西海放送
西海放送(ソヘバンソン、さいかいほうそう)は、かつて大韓民国全羅北道群山市にあった民放ラジオ局である。
西海放送 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 서해방송 |
漢字: | 西海放送 |
発音: | ソヘバンソン |
日本語読み: | さいかいほうそう |
概略
編集1968年8月に無線局許可を取得、1969年2月20日に会社設立、8月28日からは試験放送を開始。 10月2日にコールサインHLAS、周波数 680kHz、出力10kWで本放送を開始した。
サービスエリアは全羅北道一円で、全羅南道、慶尚南北道、忠清南北道の一部地域も聴取可能であった。
開局当時は大口のスポンサーを確保することができず、すべての番組を自主制作で埋めることは出来なかったことから、 開局直前の1969年9月19日、ソウルの東洋放送とプログラム提携協定を結んだ。 自主制作の番組の中には群山地域が海岸であることから、海上警報などを伝えるプログラムなども多数存在した。 また報道にも力点を置き、全州、裡里、 大田などに報道拠点を設置して広範囲な取材網を形成した。
1980年の言論統廃合により、11月30日(日曜日)24:00の放送終了とともに韓国放送公社(KBS)に統合され、 翌12月1日(月曜日)からは「KBS群山放送局」として放送開始。
群山放送局は全州放送局(現在のKBS全州放送総局)に統合され廃局後、KBS全州第2ラジオとして放送されてきたが、 2001年12月に第2ラジオがFM放送(Happy FM)への移行にともない、675KHzの周波数はKBS第3ラジオ・愛の声放送の中継局となっている。
参考文献
編集- 放送資料館:韓国放送略史 1969年 韓国放送映像産業振興院