ変更。
  • 2019年(令和元年)10月1日 - 運賃改定、ダイヤ改正。デマンド運行の見直し(山辺線・御厨線)、自由乗降区間の拡大(小俣線・松田線・名草線)、運行経路・区間の変更(山辺線・御厨線)。[6]
  • 2024年(令和6年)9月17日 - ダイヤ改正。日曜ダイヤの設定(中央循環線を除く7路線)、デマンド運行の見直し(山辺線・御厨線)、運行区間・時刻の変更(行道線・富田線・小俣線・松田線・中央循環線)、路線名の変更(中央循環線をおでかけループに変更)。[7]

現行路線

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岡崎山行き旧『せせらぎ号』
 
旧『みなみ号』(足利市駅前にて)
運行委託:足利中央観光バス
  • 小俣線
    • 10系統:小俣北町 - 小俣公園入口 - 足利西プラザ - 足利大学 - 足利赤十字病院 - 足利市役所前 - アピタ
    • 11系統:小俣公園入口 - 足利西プラザ - 足利大学 - 足利赤十字病院 - 通三丁目 - アピタ
      • 元東武鉄道路線(行動山 - 足利 - 小俣 - 小俣北町)を分割
      • 東武足利市駅へは行道線への継続運行にて経由に変更(朝の上下始発、下り最終便は直接経由)
  • 松田線
    • 20系統:松田町 - 坂西団地 - 足利西プラザ - 春日団地 - 山前小前 - 足利赤十字病院 - 足利市役所前 - アピタ
    • 21系統:坂西団地 - 足利西プラザ - 山前小前 - 足利赤十字病院 - 通三丁目 - アピタ
      • 元東武鉄道路線(岡崎山 - 富田 - 足利 - 松田町)を分割
      • 東武足利市駅へは富田線への継続運行にて経由に変更(朝の上下始発、下り最終便は直接経由)
  • 行道線
    • 30系統:行道山 - 赤松台北 - 本城一丁目 - 足利高校前- 足利学校東 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
    • 31系統ココファーム入口 - 赤松台北 - 本城一丁目 - 足利高校前 - 足利学校東 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
    • 32系統 : 足利高校前 - 足利学校東 - JR足利駅 - 東武足利市駅
    • 元東武鉄道路線(行動山 - 足利 - 小俣 - 小俣北町)を分割
  • 富田線
    • 40系統:岡崎山 - 富田駅 - あしかがフラワーパーク駅入口 - 足利病院 - 毛野新町中央児童公園 - アシコタウンあしかが - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
    • 41系統:東幸楽荘 - 毛野新町中央児童公園 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
    • 42系統 : アシコタウンあしかが - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
      • 元東武鉄道路線(岡崎山 - 富田 - 足利 - 松田町)を分割
  • おでかけループ(旧:中央循環線)
    • 71系統(左回り)・72系統(右回り):JR足利駅 - 東橋 - 山川町 - アシコタウンあしかが - 利保町一丁目 - 北幸楽荘 - ココファーム入口 - 北幸楽荘 - 武道館前 - 足利学校東 - JR足利駅
運行委託:足利タクシー
  • 山辺線
    • 51系統(左回り)・52系統(右回り):足利赤十字病院 - 足利市役所前 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - 野州山辺駅入口 - 南大町 - 矢場川公民館 - 堀込十字路 - アピタ - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利市役所前 - 足利赤十字病院
運行委託
関東自動車
  • 御厨線
    • 61系統(左回り)・62系統(右回り):足利赤十字病院 - 足利市役所前 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ - ヨークタウン - 福居駅入口 - 筑波小前 - 南幸楽荘 - 福居駅入口 - ヨークタウン - アピタ - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利市役所前 - 足利赤十字病院
  • 名草線
    • 80系統:入名草 - 北幸楽荘 - 江川町自治会館前 - 武道館前 - 足利高校前 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ - 足利赤十字病院
      • 2017年10月1日から、運行委託先が足利タクシーから関東自動車に変更された。
      • 一部便はやすらぎハウス止まりとなる。

