茨城県道230号高萩友部線

日本の茨城県の道路

茨城県道230号高萩友部線(いばらきけんどう230ごう たかはぎともべせん)は、茨城県高萩市から日立市十王町友部に至る一般県道である。

一般県道
茨城県道230号標識
茨城県道230号高萩友部線
総延長 6.542 km
実延長 6.542 km
制定年 1965年2月12日
起点 茨城県高萩市
終点 茨城県日立市
接続する
主な道路
記法
国道461号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道230号高萩友部線
日立市十王町友部(2015年3月)

概要

編集

本路線は、高萩市安良川の安良川西交差点で国道461号より分岐して南方向に向かい、おおよそJR常磐線と並行して日立市十王町友部の十王駅付近で県道日立いわき線に接続する一般県道である。

路線データ

編集

歴史

編集

1965年昭和40年)、新たな一般県道として、高萩市大字安良川を起点とし、多賀郡十王町大字友部(現、日立市十王町友部)の終点まで至る区間を茨城県が県道路線認定した。1995年平成7年)に、整理番号変更により現在の整理番号230となり、現在に至る。

年表

編集
  • 1965年昭和40年)2月12日
    • 新規路線として、高萩友部線(高萩市大字安良川 - 多賀郡十王町大字友部)を路線認定[4]
    • 道路区域を、高萩市大字安良川 県道上高倉高萩線分岐から、多賀郡十王町大字友部 主要地方道日立勿来線交点まで(延長6,903 m)とし、供用開始[5]
  • 1971年(昭和46年)9月9日:起点の位置が、高萩市大字安良川字柳町の旧陸前浜街道交点[注釈 2]から、現在の大字安良川字横町(安良川西交差点)に移る[1]
  • 1981年(昭和56年)7月2日多賀郡十王町大字友部 - 同町大字伊師本郷に道路改良バイパス路(650 m)を供用開始[6]
  • 1988年(昭和58年)1月31日:多賀郡十王町大字友部 - 大字伊師本郷の区間のうち、旧道区間(660 m)を処分[7]
  • 1991年平成3年)4月4日:十王町大字友部(県北生涯学習センター前 - 十王郵便局前交差点)のバイパス道路が開通する[8]
  • 1992年(平成4年)8月13日:十王町大字友部(県北生涯学習センター前 - 十王駅(旧川尻駅)西口前 - 十王駅西交差点)の旧道が指定解除により町道に降格。終点が十王郵便局前交差点に移る[2]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号376から現在の番号(整理番号230)に変更される[9]
  • 2022年令和4年)7月28日:高萩市大字安良川字西ノ入(国道461号交点) - 同市大字安良川字岩本にバイパスを新設する道路区域を指定[10]

路線状況

編集

道路法の規定に基づき、高萩市安良川(安良川西交差点) - 日立市十王町友部(十王郵便局前交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[11]

道路施設

編集
  • 新花貫橋(しんはなぬきはし・花貫川)
    高萩市安良川 - 同市石滝の花貫川に架かる2径間鉄骨構造の桁橋。平成8年7月竣工。
  • 念仏橋(小石川、日立市十王町伊師本郷)
  • 桜橋(十王川、日立市十王町友部)

地理

編集

沿線は高萩市から日立市にかけて南北に延びる阿武隈高地(久慈山地)東側の裾野を通っており、カーブ・曲がり角や、緩やかな傾斜のある坂道が所々みられる。高萩市石滝地内の段丘崖では、通称「びんずる坂」とよばれるつづら折りの急坂がある[12]

通過する自治体

編集

交差する主な道路

編集

沿線

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 現在の安良川南交差点から約70m北側に位置する交差点。

出典

編集
  1. ^ a b 道路の区域変更・道路の供用開始・道路の供用廃止(昭和46年9月9日 茨城県告示第929・931号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5910号: pp. pp. 5–9, (1971年5月6日) 
  2. ^ a b 道路の区域の変更(平成4年8月13日 茨城県告示第1016号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第370号: p. p. 8, (1992年8月13日) 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 14
  4. ^ 県道路線の認定(昭和40年2月12日 茨城県告示第182号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5264号: p. p. 3, (1965年2月12日) 
  5. ^ 道路の区域決定・道路の供用開始(昭和40年2月12日 茨城県告示第186号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5264号: p. p. 4, 5–6, (1965年2月12日) 
  6. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和56年7月6日 茨城県告示第1025・1026号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6950号: pp. pp. 7–8, (1981年7月2日) 
  7. ^ 道路区域の変更(昭和58年1月31日 茨城県告示第139号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7112号: pp. pp. 6–7, (1983年1月31日) 
  8. ^ 道路の供用の開始(平成3年4月4日 茨城県告示第451号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第230号: pp. pp. 7–8, (1991年4月4日) 
  9. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  10. ^ 道路の区域の変更(令和4年7月28日 茨城県告示第796号)」『茨城県報』第327号、茨城県、8 - 9頁、2022年7月28日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2022/202207/n327.pdf 
  11. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 
  12. ^ 道路の通称名の案内標識 (道路標識). 茨城県高萩市石滝: 茨城県土木部.北緯36度42分04秒 東経140度42分14秒 / 北緯36.701183度 東経140.70378度 / 36.701183; 140.70378 (びんずる坂)

参考文献

編集

関連項目

編集

外部リンク

編集