藤田真一 (国文学者)
藤田真一(ふじたしんいち、1949年8月27日[1] - )は、日本の国文学者、関西大学名誉教授[2]。専門は日本近世文学、特に与謝蕪村[2]。
京都市生まれ[1]。洛星中学校・高等学校を経て[1]、1973年大阪外国語大学ドイツ語科卒[3]、1980年大阪大学大学院博士後期課程国文学専攻満期退学[3]。大阪大学では信多純一に師事した[1]。2000年「蕪村俳諧遊心」で阪大文学博士[4]。1979年追手門学院大学助教授[1][5]、1986年京都府立大学に転じる[1][6]。助教授を経て、同教授。2001年関西大学文学部教授[3][6]。2017年退職[1]。
2000年『蕪村俳諧遊心』で文部大臣奨励賞[1][6]、2012年『蕪村余響』でやまなし文学賞受賞[1][6]。2020年、第55回大阪市市民表彰[2]。
著書
編集- 『風呂で読む蕪村』世界思想社 1997
- 『蕪村 俳諧遊心』若草書房 近世文学研究叢書 1999
- 『蕪村』岩波新書 2000
- 『蕪村余響』紫薇の会 2002
- 『蕪村余響 そののちいまだ年くれず』岩波書店 2011
- 『日本人のこころの言葉 蕪村』創元社 2014
- 『蕪村の名句を読む』河出文庫 2016
- 『俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶』岩波ジュニア新書 2021
共著・校訂
編集参考
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i 「藤田真一教授 略年譜 : 年くれぬままに何処へ」『國文學』第102巻、関西大学国文学会、2018年3月、1-17頁。
- ^ a b c “藤田真一名誉教授および藪田貫名誉教授が第55回大阪…|最新情報 一覧|大学広報・プレスリリース|関西大学について|関西大学”. 関西大学. 2022年12月20日閲覧。
- ^ a b c “藤田 真一 (Shinichi Fujita) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ 藤田真一. “蕪村俳諧遊心”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “藤田真一|講師紹介”. 伊賀市. 2022年12月21日閲覧。
- ^ a b c d “ウィズたからづか|国文学者 藤田真一さんと観る 富岡鉄斎没後90年 鉄 斎 ― 書簡が語る名作秘話 ―”. with-takarazuka.com. あさひ高速印刷株式会社. 2022年12月21日閲覧。