茨城県道248号八溝山公園線
日本の茨城県の道路
茨城県道248号八溝山公園線(いばらきけんどう248ごう やみぞさんこうえんせん)は、茨城県久慈郡大子町内の一般県道である。
一般県道 | |
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茨城県道248号八溝山公園線 | |
総延長 | 7.585 km |
実延長 | 7.585 km |
制定年 | 1989年2月16日 |
起点 | 茨城県久慈郡大子町 |
終点 | 茨城県久慈郡大子町 |
接続する 主な道路 (記法) |
茨城県道28号 |
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概要
編集茨城県の最高峰である八溝山の観光道路として、主要地方道大子那須線より分岐し、茨城県側の南斜面を八溝山頂に向かって登坂する延長約7.5キロメートル (km) の茨城県道の路線。近隣の一般道や福島県道377号八溝山線と共に、自動車で八溝山頂まで登山可能な道路の一つになっている。また、八溝林道とともに奥久慈里山ヒルクライムルートの一部になっている[1]。
路線データ
編集歴史
編集本路線は、1989年(平成元年)2月16日に腐沢林道が昇格して、起点を久慈郡大子町大字上野宮、終点を同町大字上野宮とする新たな一般県道として路線認定される。路線認定と同時に道路は供用されたが、この当時の道路状況は林道がそのまま県道へ昇格されたこともあり、最小幅員3.0 mの狭い悪路であったことがうかがえる[2]。この年以降、道路改良事業が進められ平成13年度までに起点側の区間(延長3.48 km)と終点側の区間(延長2.22 km)を先行して部分供用され、中間の通行不能区間は急峻な地形から道路整備は遅れ、永らく通行止めが続いてきた。 地道な道路整備工事は続けられ、2014年(平成26年)2月にようやく通行不能区間の道路を供用開始した[4][5]。 しかし、当日は2月初旬に降った記録的な大雪による積雪と倒木の影響により通行止めが余儀なくされており、遅れること翌月の3月20日に全線が開通している[6]。
年表
編集地理
編集本路線は、八溝山の腐沢沿いに登坂し、中腹で谷間から稜線へと急峻な地形を辿る。沿線には山頂の八溝嶺神社の他、山頂付近の中腹には坂東三十三観音霊場の第二十一番札所の日輪寺がある。
通過する自治体
編集- 久慈郡大子町
交差する道路
編集- 主要地方道大子那須線(久慈郡大子町大字上野宮字八溝・起点)
沿線
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
出典
編集- ^ “奥久慈里山ヒルクライムルート”. 茨城県県民生活環境部スポーツ推進課. 2022年9月3日閲覧。
- ^ a b c d “道路の区域決定(平成元年2月16日 茨城県告示第171号)・道路の供用開始(同日 茨城県告示第174号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第12号: pp. pp. 4,5, (1989年2月16日)
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 15
- ^ “一般県道八溝山公園線開通パンフレット(PDF)”. 茨城県土木部 大子工務所 道路河川整備課. 2014年12月30日閲覧。
- ^ a b “道路の供用の開始(平成26年1月30日 茨城県告示第84号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2559号: p. p. 24, (2014年1月30日)
- ^ a b “TOPICS”. 茨城県大子工務所. 2014年12月30日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “県道の路線の認定(平成元年2月16日 茨城県告示第170号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第12号: p. p. 4, (1989年2月16日)
- ^ “県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日)
- ^ “道路の区域の変更(平成15年2月27日 茨城県告示第266号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1444号: p. p. 6, (2003年2月27日)
参考文献
編集- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』(レポート)茨城県 。