茨城県道210号谷田部藤代線

日本の茨城県の道路

茨城県道210号谷田部藤代線(いばらきけんどう210ごう やたべふじしろせん)は、茨城県つくば市谷田部から同県取手市藤代に至る一般県道である。

一般県道
茨城県道210号標識
茨城県道210号谷田部藤代線
総延長 15.097 km
実延長 15.042 km
制定年 1959年10月14日
起点 茨城県つくば市
終点 茨城県取手市
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道210号谷田部藤代線
つくば市谷田部(2015年7月)
取手市椚木(くぬぎ)(2010年10月)

概要

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つくば市谷田部の茨城県道3号つくば野田線(不動前交差点)より分岐南下し取手市藤代までを結び、つくば市南部地域(茎崎町地区)を南北に縦断する延長約15kmの路線。つくば市境松から同市上岩崎までの道は細く、すれ違いに苦労するような部分もあったが、現在は拡幅工事が完了している。

路線データ

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歴史

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1959年昭和34年)10月14日、新たな県道として筑波郡谷田部町(現、つくば市)を起点とし、北相馬郡藤代町(現、取手市)を終点とする区間を本路線とする県道谷田部藤代として茨城県が県道路線認定した。 1995年平成7年)に整理番号210となり現在に至る。

年表

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  • 1920年大正9年)4月1日:現在の路線の前身である水海道竜ヶ崎線が路線認定される。[4]
  • 1944年昭和19年)6月14日:同じく谷田部相馬線が路線認定される。[5]
  • 1959年(昭和34年)10月14日
    • 現在の路線が路線認定される(図面対照番号221)[6]
    • 道路の区域は、筑波郡谷田部町大字谷田部の県道谷田部守谷線(現在はつくば野田線)分岐から北相馬郡藤代町大字藤代の県道藤代板戸井岩井線(現在の県道守谷藤代線にあたる)交点までと決定された[1]
  • 1964年(昭和39年)5月1日:筑波郡伊奈村大字城中 - 北相馬郡藤代町大字浜田を道路拡幅線形改良・供用開始[7]
  • 1986年(昭和61年)6月7日:北相馬郡藤代町大字下萱場 - 大字藤代の小貝川に架かる小貝橋を供用開始[8]
  • 1992年平成4年)3月2日:藤代町大字浜田 - 大字上萱場のバイパスを新設する道路区域(1.79 km)を指定[9]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号277から現在の番号(整理番号210)に変更される[10]
  • 1995年(平成7年)11月1日稲敷郡茎崎町大字上岩崎地内(上岩崎交差点付近)バイパス道路(約0.6km)が開通[11]
  • 2001年(平成13年)12月3日:藤代町大字藤代(旧国道6号・谷中本田交差点から一般県道守谷藤代線)まで旧道(416 m)が指定解除され、藤代町道へ降格[2]
  • 2002年(平成14年)3月7日:茎崎町大字上岩崎の旧道(620m)が指定解除され、茎崎町道へ降格[12]
  • 2004年(平成16年)3月22日:つくば市境松 - 同市駒込の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[13]
  • 2011年(平成23年)12月22日:つくば市境田 - 同市境松の狭隘区間(1.52 km)を2車線化拡幅する道路区域指定[14]
  • 2020年令和2年)4月1日
    • つくば市谷田部 - つくば市境松(県道19号交点)を、通行する車両の総重量の最高限度25トンの道路に指定[15]
    • つくば市谷田部 - つくば市境松(県道19号交点)を、通行する車両の高さの最高限度が4.1メートルの道路に指定[16]

路線状況

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道路法の規定に基づき、以下の区間は緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に新たに電柱を建てることが制限されている。

  • つくば市飯田(つくば市道交差) - つくば市境田(つくば市道交差)[17]
  • 取手市下萱場(取手市道交差) - 取手市萱場(取手市道交差:萱場交差点)[17]

道路施設

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小貝橋
  • 不動橋(常磐自動車道、つくば市谷田部)
  • 細見橋(西谷田川(牛久沼)・昭和54年9月竣工、つくば市細見-龍ケ崎市庄兵衛新田町 - つくばみらい市足高)
  • 小貝橋(小貝川、取手市)

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

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  1. ^ a b 道路の区域決定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百三号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  2. ^ a b 道路の区域の変更(平成13年12月3日 茨城県告示第1290号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1319号: p. p. 3, (2001年12月3日) 
  3. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 13
  4. ^ 茨城県報 第七百七十九号 大正九年四月一日 - 茨城県告示第百四十七号より
  5. ^ 茨城県報 第二千七十号 昭和十九年六月十四日 - 茨城県告示第四百十八号より
  6. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  7. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和39年5月1日 茨城県告示618・619・632・633号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5143号: pp. pp. 5–6, 10–11, (1964年5月1日) 
  8. ^ 道路の供用開始(昭和61年6月5日 茨城県告示864号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7455号: p. p. 8, (1986年6月5日) 
  9. ^ 道路の区域の変更(平成4年3月2日 茨城県告示第281号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第323号: p. p. 14, (1992年3月2日) 
  10. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日) 
  11. ^ 道路の供用の開始(平成7年10月30日 茨城県告示第1199号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第697号: p. p. 7, (1995年10月30日) 
  12. ^ 道路の区域の変更(平成14年3月7日 茨城県告示第220号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1344号: p. p. 21, (2002年3月7日) 
  13. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. pp. 9–14, (2004年3月15日) 
  14. ^ 道路の区域の変更(平成23年12月22日 茨城県告示第1350号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2346号: p. p. 22, (2011年12月22日) 
  15. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(令和2年3月30日 茨城県告示第327号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第92号: pp. pp. 15–16, (2020年3月30日) 
  16. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(令和2年3月30日 茨城県告示第328号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第92号: pp. pp. 16–17, (2020年3月30日) 
  17. ^ a b 道路の占用を制限する区域の指定(令和5年3月16日 茨城県告示第301号)」『茨城県報』第391号、17–20頁、2023年3月16日http://soumu.pref.ibaraki.jp/file/PDF/2023/202303/n391.pdf 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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