過去路線

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◆2011年9月30日まで

運行委託:足利中央観光バス
  • 小俣線
    • 10系統: 小俣北町 - 小俣公園入口 - 足利西プラザ - 足工大前 - 足利赤十字病院 - 市役所前 - 東武足利市駅 - アピタ
    • 11系統・12系統:小俣公園入口 - 足工大前 - 足利赤十字病院 - 通三丁目 - 東武足利市駅 - アピタ
      • 12系統は11系統のうち、足利赤十字病院発着の区間便だった。
  • 松田線
    • 20系統・21系統:松田町 - 坂西団地 - 足利西プラザ - 春日団地 - 山前小前 - 足利赤十字病院 - 市役所前 - 東武足利市駅 - アピタ
      • 21系統は坂西団地発着の区間便だった。
  • 行道線
    • 30系統・31系統:行道山 - 赤松台北 - 足利高校入口 - 足利学校前 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
      • 31系統は赤松台北発着の区間便だった。
  • 富田線
    • 40系統・41系統:岡崎山 - 富田駅 - 足利病院 - 毛野新町三丁目 - (ハーヴェストプレース) - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ
      • 41系統は毛野新町三丁目を発着とする区間便で、ハーヴェストプレースを経由しなかった。
運行委託:足利タクシー
  • 山辺線
    • 51系統(左回り)・52系統(右回り):足利赤十字病院 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - 野州山辺駅 - 南大町 - 堀里ニュータウン南 - アピタ - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利赤十字病院
  • 御厨線
    • 61系統(左回り)・62系統(右回り):足利赤十字病院 - JR足利駅 - 東武足利市駅 - アピタ - ヨークタウン - 福居駅入口 - 筑波小前 - 南幸楽荘 - 福居駅入口 - ヨークタウン - アピタ - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利赤十字病院
運行委託:足利中央観光バス
  • 中央環状線(土・日・祝日のみ運行)
    • 71系統(左回り)・72系統(右回り):JR足利駅 - 山川町 - ハーヴェストプレース - 利保町一丁目 - 市民体育館前 - 足利学校前 - JR足利駅

◆2011年6月30日まで

運行委託:足利中央観光バス
  • やまなみ号(小俣・行道線):10系統、11系統
    • 小俣北町 - 小俣駅入口 - 足利西プラザ - 山前駅前 - 東武足利市駅 - 今井病院前 - 市民プラザ - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利学校前 - やすらぎハウス - 行道山
  • せせらぎ号(松田・富田線):20系統、21系統
    • 松田町 - 足利西プラザ - 春日団地 - 市役所前 - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利病院 - 東幸楽荘 - 富田駅 - 岡崎山
運行委託:丸五商会
  • みなみ号(山辺・中央循環線):51系統、52系統
    • 東武足利市駅 - 八幡郵便局 - 矢場川公民館 - ヨークタウン - アピタ前 - 今井病院前 - 東武足利市駅 - JR足利駅 - 足利学校前 - 市役所前 - 東武足利市駅
  • みなみ号(御厨循環線):61系統、62系統
    • 東武足利市駅 - 今井病院前 - アピタ前 - ヨークタウン - 福居駅入口 - 協和中入口 - 筑波小前 - 久野小前 - 梁田公民館 - 南幸楽荘 - 上渋垂町 - 福居駅入口 - ヨークタウン - アピタ前 - 今井病院前 - 東武足利市駅

運賃

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2019年(令和元年)10月1日運賃改定実施[6]

普通旅客

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  • 大人(中学生以上)一般210円、障がい者100円
  • 小学生一般100円、障がい者50円
  • 高齢者(いきいきパスポート提示者)100円
  • 幼児(未就学児)無料

一日券

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  • 大人(中学生以上)一般500円、障がい者250円
  • 小学生一般250円、障がい者120円

その他

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  • 定期券(一般・通学)、回数乗車券の販売あり。
  • 運賃は後払い制、車椅子・ベビーカーでの利用は各事業者へ要問合せ。
  • IC乗車カードPASMOSuicaなど)は使用不可。

車両

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かつての足利市内の路線バス

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  • 東武バス
東武バス桐生出張所参照

脚注

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  1. ^ 下野新聞 1995年9月29日付 9面「生活路線バス出発式」
  2. ^ 足利市生活路線バス7月1日ダイヤ改正元足利市長 大豆生田みのる氏のブログ
  3. ^ 広報あしかがみ 2011年10月号(通巻1445号)p5、オリジナルの2015年9月23日時点によるアーカイブ。
  4. ^ a b 広報あしかがみ 2014年9月号p9(通巻1480号)
  5. ^ 広報あしかがみ 2017年9月号(通巻1516号)p6
  6. ^ a b c 10月から改正します!生活路線バスの運賃とダイヤ 2019年10月12日閲覧
  7. ^ 令和6年9月17日バスダイヤ改正について”. 足利市. 2024年9月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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